ぐぅたら鳥見日記

2003第2四半期
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2003.06.30 21:00〜21:30 曇り 気温不明 東京都青梅市
アオバズク
おまけ:ムササビ(声)

ウォーキング中、いつもの場所にアオバズクが一羽。その真下には白い糞がいくつか。アオバズクのものだろうか。以前、ペリットらしきものも落ちていたのだが、今日は無し。あの場所で食事はしていないと見える。

その場所とは別に、丘陵沿いの杉林で、ムササビの声。あの場所では初めて。たまに来る場所ということだろうか。そことは別の、もっと住宅が多い場所で一度聞いたのだが、そこでもそれ以来聞いていない。

日の出町側で大々的にゴミ処理施設を建設中なのだが、その辺り一帯にいた動物達が追い出されてきたのかもしれない。ゴミ処理も確かに必要ではある。もっと深い森を壊されるよりはマシだと納得するしかないだろうか。


2003.06.29 13:30〜15:10 晴れ 室内少し寒め 東京都町田市
WATARIDORI

今日は家族でスクリーン越しに鳥見。そう、鳥見屋の間では話題作の WATARIDORI(わたりどり)を見に行く。

大型の渡り鳥が多数出演。特にガンが多いようだ。見たことがない鳥が多いため、一度見ただけでは何とも評し難い。映画としての出来や、作る際にヒナから育てて飼い馴らしたのはどうだ、とかいう観点は、はっきりいって自分にとってはどうでもよい事。普通には見られない鳥の表情やしぐさなど、十分見る価値のある映像だ。そのうちDVDででも発売されることを祈ろう。

コンゴウインコやスミレコンゴウを含んだ熱帯の動物達が、おそらく商品として運ばれていくシーンや、人が鳥を撃つシーンなど、風刺的な場面もある。インコを飼っている者として、少々肩身が狭い思いもする映画でもある。

人間の音声が極めて少なく、心休まる自然の映像と音声が続くためか、息子たちは揃って寝息をたてていた。かく言う自分も危なかったのだが。^^;

余談だが、「こんな映像が実際に撮れるんだ!」という驚きは、むしろ筑波博の時のサントリー館(燦鳥館)の方が激しかった。ただ、その時は鳥好きにまではならなかったのだが……。


2003.06.21 07:30〜13:30 晴れ 24℃〜29℃ 東京都西多摩郡奥多摩町
トビ・キジバト・イワツバメ・ツバメ・ハクセキレイ・ハシブトガラス・ヒヨドリ・カケス・キセキレイ・シジュウカラ・コゲラ・ハシボソガラス・ホオジロ・メジロ・ヤマガラ・カワウ・カワラヒワ
(以下、声だけ)コジュケイ・ウグイス・ホトトギス・アオゲラ・ヤブサメ

多摩川遡行の11回目。氷川から小河内ダムまで。

久しぶりの梅雨の晴れ間、夏至ということもあり、結構暑い一日だった。日向のアスファルト上と、渓流の木立の中では、体感温度にして10度以上の差を感じる。そんななかでの奥多摩むかし道。鳥を探すの気力も途切れがち。

途中で山に向けてスコープを構える男性を見つけ、話し掛けてみると日本野鳥の会奥多摩支部の方。時々ではあるが、ハチクマなども現れるらしい。この方の話によると、次回に通るつもりだった小河内ダムの北側は、大人でも安全とはいえない道らしい。子供連れではやめた方が良いと、アドバイスをいただく。余り気が進まないが、車と同じ道を採ることにしよう。あれ、鳥見日記になってないが、まぁいいか。


2003.06.14 14:40〜15:50 曇り 気温不明 東京都青梅市
スズメ・ツバメ・トビ・カワラヒワ・キセキレイ・ヒヨドリ・シジュウカラ・ムクドリ・ハシボソガラス・キジバト・アオサギ・ダイサギ・チョウゲンボウ
(以下、声だけ)コゲラ・ウグイス・オオヨシキリ
番外:ガビチョウ(声)

