イギリス紳士は謎の人。 同じアミーゴのメンバーとの飲み会やスノボはともかくとして、僕は基本的にオフ会にはあまり参加しない。 忙しいから、という単純な理由からなのだが、おかげで『イギリス紳士のイメージがわからん』という言葉をよくきく。 一度しゃべってみればごくごくそこらへんにいるような極めて普通の人間のはずなのに。 そこで今回は僕を理解していただくためのいくつかのキーワードを用意して、僕を良く知る何人かの人に証言を頼んでみた。 これで僕、イギリス紳士の人となりがわかっていただけると幸いである。 【ガンダム】 証言者: ギレン・ザビ大将 イギリス紳士君は優良種たるジオン公国の国民にして、有能なパイロットでもある。 現在キシリア少将の指揮下にあるニュータイプ研究所において訓練を続けてもらっている。 いずれは優秀なパイロットになって、完成間近のジオングMk-Uの正規パイロットになってもらう予定だ。 彼の素質についてはこんなエピソードがある。 彼は携帯電話を持っているのだが、取るときと取らないときがあるのだ。 いや基本的には着信音が鳴ったら取るのだが、気に入った女のコと一緒にいるときにはたまに取らないことがある。 理由を尋ねてみると、 「ニュータイプとしての直感が、『出てはいけない!』っていうんですよ。」 彼は立派にニュータイプとして覚醒しつつある。 【恋愛】 証言者: 匿名希望(♀) え?●君のことをコメントしたらいいの? えっと、じゃあまず初めに自己紹介から。以前●君とつきあってた○○っていいます。 ●君は一言でいって、『変態』です。 えっと、いつだったかな、こんなことがありました。 イギリス「江戸時代の人って、チョンマゲしてたじゃん?」 私「うん?」 イギリス「ラクダって背中のコブに栄養分蓄えてるじゃん?」 私「?・・・うん」 イギリス「やっぱりチョンマゲの中身は保存食か?」 私「違うと思うよ・・・」 イギリス「いや、絶対に保存食だ。チョコレートかな。きっと江戸幕府直系の武士たちはステイタスだ、とかいって“スニッカーズ”をチョンマゲの中に入れてたに違いない」 私「・・・ありえへん」 イギリス「しかし、実はオレもカラダの一部にスニッカーズ持ってるんだ。色だけは一緒だよ。食べる?」 今思えば別れて正解だったと思ってます。 【インド人】 証言者: 日本に留学中のムハンマド氏(25歳) イギリス紳士さんはボクたちのことを誤解していマス。 このオデコについてる丸いのは、ソラマメじゃないデス。 イギリス「ねえ、そのオデコについてるのってソラマメ?非常食?」 違いマス。 イギリス「わかった、じゃあその丸いのからビーム発射するんだろ?! ウルトラセブンもびっくりだね!」 ビーム発射しまセ〜ン。 イギリス「インドと戦争になったらまず勝てないなあ。10億の人間がみんなオデコからビーム発射したら核爆弾も無意味だね。ところでそのビームってやっぱり単3電池2本くらいで?」 インド人、カラダのなかに単3電池入れるところないデース。 イギリス「う〜ん、人間って不思議だね」 ・・・。 イギリス「おれも毎日カレー食べて特訓しよ!」 偉大なるアラーの神よ、このバカに正義の鉄槌を! 【中国人】 証言者: 日本に留学中の李虎松氏(23歳) イギリス紳士さんはボクたちのことを誤解してるアルヨ。 中国人のかぶってる帽子についてる『★』印は回してもなんにも起こらないアルヨ。 イギリス「やっぱりその★を回すとウルトラマンに変身するの? いや、アニメ版なんだけどね?」 いつも言ってる意味よくわからないアルヨ。 イギリス「ヒカリ超一郎って中国人だったのかなあ」 それ誰? イギリス「んで昔っから疑問に思ってたんだけど、やっぱりアンドロメロスってゾフィーだったの?」 ・・・。 イギリス「あれ、打ち切りになっちゃったらしくてストーリーがわからないままなんだよね。今度中国帰ったら毛沢東にでも聞いといてよ!」 ・・・もう死んでるアルヨ。 しかもそんなこと絶対知らないし。 【男女同権の社会】 証言者: 文学部社会学科助教授 ええ、イギリス紳士君はよくウチの図書館にきて勉強してましたね。 聞くところによると専攻は経済学とのことであまり社会学とは縁がないはずなんですが。 趣味なのか、と聞くと、いえこれからの日本には“男女同権社会”が必要なんです、と力説していました。 なるほど、確かにフェミニズム(女性学)やジェンダーの研究はまだ経済や法律なんかに比べて日が浅い。 彼が熱心に説くところにも一理あるのです。 で、ある日私の研究室に呼んで話を聞いてみるとこれがまたよくわからない。 男性の権利がうんぬんとか、学問は実情に50年遅れている、とか。 どうやら彼の主張は虐待的差別を受けている男性の権利を復旧するところにあるらしいのです。 そのときは夕方くらいだったのですが、彼のポケベルが鳴って。 イギリス「あ、ちょっと行かなきゃいけないところがありますので」 パシリだったみたいですね。 【アミーゴ&スパーク】 証言者: 呉エイジ イギリスがアミーゴに入ってからもう2年以上もたつんやなあ。やめてもうたけど。 最初アミーゴの話をしたとき、 イギリス「あみーごでスパーク?!」 呉「そうや、みんなでスパークや。みんなをアッと驚かす!」 イギリス「じゃあ目立たないといけませんねー。ハッピですか?」 呉「ん?そりゃハッピーやがな。まずは4〜5人だけどそのうち人数も増やしていくつもりだ」 イギリス「いいですね。人数が多いほうが楽しいし。ところでウチワはいいんですか?」 呉「内輪はいかん。」 イギリス「え?ウチワ駄目なんですか?じゃあ幕はアリですか?」 呉「マックはオーケー。おれもマックだ。」 イギリス「注目浴びるにはいろいろと必要ですからね。見つけてもらわないと意味がない。なんかちょっと心配になってきちゃいました・・・」 呉「なんだ?ネタか?」 イギリス「ハイ、ちゃんと寝てますが・・・。」 呉「まあ確かに寝ても寝つけないってこともあるがな。」 イギリス「そうですね。もうほんとにあみーごに夢中ですから(照)」 呉「イギリスは頼もしいな。今後もその調子でアミーゴを盛り立てていってくれ」 イギリス「ええ、もう任せておいてください! で、一発目はいつですか?」 呉「ん?そうだな、来週にでも・・・」 イギリス「はやッ!?来週?!用意できてるんですか?」 呉「まあなんとかなるだろ」 イギリス「そですね。楽しみですね」 ・・・。 って、かみあってないじゃん! |