今回のロマーニャ地方行きのきっかけになった本たちです。ご参考までに・・・。
この本を読んでないなんて!!という作品があれば、ぜひぜひ教えてください。

わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡  塩野七生著 中公文庫 定価951円
私が初めて読破した塩野七生さんの作品。この作品に出会って、よりイタリアが好きになったと言っても過言ではないと思っています。
最初は、ロレンツォ・デ・メディチが好きになり、次いでチェーザレ・ボルジアに魅せられ、読み終えた時には、すっかりマキアヴェッリがわが友になっていました。
チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷 塩野七生著 新潮文庫 定価757円
「わが友マキアヴェッリ」を読み終え、どうしてもチェーザレ・ボルジアを詳しく知りたくなり、書店へと急ぎました(実際、書かれたのは、この作品の方が先です)。私は、ヨーロッパ史などには疎いので、ボルジアの悪名がどれほどのものなのか、よく分かりませんが、しかし魅力的です。
ルネサンスの女たち 塩野七生著 中公文庫 定価757円
ルネサンスに生きた4人の女たちの物語。チェーザレ・ボルジアと戦うこととなった、イザベッラ・デステ、カテリーナ・スフォルツァ。そして、チェーザレの妹であるルクレツィア・ボルジア。
マキアヴェッリ語録 塩野七生著 新潮文庫 定価400円
君主論、政略論、書簡等より、マキアヴェッリの言葉を要約ではなく抜粋したもの。歴史関係が分からないと理解しづらい部分を省いて、現在でも充分に通用する「思想」だけが抜粋されています。目次だけを読んでいても面白いですよ。でも、絶対に、ホンモノの(?)君主論を読むほうが面白いと思うのですが・・・。
君主論 マキアヴェッリ著/河島英昭訳 岩波文庫
「わが友マキアヴェッリ」を読み終え、どうしてもホンモノ(?)が読みたくなってしまいました。とっつきにくいイメージがあったのですが、以外にも、すんなりと読み終えることが出来ました。注釈を除くと、驚くほど薄い本である、ということもありますが・・・(笑)。私は、25章が大好きなのですが、7ページだけですし、この章だけでも読んでもらえれば・・・。
ボルジア家 イヴァン・クルーラス著/大久保昭男訳 河出書房新書 定価3500円
「本書は、これまでの数あるボルジア伝の中でも最も浩瀚かつ詳細、公正・正確なものである」だそうです。これを読めば、かなりボルジア家に詳しくなれます。・・・って、なってどうするんだという話もありますが(笑)。ローマのヴァチカン宮殿に行く前に読んだので、非常に役に立ちました。
ボルジア家の黄金の血 フランソワーズ・サガン著/鷲見洋一訳 新潮文庫 定価476円
ボルジア家ということで読んだのですが、申し訳ないですけど、私はあんまり・・・。ただ、これがきっかけでサガンのファンにはなりました。