サブタイトル

♪涙の乗車券(Ticket To Ride)

【解説】

本作は1965年4月9日にイギリスで発売された9枚目のオリジナル・シングル曲である。レノン=マッカートニーの作。実質的にはジョン・レノンの作品とされる。
リード・ヴォーカルはジョン。ヴァースからサビ、ブリッジに至るまで、ほぼ全編にわたってポール・マッカートニーがハーモニーを付けている。 リードギターはポール・マッカートニー。ただしイントロからのギターリフはジョージ・ハリスンの12弦ギターによるものである。
ユニークなつっこみ気味のドラム・パターンはポール・マッカートニーのアイデアといわれている。ドラム、ギターのイントロとともに、当時としてはヘヴィーなナンバーである。 1980年、ジョン・レノンは「これはぼく。ヘヴィ・メタル・レコードとしては、最も早いもののひとつ。「リンゴのドラムはポールのおかげだ。」と語っている。
タイトルはイギリス・ワイト島にライド(Ryde)というフェリー港があり、"Ticket to Ride"はそのフェリー港までの切符"Ticket to Ryde"にかけた洒落である。
「涙の乗車券」は1965年4月にシングル盤としてリリースされた後、同年8月にリリースされたアルバム『4人はアイドル』にも収録された。 映画『ヘルプ!4人はアイドル』でもスキーのシーンで使用された。

シングル盤は1965年4月9日にリリースされ、イギリスで58万枚、アメリカでも50万枚以上のセールスを記録した。 イギリスのメロディーメーカーで5週連続第1位を記録、アメリカのビルボード誌では、1965年5月22日に週間ランキング第1位を獲得した。 ビルボード1965年年間ランキングでは第31位だった。キャッシュボックス誌でも1週だけ第1位を獲得し、年間ランキングは36位。
B面は「イエス・イット・イズ」。こちらはビルボード最高位46位を記録している。

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