この週末は鳥見なし。ただのウォーキング。

歩いていると、いつもと違うツバメの騒ぎ方。上空を見ると、なにやらツバメ達が大きめの鳥を追っている。チョウゲンボウだ。幼鳥でも狙ったのだろうか、チョウゲンボウが十羽以上のツバメの群れに追い立てられている。ただのウォーキングでこんなシーンを見られるなんて、やっぱり田舎はいい。^^;

数十分後、帰り道で再びツバメの騒ぎ声。上を見ると、またまたチョウゲンボウが追われている。さっきとは数百メートル離れた場所だが、きっと同じ個体なのだろう。山のほうへと、遁走していった。

猛禽も大変だ。


2003.06.10 09:30〜12:30 曇り時々晴れ 気温不明 東京都青梅市
スズメ・イワツバメ・トビ・キセキレイ・ヒヨドリ・ハシブトガラス・シジュウカラ・ムクドリ・ホオジロ・キジバト・ヤマガラ・コゲラ
(以下、声だけ)ホトトギス・ウグイス・オオルリ・キビタキ・クロツグミ

一人で近所の林道を歩く。

林道に入ると、結構色々な声が聞こえるのだが、判別は難しい。クロツグミの声が聞こえるのだが、変化に富んだ声で、どこまでがクロツグミなのか判らない。途中から別の鳥が鳴いているのか、それとも全てクロツグミなのか。

キビタキも明らかに資料と同じ声も聞こえるのだが、聞いているうちに「あれ、こんな声もあるんだっけ?」と思ってしまう。うーん、修行は難しい。


2003.06.08 08:00〜13:30 晴れ 気温不明 東京都西多摩郡奥多摩町
スズメ・ツバメ・イワツバメ・トビ・キセキレイ・セグロセキレイ・ヒヨドリ・ハシボソガラス・シジュウカラ・ムクドリ・ホオジロ・キジバト・モズ・ヒガラ・コゲラ・オシドリ
(以下、声だけ)ホトトギス・アオゲラ・ウグイス
番外:ガビチョウ

多摩川遡行の10回目。古里(こり)から氷川まで。ついに青梅線の区間も終了だ。

前日に引き続き、鳥は少なめ。というより、この区間は歩くのもなかなかきつくて、目線が上がらない時間帯が長い。

そんな中で、白丸ダムにオシドリの姿。オスが2羽見えたが、他にもいたかもしれない。双眼鏡で見ただけなので、オスの美しさに目をとられて、メスの存在に気づかなかった、という可能性もある。しかし、メスが抱卵中などという可能性もある。オシドリのヒナなんていうのも、できるなら見てみたいなぁ。


2003.06.07 08:40〜14:40 曇り 気温不明 東京都青梅市、西多摩郡奥多摩町
スズメ・ツバメ・イワツバメ・カワウ・カワラヒワ・トビ・キセキレイ・セグロセキレイ・ヒヨドリ・アオサギ・ハシボソガラス・ウグイス・カワガラス・カルガモ・シジュウカラ・ヤマセミ・ホオジロ・キジバト・モズ
(以下、声だけ)コゲラ・センダイムシクイ・コジュケイ
番外:アオクビアヒル・ガビチョウ(声)

多摩川遡行の9回目。軍畑(いくさばた)から古里(こり)まで。この地名が両方読めたら、アナタは立派な奥多摩マニアです。^^;

意外と鳥の種が少なかったが、カワガラスとヤマセミに逢えた。カワガラスはかみさんが先に見つけた。最近先を越されることが多くなった。ちょっと悔しいぞ。ヤマセミはかなり高い所を飛んでいった。水面から2,30mは上だったと思う。あんなに高い所を飛ぶヤマセミは、初めて見たかも。


