カワラヒワ Chloris sinica minor
オオカワラヒワ C. s. kawarahiba

カワラヒワ(♂),長崎市,2009年5月8日

カワラヒワ(♀),長崎市,2014年4月14日

オオカワラヒワ(♂),吾妻干拓地,2016年2月27日

オオカワラヒワ(♀),諫早干拓地,2004年11月9日

和名:カワラヒワ 亜種名:Chloris sinica minor
和名:オオカワラヒワ 亜種名:C. s. kawarahiba
英名:Oriental Greenfinch 全長:13-16cm
 種Chloris sinicaには5亜種が記録されています.このうち亜種カワラヒワminorは九州では周年見ることができるとされています. 亜種オオカワラヒワkawarahiwaは日本では北海道北部で繁殖し冬季本州から琉球列島までの範囲で見ることができるそうです.
  図鑑にはカワラヒワとオオカワラヒワの識別方法が記載されているのですが実際に写真を撮って調べてみると明確には判断できません. 唯一の手掛かりは「フィールドガイド日本の野鳥 高野伸二 2007 日本野鳥の会」に記載されているカワラヒワ♂で翼をたたんだとき雨覆の黄色の斑が 初列風切までつながっていることです.♀はつながっていません.また4,5月はオオカワラヒワは九州にはいないことになっていますので上から2枚の写真は カワラヒワと判断しました.また下の2枚は3列風切りの白い羽縁が広いのでオオカワラヒワとしています.
Chloris sinica
亜種名繁殖地/生息地移動地
ussuriensis南ロシア極東部,朝鮮,中国極北東部
kawarahiba
オオカワラヒワ
カムチャッカのシベリア東部,樺太,千島列島,北海道北部日本列島,琉球列島,中国南東部
minor
カワラヒワ
日本(北日本を除く,対馬,伊豆諸島を含む)
kittlitzi
オガサワラカワラヒワ
小笠原,硫黄島
sinica中国(北西部,北東部,南西部を除く),ベトナム東中央部