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U.経営とは
経営者の仕事とは、当然ながら、経営をすることです。では、経営とはいったい何でしょう。
経営の「経」は、筋道、道理といった意味があります。経営の「営」は、事業を営むことです。つまり、経営とは、正しい道理により事業を営むことと言うことができます。
道理とは、自然界や人間社会の成り立ちを司る普遍的な法則や原則のことです。道理が人を支配することがあっても、人が道理を支配することはできません。人が支配できない「理」こそが道理だからです。なので、経営者が身勝手な考えで事業を行うことは、経営とは呼べません。
経営者の私欲や自己都合で事業を行っても、短期的には上手くいっているように見えるがあります。実際、商売上手な者が事業で多くの利益を得て、あたかも成功しているように見えることはよくあります。
しかし、私欲や自己都合だけで事業を行うことは、早かれ遅かれ、周囲との信頼関係を傷つけ、その事業は行き詰まることになるでしょう。なぜなら、世の中は、道理により、無数の他者とのつながりの中でしか成立しえないので、ご縁のあるあらゆる人やモノとの関係性をより良くすることが大切になるからです。
企業においては、経済活動を通じて、お客様・従業員・取引業者・銀行・株主・地域社会等々の関係者、そして経営者が相互に継続的に貢献し合い、適切に利害が調整されることが道理にかなう経営と言えるのではないでしょうか。
だからこそ、経営者は、正しい道理により事業を営む、つまり、「経営」をする責任があるのでしょう。その責任を全うすることこそが、幸福な経営を実現することにつながるのでしょう。
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