MORI Hiroshi's Floating Factory
Model Railroad Workshop
<機関車製作部>
弁天ヶ丘線第2次工事開始!

/☆Go Back☆/
3月です。久しぶりに風邪をひいてしまい、4、5日駄目でした。薬を飲まない主義なので、とにかく自然に直します。しかし、風邪を引く前日は、夜11時頃、外で線路の工事をしていましたので、あとで思うとあれがいけなかったかな、と思います。人間、好きなことをやっているときが最も不健康なのです。気をつけましょう。
さて、今回から、レポートがちょっと模様替え。写真の大きさを少し大きめにしました。というのも、前回までの分が、この7月に中央公論新社から発行される『ミニチュア庭園鉄道』に収録されるからで、つまり、今回からの分は、その次の本に向けて……、というわけです。
上の写真は、完成したガレージの中。既に、ガレージを周回する新しいエンドレスを設置しました。ドアさえ開ければ、夜でもすぐに走れます。半分は屋内なので、雨の日も、室内で往復運転ができます。こういう状況を夢見てはや十数年。ようやく実現しました。
<ガレージ周回エンドレス仮開通>

ガレージを周回するエンドレスは、西の庭に既に開通している弁天ヶ丘線のエンドレス(西本線)よりもやや大きいです。カーブの半径は4mで、全長は36m。高架などの危険な箇所がないため、かなり高速運転が可能です。
上の写真は夜に撮影したもの。床はコンクリートでペンキが塗ってあります。白いパンチングメタルの階段を上がると、新しい書斎へ。2階は現在ラジコン飛行機置き場になっています(これはまた別の製作部で)。2枚目の写真は、駅のドアの外から撮影したもの。夜はヘッドライトをつけて走らせます。

暖かい休日。新線で運行中の弁天ヶ丘線。AB10の5両編成です。1枚目が駅を通過中のショット。ここのドアから出てきます。駅はまだ屋根以外に何もありません。おいおい駅らしい装備をする予定です。
2枚目が駅を出発して、ガレージの正面、南側へカーブしていくところ。
3枚目が、ガレージの西側を抜けて、再び室内へ入るところ。今回のエンドレスは、旧線(西本線)と違って、全体が一望できません。そこがまた面白い、と思いました。

ガレージ前の土間コンクリートの上を通過中。この辺りの線路は、ガレージに出入りする車のタイヤに踏まれますが(特にここで車が切り返したりします)、別にどうということはないようです。線路は固定してありませんが、ずれることもありません。いずれは、路面電車のように道路に埋め込むつもりですが。
本当はもう少し直線を長くして、カーブの先端をコンクリートよりも前に出す予定です。その部分に、路面電車風区間を作る予定です。

この線は安全なので、誰でも運転してもらえます。『ミニチュア庭園鉄道』でお世話になっているN倉氏が運転中。彼女はプレイモビルのコレクタで、機関車セットも新旧揃えている超マニアです。

踏切警報機はここにあります。左右を交互に点滅させています。音も別の機械(実物)でかんかんかんと鳴らせます。赤外線センサで作動するように現在調整中です。
<ガレージに集結するガラクタたち>

まだまだ運び込み始めたばかり。このくらい疎らに並んでいた方が格好は良いでしょうが、いずれもっと高密度になるでしょう。棚に入らないサイズのものもかなりあります。重量物なので、床に置くしかありません。なんとか置き場所を作らないと……。
<方々へ目を向けて>

ホビィ・ルームの手前にいつも陣取っているトーマ。ここが彼の昼寝の場所です。向こうの部屋には、デキ3が見えます。まだガレージに運び入れていません。もうすぐ移動の予定。現在、各種大物の搬出で、ホビィ・ルームは嘘のように広くなっています。
2枚目は、庭の一角に佇む木材3本。健在です(誤植じゃなくて)。デキ3用に作ったスロープもあと1回使ったら用済みになるでしょう。

暖かい日は、少しの時間を見つけて、レールの塗装をします。枕木の部分を焦茶色に塗っています。けっこう面倒な作業。下に敷いているダンボールは垂れる塗料のための養生シートです。赤い安物の作業台ですが、少なくとも、弁天ヶ丘線では大活躍。レールを切断するときも、穴を開ける(ジョイントのための穴)ときも、これがないとできません。

