猛暑が世界を襲っています。日本でも、各地で40℃に迫る気温が観測され、連日、多くの自治体で熱中症警戒アラートが出されています。
世界気象機関(WMO)などは、2023年7月の世界の平均気温が観測史上で最高となる見通しだと発表しました。猛暑は世界各地を襲う熱波の影響が大きいといい、人々の健康や経済に与える影響への懸念が一段と強まっています。国連のグテレス事務総長は、この発表を受け、熱波や洪水、山火事などにつながる「異常気象がニューノーマル(新常態)になってしまっている」と警告しました。
気温上昇による山林火災・干ばつ・洪水・豪雨などの災害が世界各地で多発して、インフラ、ライフライン、農業を中心とする産業に大きな打撃を与えています。特に社会的に弱い立場に置かれている人々ほど深刻な状況に追いやられています。
この災害リスクの高い猛暑を前にして私たちにできることは何なのでしょうか。まずは、自分の身を自分で守ること、そのために正しい情報に基づいて健康リスク、災害リスクに備え、適切な行動をとることでしょう。
また、弱い立場に置かれた被災者に様々な支援の手を差し伸べることは、社会の一員として大切なことでしょう。
そして、温暖化対策として省エネルギー設備の利用、クリーンエネルギーの普及を促進することは、未来に向けて私たちの責務ともいえるでしょう。
日本が世界で気候災害リスクの軽減に貢献するために、日本の得意とする省エネルギー技術、クリーンエネルギー技術で、さらなるイノベーションを起こし、日本が地球に優しい持続可能な社会を支えるリーダーになれることを願ってやみません。
2023.08.01
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