2003.06.03 20:30〜21:10 晴れ 気温不明 東京都青梅市
(全て声のみ)フクロウ・アオバズク・ヨタカ
おまけ:ヤマカガシ

今日はアオバズクは姿を見せず。この日記に書かない時にも何度か目にしているのだが、声すら聞けない日もある。意外と行動範囲が広いのだろうか。

代わりに、ヤマカガシに遭遇。60cm程度だろうか、子供のようである。街灯の当たる公園内の歩道にじっとしているので、尻尾に近いほうをつま先で突いてみた。反応しないのでもう一度突くと、意外な素早さで上半身(?)を反転させ、鎌首を上げてみせた。ナマイキ。

アオバズクやフクロウの生息域で生きていく彼(彼女)、これからも大変だろうが頑張ってくれ。でも本音は、めでたくエサになってほしいものだ。


2003.06.01 09:30〜11:45 曇り 気温不明 埼玉県日高市
ツバメ・セグロセキレイ・キセキレイ・ヒヨドリ・ムクドリ・キジバト・カルガモ・カワウ・カワラヒワ・シジュウカラ・コゲラ・キジ・カワセミ・スズメ・ハシブトガラス・ハシボソガラス・トビ
(以下声のみ)イカル・ウグイス
番外:ドバト

家族でなすびさんのフィールド、巾着田へ。

この場所、前を通るたびに気にはなっていたのだが、入ってみたのは初めて。意外と広い。もっと粘れば、色々見られそうだ。

ハクセキレイのようなやつがたくさんいる。よくよくスコープで眺めてみると、セグロセキレイの若鳥であった。胸の羽がまだむくむくしていて、とても可愛い。


2003.05.30 18:15〜18:30 晴れ 気温不明 東京都青梅市
ツバメ・ハクセキレイ・キセキレイ・ヒヨドリ・エナガ・カワセミ

子供がサッカーボールを河原に落としてしまったので、一緒に裏手の多摩川へ。

久しぶりに河原に降りたら、あっさりカワセミの声。やっぱりもっときちんと調べようかなぁ。

サッカーボールは見つからず。きっと秋になったら藪が枯れて出てくるだろう。


2003.05.25 08:30〜09:40 晴れ 気温不明 新潟県南魚沼郡六日町
スズメ・ツバメ・イワツバメ・ムクドリ・オオヨシキリ・ハシボソガラス・トビ・カルガモ・カワラヒワ・ヒヨドリ・ホオジロ・アオサギ・セグロセキレイ・キジバト・ハクセキレイ・チドリsp.

早朝にアカショウビンを探しに行ったが、残念ながら来ていなかったようだ。気を取り直して魚野川沿いをウォーキング。

オオヨシキリが大きな声を張り上げている。葉が多い所では見つけにくいが、葉のない枝にとまっている所では、図鑑や写真によくあるポーズで高らかに歌っている。実は恥ずかしながら、オオヨシキリを見るのは、これが初めて。こんなに普通っぽくいる鳥でも、まだまだ気づけずにいる鳥がたくさんいるわけだ。修行、修行。

修行といえば、相変わらず千鳥が判らない。


2003.05.24 09:00〜11:00 晴れ 18℃〜23℃ 新潟県北魚沼郡
ホオジロ・ノジコ・サンコウチョウ・サンショウクイ・ハシブトガラス・カワラヒワ・サシバ・トビ・オオルリ・ウグイス・スズメ・カケス・ヒヨドリ
(以下声だけ)ヤブサメ・クロツグミ・メジロ

あまりにも素晴らしい所なので、北魚沼郡としか書かないでおきます。

師匠夫婦とウチの家族で、サンコウチョウを探しに、一見普通の里山へ。いや、もともとサンコウチョウという鳥は、普通の里山に、普通にいた鳥らしい。普通の里山がなくなってしまったということだろう。

