梅雨入り間近ですが、雨の季節でも楽しめるのがアジサイですね。開花日が梅雨入りの時期とも重なり、雨の中でも花が生き生きと咲き誇るので、アジサイは雨が似合う花とされています。
アジサイは英語名で「ハイドランジア」といい、「水の器」という意味だそうです。アジサイは体内に多くの水を蓄えていることから名付けられたそうです。生きていくために雨の多い天候までも利用しているのですね。
アジサイは日本から世界中に広がった園芸植物の一つで、日本に元々自生していた「ガクアジサイ」がその母種だそうです。そのガクアジサイが西洋で品種改良され、「西洋アジサイ」として世界中で広く普及したといわれています。日本の花が海外に渡り世界中の人に愛されているのは、日本人としても誇らしく思えます。
現代社会は物質的に豊かになりましたが、それが当たり前になりすぎて、かえって、人々の不平不満も多くなったような気がします。
アジサイのように、あるがままの気候環境を受入れて、それを利用し物心ともに豊かに生きていく、そんな自然の摂理にかなった生き方が、日本から世界中に広がってほしいと願う今日この頃です。
2025.06.01
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