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   Coffee Break     with Me

 ザ・ビートルズ  THE BEATLES

♪Abbey Road  

Side A
 1.Come Together (Lennon - McCartney)
 2.Something (Harrison)
 3.Maxwell's Silver Hammer (Lennon - McCartney)
 4.Oh! Darling (Lennon - McCartney)
 5.Octopus's Garden (Starkey)
 6.I Want You (She's So Heavy) (Lennon - McCartney)

Side B
 7.Here Comes the Sun (Harrison)
 8.Because (Lennon - McCartney)
 9.You Never Give Me Your Money (Lennon - McCartney)
10.Sun King (Lennon - McCartney)
11.Mean Mr. Mustard (Lennon - McCartney)
12.Polythene Pam (Lennon - McCartney)
13.She Came in Through the Bathroom Window (Lennon - McCartney)
14.Golden Slumbers (Lennon - McCartney)
15.Carry That Weight (Lennon - McCartney)
16.The End (Lennon - McCartney)
17.Her Majesty (Lennon - McCartney)

ミュージック   music      
 

バナースペース


BACK


1969年初頭からのアルバム『ゲット・バック』のためのセッションが失敗に終わった後、バンドの解散が意識される状況で制作されたアルバムである。ポール・マッカートニーは、「昔のように、かつて自分たちがそうしたように」ビートルズのアルバムを制作することをプロデューサーのジョージ・マーティンに提案、マーティンは、「彼らが以前行った方法」で出来るのであれば、と同意した。

上述の『ゲット・バック』は、本作の完成後、1970年に入ってフィル・スペクターの再プロデュースの下、一部の追加録音やオーケストラのオーヴァー・ダブが行われ、『レット・イット・ビー』として発表された。このような経緯から、本作はビートルズの事実上のラスト・アルバムと呼ばれることも多い。

本作の特色は、B面の大部分を占めるメドレーである。このB面のメドレーについて、ポールとリンゴは「B面のメドレーは僕らの最高傑作のひとつ」と発言しているが、ジョンは「A面は良いけどB面はちょっとね。あれはジャンク(ガラクタ)を集めただけだと思うよ」といささか否定的である。

ローリング・ストーン誌では、「本作のB面のみで、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に匹敵する」と評された。イギリスの「ミュージック・ウィーク」誌では、計17週間第1位を獲得。アメリカの「ビルボード」誌では、計11週間第1位を獲得し、1970年度年間ランキング第4位を記録している。「キャッシュボックス」誌では、14週間連続第1位獲得し、1970年度年間ランキング第5位を記録している。アメリカだけで1,200万枚以上のセールスを記録し、全世界では2,900万枚以上のセールスを記録している。EMIレコーディング・スタジオはこのアルバムの大ヒットをきっかけにビートルズに敬意を表して「アビー・ロード・スタジオ」と改称した。