7月7日は「七夕」です。一年に一度、織姫と彦星が出会うと言われている日です。七夕の夜には、笹の葉に短冊をつるして、星に願い事をする風習があります。織姫にあやかり、はた織りなどの手芸の上達を願う儀式である中国の「乞巧奠(きこうでん)」という風習がその由来とされています。
我々は古来から、星に願いをかけることで、暗闇の先に光輝く星を見出すことと、克服すべき課題の先に夢や希望を見出すたことを、オーバーラップしてきたのかもしれません。
願い事をするだけで願いが叶うことはないでしょう。自分が真に実現したい願いはなにかを考え、その願いを強く念じ、その願いに近づくためにすぐにできる行動を始め、正しい行動を日々積み重ねて習慣にし、その習慣から充実感を見出すことができるようになれば、おのずと願いが近づいて来るのではないでしょうか。
千里の道も一歩から、まず強く願うことが始めの第一歩となり、人をそのための行動に導き、願いも実現が可能となるのではないでしょうか。
七夕の時節にあたり、争いに明け暮れる我々大人たちが、童心を取り戻し純真な心で星に願いをかけられる人間になれるよう、星に願う今日この頃です。
2023.07.01
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