モーニング娘。について


最初に断っておきますが、私はモーニング娘。の盲目的なファンではありません。ただ私にとってはとても興味のある人々です。
では、好きか嫌いかと言われると、大好きです。私が彼女たちに対する思いを伝えていきたいと思います。

更新日 項目 コメント
01/02/17 共感ということ。
モーニング娘。と猿岩石には共通点がある。猿岩石が世界放浪の旅をしているのをテレビで見た藤井フミヤが感動して贈った曲「白い雲のように」はオリコンで第2位をとり、79万枚の大ヒットになった。世界ヒッチハイクをしている姿がテレビ視聴者の共感を得たことが大きい。モーニング娘。も5万枚売らなければならないというセミドキュメントが視聴者の共感を得、デビューにつながった。もちろんテレビが仕掛ければすべて当たるという物ではなく、視聴者は気まぐれであるから、本当に共感を得るのは難しい。そういう面で、モーニング娘。はスタートからお茶の間に認知されたのである。プロデューサーのつんくは、その瞬間、たぶんイケルと思ったに違いない。「受け入れられる」ということは、まぎれもなく才能である。その点、スタートの5人は、まず芸能人としての才能があったと思う。ちなみにデビュー曲の「モーニングコーヒー」の映像をほとんどビデオに残してない。私としてもこんなに売れるとは思っていなかったらしい。
01/02/18 胸キュン。
女性アイドルに要求されることは、彼女たちのけなげさに胸がキュンとなることではないでしょうか? 守ってあげたいシンドロームですね。古くは麻丘めぐみ、浅田美代子あたりですかね。今は2人とも立派な熟女女優ですね。「モーニングコーヒー」でデビューした頃のモーニング娘。は、その楽曲の切なさとともに、妙に胸キュンとした存在でした。この路線でいけば、おそらく程々のアイドルで収まっていたはずですが、プロデューサーつんくは衝撃的(ASAYAN的な表現だな)な展開を用意していました。
01/02/20 路線変更
初期の路線は現在のタンポポがおおむね引き継いでいるが、デビュー曲「モーニングコーヒー」は好評であったにもかかわらず、モーニング娘。は大きく路線変更をしていく。メンバーの増員、ディスコ調のアップテンポな新曲がそれである。私が注目し始めたのも2曲目の「サマーナイトタウン」からであるが、新メンバーの3人はなぜいるのかわからないぐらい存在感が希薄であった。そういえば、「ハッピーサマーウェディング」のときも新メンバーの4人も、後ろで踊っているだけだったが、この時の3人はもっと目立たなかった。私もメンバー増員の意図が見えなかった。この曲はスマッシュヒットしたが、実際は大ブレイクに向けての導火線だったような気がする。本当の意味での8人の出発は、3曲目の「抱いてhold on me」からという感じがする。
01/02/22 ブレイク
3曲目の「抱いてhold on me」でモーニング娘。は大ブレイクする。レコード大賞最優秀新人賞をとり、紅白歌合戦にも初出場した。この頃のモーニング娘。は、安倍なつみと福田明日香のフロントツインボーカルが売り物で、特に福田明日香の中学生とは思えない堂々とした歌いっぷりは印象に残った。この頃から、歌番組のトークコーナーで視聴率が上がる現象が起こったらしい。福田明日香は、ダウンタウンのまっちゃんに「焼きぎんなん」と言われてましたね。とにかく第1期黄金時代と言えます。現在ミニモニ。のリーダーで活躍中の矢口真里が頭角を現したのもこの頃です。しかしこの後、モーニング娘。の定番とも言える衝撃的な大事件が起こります。
01/02/26 逆境をバネに
モーニング娘。の定番は逆境(ピンチ)です。最初から逆境の連続でしたが、本当の意味での、最初の逆境は、福田明日香の脱退だと思います。人気うんぬんで言えば、他のメンバーと大差は無かったと思いますが、曲のクオリティを上げる中心的な役割になったのは、彼女の歌声だったと思います。しかし、モーニング娘。はこの逆境をバネに「Memory青春の光」というすばらしいバラードをリリースします。また本格的な全国ツアーが、福田明日香の引退興行とぶつかったこともあり、「モーニング娘。伝説」第1章というべき時代でした。福田明日香がどれくらい大切だったかというと、脱退後のシングルの低迷が物語っていると思います。
