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Shinsho series
新書シリーズ








臨機応 ・変 自在
森助教授VS理系大学生

2001年4月に集英社新書として発行され、現在第8刷です。
 小説でもないし、エッセィでもありません。学生との質疑応答を集めた変な本。真面目なんですが、真面目に見えない可能性が大。




臨機応 ・変 自在


2002年9月に集英社新書として発行され、現在第4刷です。
 前書と同じ形式ですが、今回はネット上で一般から質問を募集してみました。




大学 話をしましょうか
最高学府のデバイスとポテンシャル

2005年10月に中公新書ラクレとして発行され、現在第6刷です。
 大学のこと(教育・研究・運営など)について、インタビューに答えたものです。非常に真面目に答えたつもりですが……。ほかに、数編、大学に関連する小文も掲載されています。




自由 をつくる 自在 に生きる


2009年11月に集英社新書として発行され、現在第8刷です。
 「自由論」という仮題で5日ほどで一気に書いた文章です。これまで、日記などで繰り返し書いたことを網羅している内容ですが、一部に新しい部分があると思います。このあと、「工作論」「小説論」と続きます(2009年10月にすべて脱稿)。




創る センス 工作の 思考


2010年2月に集英社新書として発行され、現在第1刷です。 
 「工作論」という仮題で5日ほどで一気に書いた文章です。これも、 日記などで繰り返し書いたことを網羅している内容ですが、もちろん新しい部分があります。前書「自由をつくる 自在に生きる」よりは、対象がやや絞られ、技術系に近づいた内容です。次の「小説論」では、さらにマイナな内容になります。何枚か写真を入れました。




小説家 という 職業

2010年6月に集英社新書として発行され、現在第4刷です。
 上記2冊と同じ時期に、「小説論」という仮題で書いた文章です。半年後の今だったら、電子出版への移行をもっと早く見積もったでしょう。特に過激な内容ではなく、率直で穏やかな意見を述べました。それでも、内容について出版社内部からは抵抗を受けた部分が多々あり(もちろん直しませんが)、なかなか興味深い経験をしました。このテーマではもう一度書くことがあるかもしれません。




自分探し 楽しさ について

2011年2月に集英社新書として発行され、現在第5刷です。  
 上の3冊が発行されたあと、読者からの反響に答える形で、2010年の秋に執筆したものです。最初のタイトルは、「楽しさはどこにあるか」でしたが、もう少しわかりやすく、素直で素朴なものに改題しました。タイトルどおりの内容です。




科学的 とは どういう意味

2011年6月に幻冬舎新書として発行され、現在第12刷です。 
 「科学」を避けてしまう人たちが沢山います。そういう人たちに向けて書いたものです。しかし、よくある「科学の楽しさを知ってもらおう」という内容ではありません。楽しい、楽しくない、というレベルの問題ではなく、科学を避けることがいかに不利益をもたらすか、ということが書きたかったのです。




人間 はいろいろな 問題 についてどう考えていけば良いのか

2013年3月に新潮新書として発行され、現在第4刷です。  
 「思考」には、論理的な思考と、そうではない「発想」や「思いつき」をする頭の使い方があります。前者は、論理を覚え、具体的な知識から導き出すもので、「思考法」なるものが成り立ちますが、後者は、普通「考えても思いつかない」もので、これを苦手とする人が多いと思います。この本は、そういった「発想」や「思いつき」には、「思考法」といった「方法」がないことを書きました。ただ、方法がなくても、それが出やすい「頭の環境」がある、と論じています。




やりがい のある仕事」 という 幻想

2013年5月に朝日新書として発行され、現在第14刷です。  
 新書としてちょうど10冊めになりました。「これからの仕事論」のような内容を書いてほしい、と依頼をされて執筆したものですが、内容としては、「仕事で人間の価値が決まるのではない」ということがメインテーマになっています。つまり、「仕事にやりがいを見つける」ことが絶対的でもないし、最善とも限らない、ということ。こんなことは当たり前だと思いますが、何故か多くの人がよく考えもせず、その幻想を見せられ、信じさせられているのではないか、と思えるので書いてみました。




孤独 価値

2014年11月に幻冬舎新書として発行され、現在第9刷です。 
 「孤独の研究」のようなタイトルで執筆依頼があり、少し考えて、できるだけ易しく、そして簡潔に書きました。残念ながら、自分自身まだ孤独についてよくわかっていないため、曖昧な部分もありますが、現時点での姿勢とメッセージみたいなものをまとめてみました。2014年の3月に執筆したもので、発行は8カ月もあとになりました。特に問題があったわけではなく、ほかの出版物とのスケジュールの関係でこうなりました。本当は、「無」や「虚」について言及したかったのですが、難しくなるため今回は見送りました。機会があれば、またいずれ……。