山林に入ると、サンコウチョウのあの特徴的な声が何度も降り注いでくる。最初はなかなか姿を見せてくれなかったが、休耕地で待ち続けることしばし、ついに長い尾羽をなびかせて、我々の頭上数メートルの所を飛んでくれた。肉眼で、美しいアイリングが確認できる距離だ。デジスコを準備するほどの時間は与えてくれなかったものの、6人全員が2台のスコープでその姿をゆっくり堪能することが出来た。

師匠によると少なくとも二番がいるようだ。ただ、メスもまだ盛んに飛んでいるので、抱卵はしていなそうとのこと。オスがおそらく2個体、メスが1個体姿を見せてくれた。

アオジに良く似たノジコは、自分にとっては初めての鳥。かの地では、ノジコが普通の鳥で、アオジのほうが少ないらしい。

サンショウクイは、声は聞こえるものの、なかなか姿を捉えることが出来なかった。はるか上空を飛ぶ姿を、「あれがサンショウクイだ」と、師匠に教えられただけ。

それにしても、以前、青梅でサンコウチョウに出くわした時は、ほんの数十秒。今回はたっぷりと見られて大満足。尾羽の中央の2枚が、ものすごく長い。秋に落とすあの羽を拾って、家宝にしたいなぁ。


2003.05.18 05:00〜07:00 曇り 気温不明 東京都青梅市
キセキレイ・ヒヨドリ・ミソサザイ・ヒガラ・ヤマガラ・シジュウカラ・ホオジロ・ハシブトガラス
(以下声だけ)アオバト・カッコウ・ツツドリ・アオゲラ・コゲラ・コルリ・ヤブサメ・ウグイス・センダイムシクイ・キクイタダキ・キビタキ・オオルリ・コガラ・イカル・カケス
番外:ガビチョウ(声)

家族で御岳山に一泊二日。二週連続。アホか。二年ぶりに「仏法僧と探鳥のつどい」に参加。家族は今回が初めて。

相変わらず噺家のようにおもしろい話を聞いて、二日目の早朝に探鳥会。

いつもは誌面で見ている奥多摩支部の有名な方と話をしたりして、それなりに楽しい時間を過ごせたのだが、いかんせん天気悪すぎ。霧だらけで視界不良。声は聞こえど、姿は見えず。それ以前に、人数多すぎて鳥が逃げちゃうかも。やっぱり、ああいう大勢での探鳥会って、性に合わないなぁ。

今回、ケーブルカーを使わずに昇り降りしたのが、一番の収穫。息子たち、頑張るようになったなぁ。


2003.05.13 19:00 曇り 気温不明 東京都青梅市
ヨタカ(声)

ウォーキング中に、“キョッキョッキョッキョッ”という、電子音じみた鳴き声を聞く。「これがヨタカかな」と思いながらも、あまりに人工的な音にも聞こえ、半信半疑のまま家に戻る。

帰宅後、文一の声が聞こえる野鳥図鑑で確かめると、間違いなくヨタカの声であった。いるんだなぁ。

フクロウ類の声は聞こえず。アオバズクはどこかへ移動してしまったのか、それとも時間帯が悪かっただけだろうか。


2003.05.10〜11 14:00〜13:00 晴れ 曇り 気温不明 東京都青梅市
ヒガラ・ヤマガラ・シジュウカラ・コガラ・キジバト・ミソサザイ・ツツドリ・カワラヒワ・アカゲラ・ホオジロ・イカル・コゲラ・ヒヨドリ・ヒタキsp.
(以下声だけ)キクイタダキ・アオバト・ウグイス・トラツグミ・フクロウ
番外:ガビチョウ(声)
おまけ:ムササビ・ニホンリス・テン