01/03/07 大ブレイク
「真夏の光線」も「ふるさと」も、すごく良い曲でした。しかしセールスが伴わない。50万枚売って当たり前となったビッググループの娘。達は、きついノルマがかわいそうでした。でも彼女たちは、決してくすぶっていたわけではなく、むしろ大爆発を抑えていたような気がします。実際、セールスは大ヒットとは言えなかったこの2曲においても、テレビ露出は好評(視聴率が良いということ)で、ASAYANなんか娘。一色でした。そんななか爆弾の導火線に火をつける13歳の少女が現れました。最年少の福田明日香を失って半年後、最年少の後藤真希が加わったのです。夏から秋にかけてのASAYANは、娘。一色、ことさら「後藤真希」一色になりました。このときに視聴者は、原点の、「応援したい」気持ちに戻ったんだと思います。かくして、どこかで聴いたことのある(笑)ような曲「LOVEマシーン」は発進しました。この曲でモーニング娘。の支持層は一気に変貌をとげました。CDの最大の購買層である女子中高生の支持を得れば怖い物なしです。157万枚(オリコン調べ)の大ヒットになりました。今の音楽業界で、女性にうけることは不可欠です。男性にしか受けない女性アイドルは寿命が短い。そういった意味で、この曲のヒットでモーニング娘。はスーパースターの階段を上りはじめたともいえます。さらにうれしい誤算?として、子どもの支持まで得てしまった。男性からも勿論愛されてましたから、まさに平成のピンクレディ状態と言えるでしょう。そこまでセールスでどっこいどっこいだった、かつてのおニャン子クラブを、いろんな意味で突き抜けたのは、この曲からでしょう。作者が、本格的に注目し始めたのも、この時期からです。しかし「LOVEマシーン」には宴会等で、お世話になりました。こんなにみんなで踊れたのは1978年のピンクレディの「UFO」以来ですね。
01/03/08 大幅なメンバー
チェンジ

この記事を書いているとき、中澤裕子脱退のニュースが入った。モーニング娘。の初期メンバーでもありリーダーでもあった中澤裕子の離脱はショックが大きい。しかしながら、モーニング娘。は「LOVEマシーン」以来同じメンバーでシングルをリリースすることがほとんどなく、そういう面では「I WISH」と「恋愛レヴォリューション」が2曲続けて同じ10人で歌われたことのほうが珍しい。したがって、ことの是非は、おいとくとしても、モーニング娘。方法論としては決して珍しいことではない。しかし「LOVEマシーン」後の石黒彩の脱退、「恋のダンスサイト」後の新メンバー石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美、加護亜依の加入、「ハッピーサマーウェディング」と同時に市井紗耶香脱退、そして今回の中澤裕子と、息もつかせぬ怒濤の展開である。しかし激しいメンバーチェンジを繰り返した2000年は世間でモーニング娘。を知らない人がいなくなる状態、つまり、モーニング娘。が国民的アイドルになった年でもあった。
01/03/20 ユニットの功罪
モーニング娘。は発足以来、数多くのユニットを作っている。中澤ゆうこ(ソロ)、初代タンポポ、初代プッチモニ、黄色5、青色7、あか組4、2代目タンポポ、2代目プッチモニ、ミニモニ。、後藤真希(ソロ)と分派活動が忙しい。このユニットの意味を作者なりに分析したいと思う。
まず「タンポポ」は初代モーニング娘。の流れを継いでいるという面で間違いないだろう。大きな期待をかけられている本体では、実験的な楽曲は不可能だろうから、マーケットリサーチの意味を込めているのかもしれない。歌詞も、かわいらしい乙女の歌が多く、良いユニットですね。
