♪フロム・ミー・トゥ・ユー(From Me To You)
【解説】
イギリスでは大ヒットし、1963年5月、全英チャートでは初の1位を獲得、7週間連続1位を維持している。
このシングルから飛躍的にセールスを伸ばし、イギリスでは70万枚以上のセールスを記録した。
B面は「サンキュー・ガール」。アメリカでは、1963年に一度リリースされている。その時は「ビルボード」誌で最高116位だったが、
1964年、ビートルズ旋風が吹き荒れる中、「プリーズ・プリーズ・ミー」のB面として再リリースされた。
『ビルボード』誌、『キャッシュボックス』誌ともに最高位第41位を記録している。
レノン=マッカートニーの作品(ただしリリース時には (McCartney - Lennon)という並びでクレジットされていた。)。
ヴォーカルはジョン・レノンとポール・マッカートニー。
ハーモニカ(ステレオ・ミックスではイントロ部分のハーモニカはカットされている)はジョン。
ライブではイントロ、アウトロのハモニカは省略、ジョージのギターのみ。
この時代人気があった、女性シンガーヘレン・シャピロと一緒にまわったコンサートの終了間際にジョン・レノンとポール・マッカートニー
によって作られた。曲としては、ラヴ・ソングというよりはファンに対する感謝の意味がある。
サビの部分にG+5を使い初期のビートルズらしいしゃれた雰囲気を出している。
「ツアー移動中のバスの中で暇つぶしに書いた」とはジョンとポールの弁。
ジョン曰く「あまりにブルース調過ぎるので最初は発表しないつもりだったが、
ハーモニカを加えてビートルズらしくなったのでシングルで出すことにしたんだ」とのこと。
ポールは「ミドル(サビ)の部分でマイナー(Gm7)に変るんだけど、これは大きな進歩だと思った」と語っている。