♪プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)
【解説】
クレジットはマッカートニー=レノン。実質的にはレノンの作った楽曲である。リード・ヴォーカルはジョン・レノン。
また、ハーモニカ(クロマチック・ハーモニカ)をジョン、ジョンおよびジョージ・ハリスンはギター、ポールはベース、リンゴ・スターはドラムスを演奏している。
またジョージとポールはコーラスも担当している。
「プリーズ・プリーズ・ミー」というタイトルは一種の言葉遊びになっている。
最初の"Please"は「どうぞ〜」と副詞的に遣われていて、2番目の"please"は「〜を喜ばせる」という他動詞の意味で使われている。
よって日本語訳では「どうぞ僕を喜ばせて下さい」という意味になる。
ジョン・レノンはpleaseを別の意味で2度用いるレトリックのアイデアを、ビング・クロスビーの楽曲"Please"から得ている
("Please"の歌詞の"Please lend your little ear to my pleas"という部分で、「プリーズ」は別の意味で2回使われている。)。
発売は1963年1月11日。B面は「アスク・ミー・ホワイ」。シングルはイギリスのレコード・リテイラー、ミュージック・ウィークでは最高2位。
メロディー・メイカーで2週連続1位。ニュー・ミュージカル・エクスプレスで3週第2位。イギリスでは35万枚のセールス記録。
アメリカのビルボード(Billborad)誌では、1964年3月14日に、週間ランキング最高位の第3位を獲得。ビルボード誌1964年年間ランキングでは第36位。
『キャッシュボックス』誌でも最高3位を記録し、年間ランキング37位。尚、B面には、イギリスでは3枚目のシングルとなった「フロム・ミー・トゥ・ユー」が収録された。
アメリカでは100万枚以上のセールスを記録している。