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   Coffee Break     with Me

 懐かしのポップス(邦楽) Old favorite pop (Western music)

♪色づく街 南 沙織

ミュージック   music      
 

バナースペース


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 1973年 発売

 南 沙織(1954年7月2日)、本名:篠山 明美(旧姓:内間)。

1971年の春、本土復帰前の沖縄から母親と二人で上京。CBS・ソニー社長との顔合わせを経て、デビューに向けたプロジェクトが開始された。 レコード・デビューまでわずか3ヶ月足らずというその過程について、作詞家の有馬三恵子は、「あんなにスムーズに新人歌手をデビューさせられた例は、他にない気がする」と語っている。
そして「詩心を大いに刺激した」という南のために書かれた詞の中から、「17才」がデビュー曲として採用され、6月1日に「ソニーのシンシア」のキャッチフレーズを持って歌手デビュー。約54万枚の大ヒットとなった。なお芸名については有馬の進言により、レコード会社内アンケートで決まりかけていた名前が変更され、七夕の織姫に因んだ「沙織」とされた。
デビュー時の南沙織のインパクトについては、写真家・篠山紀信(のちに結婚)が「彼女の登場は、返還を目前とした沖縄のイメージ・アップのための国策歌手かと思ったくらい良かった」と述懐している。

1971年暮れの第13回日本レコード大賞で新人賞を受賞。さらに、デビューしたその年にNHK『第22回NHK紅白歌合戦』に初出場。ブロマイドも、1971年、1972年の年間売り上げ実績では第1位を獲得している。また、同時期にデビューした小柳ルミ子・天地真理らと共に "三人娘" と括られることもあり、当時のアイドルの代表格であった。