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正しい病院の選び方 |
では鳥をちゃんと診察してくれる病院をどうやって見極めるかですが、いきなり病院へ行くのではなく、事前に電話で…
「鳥の、そのう検査はできますか?」
または…
「鳥の、糞便検査はできますか?」
…と聞くと良いでしょう。
「できない」と言ってきた動物病院へは行くだけ時間とお金の無駄です。
鳥を飼う方は、まずペットショップ、鳥飼いの先輩、タウンページ等で、事前に鳥を診察してくれる病院を調べておくことをお薦めします。
健康な鳥を飼ったとしても、今後病気にならないということは言い切れません。
鳥の病気は素人では治せません。
鳥のような小動物の病気は一分一秒が生死を左右する…といっていいほど、病気の進行が早いです。
夕方頃、体調が悪そうなことに気付いて、「明日、動物病院へ行こう」と思ったのに、翌朝死んでいた…ということがあるのです。
小さくても大切な生命、大切な家族です。
鳥の病気は早期発見が決め手ですので、毎日、鳥を観察して、ちょっとでも様子がおかしければ病院へ行くようにしましょう。
もし飼っている鳥が病気にかかった場合、飼い主でも出来る一番大切な行動は「保温」です。
鳥籠を24時間28〜30度に保温しましょう。
正しい鳥の飼い方 |
手乗り鳥は丈夫で、初心者にも飼いやすいですが、最低限の知識がなければ飼いやすい手乗り鳥でも短命に終わってしまいます。
鳥は小動物の中では長寿です。
最近は本屋さんにも小鳥専門の本がよく出回っているので、そういう本を買うとか、すでに鳥を飼っている鳥飼いの先輩に鳥の飼養に関する注意点等を聞くとかして、最低限の知識を頭に入れておきましょう。
ヒナを買って意外に忘れている行為は「健康診断」です。
信頼できるペットショップで買ったとしても、ヒナを一羽一羽隔離しているペットショップなんてありません。
だいたい同種類のヒナを同じケージに集団で入っていることが当たり前です。
この「集団でいる」ということが問題です。
もしここで病気を持っているヒナが一羽でもいたら、ほぼ100%感染しています。(経口感染がメイン)
どんなに健康なヒナを買ってきても、家に連れてきて正しい飼い方をしなければ、病気が発病する可能性があります。
そうなってしまう前に、買ったらすぐに信頼できる動物病院へ行って健康診断を受けさせて下さい。
(病院の選び方は上記の「正しい病院の選び方」を参考にして下さい)
もしここで「えー、鳥に健康診断なんて面倒くさい」…と思った方、その時点で貴方は不合格です。
もし、愛する我が子、家族が病気にかかったとき、貴方は「面倒くさいから病院へ行かない」と思いますか!?
先ほどもいいましたが、ペットは物ではないんです。生き物なんです。
ペットショップ等でヒナを買ったその時から、貴方はそのヒナを終生世話をする責任があります。
人間も動物も同じ。尊い命であることに変わりはありません。
「面倒くさい」「行きたくない」と思うのであれば、ペットを飼うということは考え直したほうがいいと思います。
ペットショップでとても健康なヒナを買ったのに、家に連れてきたら元気がなくなった…ということをよく聞きます。
これは環境の変化で精神不安定になっているのも原因がありますが、初心者ミスにありがちな「保温を忘れている」ことです。
ヒナと病鳥は保温がとても大切です。
「正しい病院の選び方」でも書きましたが、鳥籠を24時間28〜30度に保温しましょう。
そして、籠の中に水を入れた容器を入れてしまう人がいますが、ヒナのうちは水の容器を入れる必要はありません。
さし餌で水分を含んだ餌を与えているので、それで充分です。
それなのに水を与えると、必要以上に水分を補給してしまって「そのう炎」という病気にかかります。
巣立ちするまでは、ヒナに水を与える必要はありません。当然、水分を含んだ青菜も同じです。
(さし餌に混ぜて一緒に与える青菜はOK)
水分は巣立ったときに与えるようにしましょう。
それに、買ってきたヒナの元気がなくなっていく原因で多いのは、ヒナを遊ばせいてる(放鳥)ことです。
買ってきたヒナを「可愛い〜」といって、すぐに籠から出して遊ばせていませんか!?
ヒナからすれば、それは拷問です。
どんなに可愛くても、どんなに遊びたくても、一人餌して巣立った一人前の若鳥に成長するまで遊ぶのは御法度です。
たとえヒナが「出して!」という行動を見せても、巣立ちするまでは我慢しましょう。
どぉ〜しても遊びたければ、一日5〜10分、籠の中で軽く抱きしめる程度にしましょう。
ヒナはまだ体力や抵抗力がありません。
人間の一時間はヒナにとっては何時間も遊び回っているようなものですから、それによる疲労やストレスで体調を崩し、病気になることがよくあります。
人間の赤ちゃんでも赤ちゃんがお昼寝中に親が突然「遊ぼう!」なんて無理矢理起こすことはしないでしょう?…それと同じです。
人間の都合ではなく、ヒナの気持ちを理解し、ヒナの状態をしっかり把握して育てることが好ましいです。