♪ 禁じられた恋の島
【MEMO】
1963年 公開
『禁じられた恋の島』(原題: L'Isola Di Arturo )は、1962年に制作されたイタリア映画である。
1962年のサン・セバスチャン映画祭で最優秀映画賞を獲得した。
ナポリ湾の離れ小島を背景にして思春期の多感な少年の愛と苦悩を描いたエルザ・モランテの小説の映画化。
プロチーダ島の16歳のアルトロは父のウィレムと二人で暮らしていたが父は島を出ると容易に戻ってこなかった。
そんな父が突然若い妻ヌンチアータを連れて島に戻って来た。しかしウィレムはまた島を出て行く。残された二人
の生活が始まりやがてアルトロはヌンチアータに恋心をいだいてしまう。そんな時ウィレムが脱獄囚を連れてきて
家にかくまう。アルトロはそんな父親に失望してヌンチアータへの愛も捨てて一人島を出る。
哀愁をおびた主題歌の『禁じられた恋の島』はカルロ・ルスティケッリの作曲によるもので、映画ではタイトルバック
のほか全編で効果的に使われていました。映画のサウンドトラックは彼の楽団によるものですが、レコードとしては
小鳥のさえずりの入ったカルロ・ルスティケッリ楽団の主題歌がリリースされました。
日本ではエリオ・ブルーノ楽団で爆発的なヒットとなり、またフィルム・シンフォニック楽団のレコードも発売されて
いる。