家族で御岳山に一泊二日。ビジターセンターのイベント「ムササビ観察会」に参加。

ムササビは声はすれども姿は見えず。谷に向かって飛び去る後姿を、ほんの一瞬見ただけに終わった。ちなみに家族は誰も見えずじまい。

テンは宿の窓の外を、まるでその辺りの野良猫のように歩いていった。リスは早朝、一人で散歩中に遭遇。二頭に出逢った。

鳥のほうはというと、あまりかんばしいとは言えなかった。

ツツドリは遠くで鳴いているものの、飛翔する一羽が偶然見えただけ。イカルは多数いるようだ。

ヒタキsp.と書いたのは、キビタキのメスのような地味なヒタキ。背面が褐色で、腹が白っぽく、白っぽい翼帯があったように見えた。サメビタキっぽいようでもあるが、何とも言えない。


2003.05.06 19:00 及び 21:00 曇り 気温不明 東京都青梅市
アオバズク・フクロウ(声)

アオバズクを確認するため、前回の場所付近をしつこくウォーキング。薄暮の時間帯からうろついたが、かなり薄暗くなるまで出て来なかった。

声を少なくとも2羽、姿を1羽、おまけでフクロウの声も確認して、帰宅。

夕食後、息子達とかみさんを連れて、またも現場へ。あやしい家族だ。

息子2号はまだ双眼鏡では探せないので、今度はスコープを用意。ありがたいことに、まだいてくれた。全員にスコープを覗かせる。双眼鏡がずいぶんうまく扱えるようになってきた息子1号だが、そもそも肉眼で見つけにくいので、やはりスコープが正解だった。一度飛び去ったが、しばらくして一羽飛来。観察している間に、もう一羽飛来。別の向きでとまってくれたので、おなかの縞模様、下尾筒の白さとも見せることができた。しかし、やっぱりデジスコには暗すぎる。相当な工夫が必要だろうなぁ。

帰り際、フクロウが何度も鳴いて、子供達にも聞かせることができた。よかったよかった。


2003.05.05 13:00〜13:30 晴れ 23℃ 栃木県塩谷郡塩谷町
キンクロハジロ・セグロセキレイ・ホオジロ・カワラヒワ・ツバメ・ヒヨドリ・ウグイス(声)

ドライブの帰りに、西古屋ダムという所に寄ってみた。実はその前に東古屋というところの西荒川ダムという所も寄っては見たのだが、たいして広くもないダムに釣り人とBBQの人がいっぱいで、鳥を探す気持ちにはなれなかった。

西古屋ダムの方はもっと小さくて、ひっそりとしている。おそらく魚がいないのだろう。キンクロハジロが7羽いて、とりあえず満足。渡りの最中だろうか。


2003.05.04 09:15〜10:20 晴れ 気温不明 栃木県宇都宮市
ツバメ・ムクドリ・カルガモ・ハシボソガラス・ヒバリ・ウグイス・トビ・アオサギ・スズメ・ヒヨドリ・チョウゲンボウ・ハクセキレイ・キジバト・コサギ・ハシブトガラス・カワラヒワ・アマツバメ・ダイサギ

いつもの鬼怒川右岸。

橋脚で休むチョウゲンボウを見つけて、今日はいい感じ、とウォーキングを続けていたが、独りでベンチに腰掛けている少しさびしそうなご老体に声をかけて、話し込んでしまった。

まぁ、いわゆる田舎のジーサンなんだが、曰く、「魚がいなくなって、鳥もみーんないなくなっちまった」「用水路だって、全部護岸にしちまったから、魚も寄りつかねえ」「釣りやってる奴らも、こーんな小せぇのまで釣っていっちまう」「あっちこっちで堰造りやがって、水は減るわ、魚は上がんねーわ」「鬼怒川はもうすぐ死んじまう」ってな不平をまくし立てる。そう、つまりご老体は、30年後の俺自身なのだ。

ダイサギのクチバシが黒くなって、コサギと見分けるのがちょっと難しい季節になった。でも、きれいな青い目元が確認できた。


2003.05.03 08:30〜12:00 晴れ 8℃〜24℃ 福島県南会津郡檜枝岐村、伊南村
コガラ・イワツバメ・ウグイス・キセキレイ・ホオジロ・トビ・シジュウカラ・ヒガラ・マヒワ・ニュウナイスズメ・キジバト・ハシブトガラス・オオルリ・カシラダカ・サシバ

