10月24日のロンドン外国為替市場の円相場で、対ドルで一時1ドル＝90円台を記録しました。1995年8月以来、13年ぶりの円高ドル安水準です。
10月27日の東京株式市場では、日経平均が2003年4月28日に付けたバブル後最安値7607円88銭を下回り、1982年10月以来、26年ぶりの安値水準となる7162円90銭で取引を終えました。
収まらぬ金融市場の混乱が実体経済に重大な影響を及ぼす事を懸念する声が日増しに大きくなっています。現実に企業の大型倒産も再び増加しているようです。
しかし、「危機は好機なり」といいます。ライバルの危機は自社の好機であり、自社の危機は自社の改革の好機であると捉えて、前向きに戦略を打ち立てていく姿勢と、どんな時代でも力強く生き抜いて行くという気概が、混迷の時代の経営者に求められているのではないでしょうか。