次に「プッチモニ」は非常に斬新で、冒険心にあふれていると思う。それは、モーニング娘。の中で最も個人セールス力のある後藤真希がメンバーにいることと無関係では無いはずだ。あとは、後藤真希と吉澤ひとみのスキルアップに貢献している。まあハロープロジェクトというコンサート自体が、新メンバーのスキルアップにつながっているやに、つんくPが言ってましたね。
最後に「ミニモニ。」ですが、作者は、小学生のファン獲得のためのユニットだと思っています。CDのジャケットも、ひらがなだし、狙いはそこでしょう。ただ背が低いだけではなく、加護亜依と辻希美の才能と将来性に目をつけた矢口真里こそ、このユニットのMVPですね。
気になるのは、後藤真希のソロデビューです。作者は、後藤真希の個人セールス力を測っているような気がするのですが、いかがでしょう。もちろんスキルアップもあると思いますが。
01/04/23 個人セールス力
モーニング娘。のファンとすれば掟破りの内容ですが、冷静に見るという面で、モーニング娘。の個人ごとのセールス力をはかってみようと思います。まず後藤真希は、個人で30万枚は基礎票を持っていますね。次にミニモニ。が(あえて)3人で20万枚くらいでしょう。残りの5人では、残念ながら合わせて数万枚というところでしょう。これと別に、モーニング娘。本体の基礎票が10万票くらいあります。したがってモーニング娘。の基礎票は60万枚+αというところでしょうか。セールスの戦略という面で、昨年の曲では「I WISH」が苦戦しています。私は個人的には大好きな曲です。良い曲でしたが、選挙風に言うと、基礎票が固められませんでした。なおかつ浮動票(小中学生の女子)が取り込めませんでした。購買層をはずした感じです。これに対し、基礎票と浮動票をきっちり固めて、結果を出したのが「恋愛レヴォリューション21」でしょう。さらに考えると、セールスとしてもっとも浮動票が取り込めたのは、実質、ミニモニ。でしょう。恋のダンスサイト以降、実質的には最大の成功作であると言えます。したがって、後藤真希の「愛のバカやろう」も30万枚をどれだけ超えれるかで、本当に売れているかどうかわかります。
01/09/03 また、増えた!
久しぶりに更新なんですが、またモーニング娘。が増えました。今度は4人増えて、13人です。中1、中2、中2、中3だそうです。今回の、つんくpの狙いは、今までの娘。に無い人材ということでしょう。今回は血液型B型が2名加入しました。モーニング娘。は、加護のAB型を除いてすべてAかOだったわけですから、これは事件なわけです。ただ効果のほどはどうなんでしょう。今月は、ミニモニ。、後藤真希と新曲ラッシュですが、推移を見守りたいと思います。しかし「ザ☆ピース」はなかなか良い曲なのに、売り上げが伸びてませんね。固定ファンは多いが、浮動層は、うつろいやすいですもんね。いずれにせよ、しばらく目が離せません。(これがつんくpの一番の狙いでしょう)
02/08/03 終了!!
ここ1年、モーニング娘。への興味が急速に薄れてきた。一番のポイントは、発展途上でなくなったこと。LOVEマシーン以来のファンは、、基本的にASAYANの視聴者であったはず。その中で、金髪美人のスーパー中学生の後藤真希が、夏先生に特訓されて、ステップアップしていくシーンに共感を覚えたと。でもこの作りは、1回目のシャッフルユニットあたりで終わっちゃいましたね。あとは、BIGになって惰性で流れていく感じになりました。そして予定調和にして緊張感の無い第5期メンバーに至っては、ただの穀潰しです。金が儲かるところに亡者が集まるというべきか。そして、今回の後藤真希の脱退。少なくとも、後藤なしで、LOVEマシーン、恋のダンスサイト等は成立しないわけですから、コンサートで二度と歌って欲しくないですね。というわけで、このコーナーも終了です。ちなみにソロの後藤真希もさして興味がありません。


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