今年は「うるう年」です。うるう年とは、通常は2月28日までしかない2月が29日までになる年のことです。うるう年は4年に一度訪れ、一年が366日になります。

　うるう年ができたのは、実際の季節と暦がずれてしまうのを調整するためです。地球が太陽の周りを公転する周期が、365日ちょうどではなく、それよりも約1/4日長い365.2422日(365日5時間48分46秒)かかることによります。

　では、うるう年に生まれた人は、4年に一度しか年齢が増えないのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。日本では「年齢計算に関する法律」によって、年齢を計算する際は出生日を初日に入れることが定められていますので、2月29日生まれの人は、「2月28日24時」に一つ歳をとることになります。残念ながら、4年に一つしか歳をとらないということにはならないようです。年齢は全ての人が平等に重ねていくのが自然の摂理なのでしょう。

　うるう年で増えた2月29日の一日をありがたく有意義に利用したいものです。しかし、2月29日に限らず、何月何日であろうと、二度と戻らないかけがえのない一日でありますので、毎日毎日を一所懸命に生きなければと思いをいたす今日この頃です。

２０２４.０２.０１