帰省中に両親の山菜取りに付き合うふりをして、子供達をあずけて鳥見。

初めてニュウナイスズメを見る。背中や翼の茶色加減が普通のスズメと違うことで、「おや?」と思ったら、やっぱり頬にヒゲが無かった。ちょっと感激。桧枝岐ではまだまだ雪が残っていたが、やはりそういう地域にいる鳥なのだと実感。マヒワの群れと仲が良さそうだった。

オオルリと書いたものはメスが一羽だけで、実はあまり自信が無い。

カシラダカはすっかり夏の覆面をかぶっていた。

サシバは他の猛禽とともに旋回していたが、他のはトビだったように思う。サシバに気を取られていたので、あまり自信が無いが。

他にもムクドリと同じか、少し大きい鳥で、背面が翼も含めて黒く、腰だけが白い鳥が針葉樹の間で何度か姿を見せたのだが、さっぱり判らず。


2003.05.02 10:30〜12:00 晴れ 20℃ 東京都あきる野市
キジ・カケス・ヒヨドリ・モズ・ハシボソガラス・トビ・イカル・エナガ・コゲラ(声)・ウグイス(声)
番外:ガビチョウ(声)

なんとなく横沢入へ。

ガビチョウの声が、そこここから降ってくる。モズがエサを捕り、けたたましい声のほうに運んでいったように見えたが、もう子育ての季節だろうか。

いつも思うのだが、都下最後の里山といわれる割には、この辺り、鳥が少ない。もしかしたら夜間の方が、他の生き物が見られて楽しいのかな。


2003.05.01 10:00〜12:30 晴れ 14℃〜17℃ 東京都西多摩郡檜原村
ミソサザイ・キセキレイ・シジュウカラ・ヤマガラ・コゲラ・ヒガラ・カケス・ホオジロ・ゴジュウカラ・メジロ・オオルリ・ウグイス(声)

夏を探しに、かみさんと都民の森へ。

都民の森の入口から、ホオジロとミソサザイのさえずり合戦が響いて、小鳥好きにはたまらない。ホオジロもほんの一、二ヶ月前とは別の鳥のように、いい声でさえずる。

期待の夏鳥は、オオルリが少し見られただけ。本当は、もう少し下界の沢筋の方が見られるのかもしれない。


2003.04.30 21:40 及び 22:40 曇り 気温不明 東京都青梅市
アオバズク

夜のウォーキング中に、ついにフクロウsp.の姿を発見。

アオバズクっぽい姿を、少なくとも3羽、おそらく4羽視認。またまた手ぶらでウォーキングしていることを悔いる。

あまりこちらの存在を気にしないようで、こっちが諦めてウォーキングを再開するまで、動かないやつもいる。

帰宅後かみさんに伝えると、やはり見てみたそうなので、そそのかして再び現場へ。今度は双眼鏡と、デジカメ・デジタル8mmカメラを持参。

嬉しいことに、まだ(少なくとも)2羽が同じ場所に。双眼鏡で、アオバズクであることを確認。デジカメはほとんど役に立たなかったが、8mmの“スーパーナイトショット”というやつで、何とか撮影。

今まで気付かなかっただけだろうか。だとしたら、ウォーキングがますます楽しくなりそうだ。


2003.04.28 16:10〜17:30 晴れ 気温不明 東京都青梅市
ツバメ・スズメ・ムクドリ・ヒヨドリ・ツグミ・カワラヒワ・ハクセキレイ・カルガモ・マガモ・コゲラ・モズ・ハシボソガラス・キジバト・オナガ・コサギ・キジ(声)・ウグイス(声)・キツツキsp.(声)
番外:ドバト