作家 収支

2015年11月に幻冬舎新書として発行され、現在第2刷です。
 5年まえに書いた集英社新書の「小説家という職業」の続編的な内容で、より具体的に金額などを書きました。タイトルどおりの内容です。こうした情報は滅多に公開されないようです。何故、きちんとお金の話をしないのか。たぶん、「金」というものに余計な感情を持っているからでしょう。そういった邪心・雑念を捨てて、素直にお読み下さい。




叶え方を知っていますか?
2017年1月に朝日新書として発行され、現在第1刷です。 
 朝日新書から、また執筆を依頼され、テーマは「夢」という提案でした。できれば、夢の叶え方を具体的に書きたいところですが、残念ながら、自分の夢以外に関わったことがなく、一般的な指摘はできません。ただ、大切な事は、夢を持っている人が、自身の夢を把握していて、その夢の叶え方を知っているかどうか、だと思い、その点について、思うところを書きました。つまり、夢の叶え方を教えましょう、という本ではありません。




集中力いらない

2018年3月にSB新書として発行され、現在第2刷です。
 SB新書から執筆依頼があり、最初は、「作家の集中力」のような内容を期待されていたようです。執筆時間が1日1時間というのは、よほど集中しているのだろう、と想像されたわけです。しかし、どう考えても集中して仕事をしているとは自分では思えず、何が大事であるのかを正直に書いたところ、まったく逆の主張をしている内容になりました。一般論ではありません。集中したい人は集中すれば良いし、そうでない人は集中しないで、あれこれ考えた方が良い結果となるのではないでしょうか。




読書価値

2018年4月にNHK出版新書として発行され、現在第7刷です。
 NHK出版から、読書をテーマとした執筆依頼があり、1年間ほど考えてから書きました。最近でこそ1年に100冊くらい読みますが、もともと読書家ではありませんし、僕にとって「本」とは、「小説」ではありません。本書の内容は、読書の大部分は「本選び」にある、という一点です。一言で書けてしまう内容ですが、その「着眼」について述べたものになっています。




ジャイロモノレール

2018年9月に幻冬舎新書として発行され、現在第2刷です。
 新書では、初めて理系的というか、科学的、技術的な内容のものとなりました。ジャイロモノレールという、現代人が見たことのない「1本のレールの上をバランスを取りながら走る」鉄道車両の技術を復元し、それが成立する理屈を簡易に解説したものです。ジャイロモノレールについては類書はなく、世界唯一の内容です。ただ、一般の方の読み物として、数式などを使わず、難しい記述を避けました。小学校の理科の知識があれば理解できると思います。なお、最後の章では、個人研究の楽しさについて書きました。




悲観する

2019年1月に幻冬舎新書として発行され、現在第1刷です。
 「悲観」の大切さについて滔々と語った内容です。以前から、機会があるごとに書いているので、馴染みのある読者には今さらだろうと思いますが、なにしろ、新書の読者の大半は、森博嗣を知らない人なのです。そういった需要があるので、こんなに新書が増えてしまったのですね。こんなことで良いのか、とデビューしたばかりの作家なら悲観したことでしょう。




面白いとは何か? 面白く生きるには?

2019年9月にワニブックスPLUS新書として発行され、現在第2刷です。
 非常に抽象的な問題ですが、多くの人が真剣に考える機会の少ないテーマかもしれません。受け取って笑って楽しむ人には関係がありませんが、面白いものを創り出す側の人間には、非常に切実な課題といえます。どうすれば面白いものが創れるのか、について考えていることを書いてみました。同時に、面白い生き方、楽しい生き方も、同じように創り出すことが可能だと思います。




お金減らし方

2020年4月にSB新書として発行され、現在第5刷です。
 お金を増やす方法を書いてほしいと依頼されましたが、お金を増やした経験がないので、しかたなく、減らす方法を書きました。ただ、減らし方も、普通の人よりは知らない方だと思います。大事なことは、いつも書いていますが、「欲しいものを買う。必要なものは買わない」ということです。この本を書いたことで、またお金が増えてしまいました。




勉強価値

2020年11月に幻冬舎新書として発行され、現在第7刷です。
 勉強というものに関して、奇を衒わず、素直に書いた内容です。結果的に、子供たちの役には立たない内容かもしれませんが、少なくとも大人には多少の導きというか、慰めあるいは励ましになる可能性があります。でも、こういった内容は、発信のどうこうではなく、受信のし方しだいで価値を生むものだとは思います。




諦め価値

2021年8月に朝日新書として発行され、現在第2刷です。最新刊
 「諦める」とは、期待をやめることですから、最初から期待をしなければ、諦めるような事態にもならない。でも、人はどうしても、なにかに期待しがちです。もし知らないうちに期待してしまったときは、期待している自分を自覚して、諦めることの価値を探しましょう。そんな内容の本です。「戦略」とか「勝利」とか「成功」には無縁なので、期待しないように。




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