どことなく『おとぼけさん』。
で、この生き物は、いったい何なのでしょうか?

さて、ぐるりと町を一周して、ドゥカーレ宮殿の前に戻ってきました。サン・ステーファノ門の前にバールがあったので、そこで休憩をしようかと・・・。あれ?インフォメーションセンターの扉が開いているじゃない!。もう、町の観光は済ませてしまっているんだけれど、駅への戻り方を知りたいので、地図をもらいに行きます。町のモニュメント、レストラン等の一覧が付いた地図と、ドゥカーレ宮殿のパンフレットをくれました。ちなみに、ドゥカーレ宮殿は一部が公開されています。

もらった地図を見ていると、あれ???。ツーリストインフォメーションの開館時間は、9:00−13:00。そして、17:00−20:00となっています。私たちは、17時ちょうどに駅に着いたから、ドゥカーレ宮殿の前を通ったのは、17:20分くらいだったはず。あの時は、インフォメーションセンターは開いてなかったよね・・・。このパンフレットによると、お店が開く時間も午後は、17:00−20:00となっているけど、私たちが着いたときは、まだお店も閉まってたよね・・・。私たちが探索している間に、徐々にオープンしていっていたような気が・・・。しかし、午後のオープンが17:30って遅くないですか?レストランじゃないんだからさ・・・。オストゥーニでは15:30が開店時間だったよ。

ま、なにはともあれ、地図を入手できたので良かったのですが・・・、この地図も、町の詳細だけで、町外れにある駅の場所までは載っていませんでした。この町に徒歩でやって来る人は存在しないとでもいうのでしょうか・・・。ま、帰りはひたすら丘を下って行けば、駅に着くはずなので、地図がなくても良いのですが。

サン・ステーファノ門の前にあるバールでひと休みです。広場に面した屋外に並べられた椅子に腰掛け、ふーぅ、今日もよく歩いた・・・。

広場はオジサマでいっぱい。
イタリアのどこの街でも感じることなのですが、ここマルティーナ・フランカも同じようです。まぁ見事に広場中、オジサマばっかり。時刻は、夕方の17時半を回ったところ。まだまだ夏のイタリアは陽が高いです。かなり広い広場の中、たむろするのは、見事に全員がオジサマ。そういえば、午前中も広場にオジサマたちは集まってるよな・・・。見たところ、みなさん、60代、70代、80代・・・、現役をリタイアした感じの人たちの集まり。

そして、みなさん、おしゃれなんですよね。恐らく、私の想像では、この広場で友人に会ってお喋りするだけの目的で家を出てきているはず。なのに、みなさんネクタイにジャケットで決めております。日本では目にしたことがない、でもイタリアのショーウィンドウには必ず並んでいる、鮮やかな色に派手な模様のネクタイ。いつもショーウィンドウの前を通る時、不思議だったんです。誰がこんなん買うねん!!って。でも、いました。みなさん、ステキに着こなしていらっしゃいます。私たちは、座ってビールを飲みながら、ほぅあの色のシャツにそのネクタイを合わせるか・・・。あのネクタイ、考えられない柄よね。などと、ファッションチェーック(!?)。
広場を眺めているだけで飽きないのですが、そろそろ帰りの電車の時間が迫って来ています。地図はないけど、ガッツで戻ります。さて、またアルベロベッロに戻るので、乗るのは来た時と同じSud−est線です。私は不安なので、いつも駅に到着した時に帰りの分の切符を前もって購入しておくことにしています(だってイヤでしょ。チェントロから駅までの道に迷ったりして、2時間に1本しかない電車に間に合わなかったりしたら)。

なので、この時も、マルティーナ・フランカに到着した時に、帰りの切符を買おうとしました。切符売り場が閉まっていたので、駅員に声をかけると、開いてないとのこと。次にこの駅から発つ電車は1時間以上あとなので、それに合わせて開けるんだろうと、切符は帰りに買うことにしました。で、いざ、帰りのホーム。やっぱり、切符売り場には人がいない。駅員に切符を買いたい旨を伝えると、切符はバールで買うとのこと。え?それは、どこにあるんですか?。彼は親切に案内してくれました。駅舎を出て、左手。確かにバールがありました。ふーぅ。電車の時間に余裕を持って帰ってきておいて、やっぱり良かった。しかし、それにしても、最初に、後で切符売り場を開けると言った人は誰だったんだろ??


2005.05