♪「ロール・オーバー・ベートーヴェン(Roll Over Beethoven)
【解説】
本作は1963年11月22日に発売された2作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』のB面1曲目に収録された。
リード・ヴォーカルはジョージ・ハリスン。
ビートルズは他の多くの若者同様、当時アメリカからもたらされる新しい音楽“ロックン・ロール”に感化されていた。
特に彼らが気に入っていたミュージシャンはエルヴィス・プレスリー、バディ・ホリー、リトル・リチャード、そして本作の作者であるチャック・ベリーといった
アメリカのロックン・ロールの先駆者であった。
デビュー以前にこの曲のヴォーカルを担当していたのはジョン・レノンだったが、1962年からはジョージの定番曲となり、
以後もライヴでは必ずジョージが歌った(ジョージの1991年の日本公演でもこの曲はクライマックスの一つであった)。
英米共にシングル・カットされていないにも関わらず、ビルボード誌のシングルチャートに登場したエピソードもある。
ただし、日本で「ツイスト・アンド・シャウト」がシングル・カットされた際、B面に収録された。