Business Forum Kobe 21
トップページ >月刊コラム

【温故知新】
中国の古典、"論語"の中に「故きを温ねて新しきを知る」という言葉があります。「歴史や先人の知恵を探求すれば、今に活かせる新しい知恵知識の発見がある」という意味です。
 人間は経験を重ねることで知恵知識を広げ、かつ、人格を成長させる事が出来ますが、所詮、人一人が経験できることには限界があります。また、多くを経験できても、それまでに長い歳月が掛かってしまうと、その経験を活かす機会が無くなってしまします。
 しかし、歴史や先人の知恵に学ぶことにより、自分では経験しえない幾多の時代にも渡る無数の人々の無限の経験を知恵知識として吸収することができます。しかも、悠久の時代を乗り越えてきた先人の教えには、信頼性、客観性、本質性が備わっています。
 このことに「故きを温ねる」本当の意味があるのではないでしょうか。我々も新旧とらわれず、本当に価値のある情報を発信し続けたいと思います。

(2007.11.01)

Copyright (c) 2006 Business Forum Kobe21 All Rights Reserved.