青梅市内に霞川という川が流れている。といっても、あまりきれいな川とは言いがたいが。ちょっと時間つぶしに歩いてみたら、川沿いに歩道が伸びており、そのままウォーキングに突入。ウォーキングのつもりが、いつの間にか鳥を見てしまう。これはもう、生活習慣病か。^_^;

今寺という地区辺りから東側では川沿いに畑が広がっているためか、モズが多数。かなり大きな声をたて、時にオスとメスが向き合って、羽を震わせるような動作を見せる。いわゆるディスプレイだろうか。

マガモは番でいたが、本当にマガモなのか、一抹の不安がある。まぁ、渡らないマガモも皆無ではないので、きっとマガモだと思う。(あやふや)

キツツキの声は、おそらくアオゲラだと思うのだが、これも自信なし。青梅の場合、アカゲラがいないとは言い切れない。声だけではちょっとまだ自信がない。


2003.04.27 08:30〜14:30 曇り一時雨→晴れ 気温不明 東京都青梅市
カワウ・ヒヨドリ・ツバメ・キセキレイ・スズメ・アオサギ・コゲラ・イワツバメ・シジュウカラ・カワラヒワ・キジバト・ウグイス・ツグミ・アマツバメ・トビ・オナガ・ハクセキレイ・セグロセキレイ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ムクドリ・メジロ・エナガ・ホオジロ・モズ・キジ(声)・イカル(声)
番外:アオクビアヒル

多摩川遡行の第八弾。青梅の下奥多摩橋から軍畑大橋まで。

今までと違って河原沿いを歩けるコースではないので、見られた鳥の種は少なめ。

オオルリなどの夏鳥に期待したが、なにせ歩くだけできついコースで、なかなか鳥を見ていられない。イカルの声もはっきり聞こえたのに、姿を見つけられず。

代わりに、と言ってはなんだが、ツグミの姿がまだある。こんな時期までツグミがいるとは、今まで気にかけたことがなかったので、知らなかった。ひとくちに冬鳥と言っても、旅立ちの時期にはずいぶん差があるものだなぁ。


2003.04.26 13:00頃 晴れ 気温不明 東京都青梅市
オオタカ

青梅市北部を流れる成木川の周辺をうろついている時に、オオタカが飛んでいるのを発見。気付いた時の状況は、狩りに失敗して照れ隠しに上空を飛び回っているようだった(ホントか)。

成木にはダチョウがいる。もちろん野良ではないが。今日も見に行ったが、行くたびにダチョウの数が増えているように感じる。お金を取って見世物にしているわけでもないのだが、一体何のためにあんな所でダチョウを飼っているのだろう。


2003.04.23 20:15〜20:35 晴れ 気温不明 東京都青梅市
フクロウ(声)・トラフズク(声)

夜のウォーキング中に、またフクロウの声を聞いた。

先月、釜の淵公園で聞いて以来、数回目だが、毎回微妙に場所が違う。今日は丘陵の方からだった。

フクロウの声を背に受けながらウォーキングを続けていると、今度は前方から、別の声が。フクロウより低くて単調な声が、おおむね4回から5回続く。アオバズクのようなパターンではなく、均等に4,5回だ。声の方向に歩くと、どうやらある神社の辺りから聞こえている。ウォーキングを中断して、ひとけのない境内へ。どのくらいの距離まで近づいたのか、よく判らないが、なんともステキな雰囲気。しばし、聞き惚れる。

フクロウ類の声が響き渡ると、村上康成さんの「トラフズク AND」という絵を思い出す。なんともファンタジィな雰囲気のある絵だ。何で買っておかなかったんだろう。

帰宅後、声の主を確定させようと文一の声が聞こえる野鳥図鑑を取り出したが、フクロウとアオバズクとコノハズクくらいしか載っていない。さらにウェブ上を探してみたが、音声データってなかなかないものですね。

