ラブレター



 
やぁ、ヒメ。元気かい? 

上司にセクハラとかされてないかい? 

僕はいつもキミのことを心配してるんだ。

ホラ、近頃の日本って自分の妄想だけで行動する人って多いからね。

『あのコは私に“ホの字”だ』とか『ホンモノに言葉はいらない』とかって言ってる人いるけど、それはダメだよね。

相手の気持ちを大事にしてこそホンモノだと思うよ。

一方的な愛を望んでるだけじゃダメなんだよね。

むしろ自分を相手に合わせるようにしなくちゃ。

勘違いヤロウほど困ることはないからね。



ところで来週の週末、遊園地行こうよ。有無は言わせない。

っていうか、何があっても連れて行くよ。え? 予定入ってる? 気にしない気にしない。おれには関係ないもん。



そうそう、それからたまに女のコのカラダ、しかも特定の一部分しか見ないっていうもいるけど、そういうのはダメだよね。

オトコとオンナがつきあうっていうのはそういうことじゃないと思うんだ。

もっと内面的なものだと思う。ココロとココロの問題なワケだし、肉体的な部分でそういうのを決めちゃいけないと思うんだ。

ましてや『乳はでかくなくちゃダメ』だなんて、それは女の子に失礼だよね。

そういうところでオンナとしての価値を測られちゃたまんないよね、普通。

乳の大きさなんて、どうでもいいんだ。



まあ、おれは垂れ下がった乳とか直径5センチの乳輪には吐き気すら覚えるけどね。



ココロの問題っていったけど、ホントにそうだと思うよ。

それは女のコの側から見たって同じことがいえるんじゃないかな。

ヒメは違うと思うけど、たまに『クルマ持ってる人じゃないとイヤ』とか『身長は高くないとイヤ』とか『頭よくないとダメ』とか『サーファー系じゃないとイヤ』とかいうワガママな注文つける女のコっているじゃない。

そういうのって、ちょっと勘違いしてるよね。ヒメはそういうのとは違うよね。



まあ、おれはアウディ持ってるし、身長は2メートルあるし、某ハーバード大学の学生だし、サーフィンもするけどさ。



そういうことはさておいて、今日は僕のことをもっと詳しく知ってもらいたいんだ。

僕が普段なにを考えてるのかとか、性格とか。ちょっと長くなるかもしれないけど、ちゃんと読んで欲しいな。

結婚するんなら、相手のことをもっとよく知らないとね。

幼少のころ。

よく予知夢を見て、そしてもしかしたら超能力があるのかも、って思ったんだね。

で、テレビの超人番組「万国ビックリショー」「奇人変人コーナー」、それとか劇画「空手バカ一代」、ブルース・リーに憧れて、気功、武術、ヨガ呼吸法といった東洋的なトレーニングで鍛え始めたのが小学校の高学年の話。

でも、そのあとの数年間は雑多なことに興味が分散し、何をメインにやるべきかハッキリした方向性が定まらず、いたずらに年月が流れた。

これはちょっと残念なことかもしれない。

1998(昭和63)年、何気なく主宰した「不思議サークル」(会員数100余名)が雑誌に取り上げられたのがきっかけで、テレビ各局の取材がたくさん。

1989(平成元)年、テレビ・デビューしたのはいいが、超能力者としてやっていく自信がないし、一部の人にしか理解してもらえないのはイヤだ、かといってマジックは性に合わないし、どうしょうかと悩む。

そんなある日、閃いた!世界共通の言語「笑い」と「高能力」をミックスした超人芸をやろうと!!

溢れるように頭に浮かんでくる非日常的なアイディアを、脳の中で熟成し、シュールなネタの数々は誕生したけど、あまり認められてない。

そんなエスパー伊東って、最近テレビで見ないよね。干されたのかな。気になってしかたないんだ。

ほかに気になってるのは、虎舞竜の『ロード』は何章までいったのかってこと。

第2章で死んだ彼女が第15章でゾンビになって復活するってことは案外知られてない事実だよね。

で、第16章からソンビ退治の歌になるんだけどね。第76章で永六輔がゲスト出演するってホントなのかな。

ところで永六輔ってアゴ長めだよね。

アゴ勇とどっちが長いのかな?

なんだか、ヒメならこれらの疑問に答えてくれそうな気がするよ。根拠はないけど。

あ、そろそろガンダムの再放送が始まっちゃうから、筆を置くとするよ。

人類の革新って、素晴らしいよね。

じゃあ。


あれ?ラブレターって何だっけ?





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