海事に関する記録
( 海事事件解決にむけ海事補佐人として携わった記録の抜粋です )
関係者への配慮から、解決・公表された事件は適宜固有名詞を挟みながら、
より具体的な記述・感想に努めたが、その他にあっては海事用語の解説程度に留めた。
1.世にもおぞましい海難事件
海難にまつわる紛議に関与すること20年に及ばんとする今日までに体験した最悪の事件である。
海難の規模は決して大きなものではないが、紛議の解決に向けての推移には目を
覆わんばかりの事態が露呈されている。
【事件番号】
神戸地裁・平成11年(ワ)第470号/大阪高裁・平成15年(ネ)第2336号/最高裁平成17年(受)第658号
(平成17年7月12日に本件上告 棄却・上告審として受理しないとの決定が下された/民訴法第312条第1項、第2項に当たらない)
後続の姉歯偽装事件に類似する海事版ではとの思惑はあっさり棄却された。
= = いずれ経緯が明らかにされるであろう = =
2.奇妙に糸のもつれた海難死亡事件
海難審判裁決済みなるも・・・・ マリン・レジャーの警鐘となるか?