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♪ヘイ・ジュード(Hey Jude)

【解説】

「ヘイ・ジュード」("Hey Jude")は、1968年8月にイギリスで発表した18枚目のオリジナル・シングル曲である。
1970年2月にリリースされたアメリカ・アップル・レコードのコンピレーション・アルバム『ヘイ・ジュード』に収録され、 同アルバムは1979年にはイギリスでも発売された。
シングル盤は1968年にビートルズ自身が設立したアップル・レコード初のシングルとして同年8月30日にイギリスでリリースされた。 『ビルボード』(Billboard)誌では、1968年9月28日に週間ランキング1位を獲得、9週間連続1位に。同1968年年間ランキングでも第1位であった。 この1位は1964年の「抱きしめたい」("I Want To Hold Your Hand")に続くものであり、ビルボード誌年間ランキング第1位を2度獲得したのは、 同誌史上初めてのことであった。『キャッシュボックス』誌では連続7週第1位を記録し、年間ランキングでも第1位を獲得している。 イギリスでは「ミュージック・ウィーク」誌で、2週連続最高位第1位を獲得している。
B面の「レボリューション」は『ビルボード』誌で最高位12位、年間ランキング78位。『キャッシュボックス』誌では最高位11位、 年間ランキング98位を記録している。
アメリカだけで400万枚以上、イギリスでは90万枚以上を売り、全世界では1,300万枚のセールスを記録。 世界歴代シングル売上第4位(ギネス・ワールド・レコーズ認定による)とされる。
尚、R&Bシンガーのウィルソン・ピケットのバージョンもリリースされているが、こちらは、ビルボード誌最高位23位、全英では 最高位16位を記録している。
レノン=マッカートニー作。実質的にはポール・マッカートニーの作った楽曲である。リード・ボーカルはポール。
ポールはピアノ、後半リフレイン部分のオーケストラの指揮も担当している(オーケストラ・アレンジはプロデューサーのジョージ・マーティン)。
7分を超える演奏時間は当時のポップスとしては異例の長さで、後半(曲全体の半分以上)で「na na na,na na na na... Hey Jude」のリフレインを 延々と繰り返している(このリフレインの合唱及び手拍子は、この後半部を演奏したオーケストラ・メンバー36名によるものである)。
ジョン・レノンと当時の妻・シンシアの破局が決定的になった頃、ジョンの長男ジュリアン(当時5歳)を励ますためにポールが作った曲と言われている。 実際にこの曲は当初、"Hey Jules" (Jules はジュリアンの愛称)として構想されていたとポールは語っている。 一方、ジョンは(オノ・ヨーコに夢中だった時期だからか)「自分への歌(と聴くことも出来る)」と発言している。 またジョンは、婚約者ジェーン・アッシャーから婚約を一方的に破棄されたポールの、ポール自身に宛てた無意識のメッセージではないか、 とも考えていた。これについては、ポールは否定している。

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