地域や、ききなしなどから消去法的に、トラフズクであろうと判断。よく通るあの辺りで初めて聞いたトラフズク。もしかすると、渡りの途中だろうか。


2003.04.12 08:30〜14:30 晴れ→曇り→雨 気温不明 東京都福生市、羽村市、青梅市
ツバメ・ムクドリ・シジュウカラ・イワツバメ・キジバト・トビ・ウグイス・カルガモ・セグロセキレイ・カワウ・ハシボソガラス・オナガ・ヒヨドリ・コゲラ・カワセミ・アオサギ・コチドリ・ホオジロ・マガモ・キセキレイ・ツグミ・モズ・コサギ・ハクセキレイ・ダイサギ・カワラヒワ・アマツバメ・アオジ・キジ・コジュケイ(声)・タカsp.
番外:ドバト・ガビチョウ(声)

多摩川遡行の第七弾。福生の永田橋から青梅の下奥多摩橋まで。

冬鳥がどんどん少なくなってきている。ツグミの他にはマガモが数羽いただけ。これに対してツバメ達がいたるところで舞っている。アマツバメが思っていたより多い。

コチドリは少々自信なし。また、タカがカラスに追われていたが、種は特定できずじまい。これから、種を確認できない時には、鳥見屋の間で通例となっている感もある「sp.(speciesの略)」という表現をしようと思う。

河口から50キロを過ぎて、ようやくキセキレイが現れた。この辺りから、渓流の鳥が増えていきそうだ。

ホオジロのさえずりを、今年初めて聞いた。まだ短くて、ちょっとヘタクソ。^^;


2003.04.11 14:00〜15:00 晴れ 気温不明 東京都青梅市
スズメ・イワツバメ・ツバメ・ハクセキレイ・ムクドリ・ヒヨドリ・ツグミ・カワウ・キジバト・シジュウカラ・アオサギ・ヤマセミ

次回の多摩川遡行のルートを探りながら、近所を散歩。まだツグミが残っている。数が減ってきているようには感じる。そろそろお別れだろうか。

今年初めて、ヤマセミを見る。今年もまだ、この辺りに残っていてくれたようだ。最近ではヤマセミに出会うと「これが最後になってもおかしくはない」と感じたりする。それだけ見る頻度が減ってきたのだが、それが探す機会自体が減っているためなのか、実際に個体数が減っているのか、それとも別の原因か判っていない。

カワセミと違って、清流の鳥というイメージが、今でもヤマセミにはある。多摩川でもこの辺りより下流では、見た経験がない。カワセミが都市部に適応していったのに比べ、ヤマセミは頑固に田舎暮らしを続けている。まるで田舎の若者と老人みたいだな。


2003.04.06 07:45〜12:00 晴れ 気温不明 東京都昭島市、福生市
スズメ・イワツバメ・タヒバリ・ハクセキレイ・ホオジロ・ツバメ・コサギ・ハシボソガラス・カワウ・ハシブトガラス・セグロセキレイ・ムクドリ・ヒヨドリ・ツグミ・カワラヒワ・アオジ・カイツブリ・アマツバメ・キジバト・トビ・ミサゴ・シジュウカラ・ダイサギ・オオタカ・コガモ・カルガモ・アオサギ・シメ・オナガ・エナガ・モズ・キジ(声)
番外:ドバト

多摩川遡行の第六弾。八高線の鉄橋付近から福生の永田橋まで。

今日はタカの当たり日。オオタカが二度、ミサゴが一度出た。オオタカの一度目はキジバトを、二度目はドバトを襲っていたところ。場所が離れているので、別の個体かもしれないが、定かではない。狩りはいずれも、失敗に終わっていた。

ミサゴは川の上空を旋回しながら、おそらく魚を探していたものと思う。白い顔が印象的。

ツバメがたくさんいるな、と思って見ていると、腰が白いがイワツバメよりもずっと長い翼のツバメを発見。アマツバメだ。気がつくと、かなりたくさんのアマツバメが。あの辺りで生活するのか、はたまた渡りの最中なのかは、判らない。


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