庭の端にあった檻(元犬小屋、この2年間は物置に使用)ですが、ガレージが完成しましたので、取り壊しました。1枚目が、工事中に風よけシートをかけた状態。2枚目が撤去後。まだ、移動していないものにシートがかけられていますが、ほとんど捨てるものばかりです。奥行き3mくらいあったので、なくなると、かなり広いです。これで、もう一周外側に、線路を通すことができます。ちなみに、小さなドラム缶の焼却炉があります。これは、可愛いので捨てません(使うことはないですけれど)。なんとなく、ナローに似合うストラクチャです。
<HOゲージ・超小型ライブスチーム>

HOゲージのライブスチームです。アルコールを燃料にして、1気筒首振りエンジンをキャビンの中で回します。HOnのもっと小さい機関車も製品としてありますが、それは15万円くらい。こちらはその半額以下(ただし、キットです)。組み立ては簡単で、2時間くらいで完成します。
といっても、まだ試運転をしていません。そんな都合の良いエンドレスがないから(笑)。どちらにしても、プロポーションが可愛いので購入したものです。つまり、ライブスチームじゃなくても買っていた、という形です。
<ポイント設置工事>

さて、いよいよ2つのエンドレスを結ぶ線の工事に入りました。ポイントを2機設置します。いずれもY型ポイント。1枚目の写真は、旧線(西本線)にポイントを設置したところ。ちょうど玄関前です。玄関のレンガの土台が若干邪魔になるので、角をはつりました(ハンマとドライバが写っています)。もともと、このレンガの角が、乗客の靴に当たっていましたので、もっと削った方が良いかも。
2枚目はガレージ内に設置したポイント。奥にAB10が見えます。手洗い場のすぐ近くを通っています。ディーゼルが左に置いてあります。開通までもう少し。
<ドア下の処理>

ガレージには線路が通る3つのドアがあって、それらは、いずれも下が4cmほど開いてます。線路を敷きっぱなしでドアが閉められるようにです。ただ、それだと、隙間から風が入るし、夏には虫も入ります。このため、写真のように、ドアの内側にぴったりはまる角材を用意し、それに線路に合わせた切り欠きを入れて、普段はこのようにセットします。弁天ヶ丘線の運転時にのみ、これを取り外すわけです。写真は、駅のドアですが、ドアの外に溝が掘ってあって、これは室内に水が流れないようにするためのものです。
<春です>

日差しが春です。弁天ヶ丘線も方々に春らしい草花が見つかります。名前は知りませんが。
<機関車庫として>

もう片づけなくても良い、というのが最高に嬉しい。これが最大のメリット。5インチゲージを楽しんでいる人は多いですが、片づけないで良い環境は、かなり珍しいかと思います。ゆくゆくはヤードを作りたいところですが、今は、本線上に1編成だけ待機。他の機関車は、その横に置かれたレールにのっています。

これは、3.5インチのサドルタンク。綺麗な機関車です。3.5インチは、クラウスもありますから、また専用の小さいエンドレスを引くのも良いかも。と思案中。直線レールは10mほど持っているのですが……。それにしても、3.5インチは小さいですね。簡単に運べます。
<関係ない話題>

玄関にいるトーマ。聴導犬としては抜群の働きをします。弁天ヶ丘線の工事をしているとき、家の中で電話がなったり、インターフォンが鳴ったりすると、トーマが吼えるので、それでわかります。最近、またトレーラに乗せてもらって走ることが多くなりました。大人しく乗っています。
もう1枚は、ガレージ製作部の話題ですが、新しい書斎の引出を裏から見たところ。ガレージの1階から、これが見えます。この4色は、ガレージに入る4台のクルマの色を表している、というのは偶然で、そんなつもりではありませんでした。弁天ヶ丘線の車両もこの4色が既にありますね。原色が好きなのでしょう。
<弁天ヶ丘線オールスター>

暖かい日曜日の午前。弁天ヶ丘線の機関車をすべて線路の上にのせました。1枚目の写真は玄関前の新線にワークディーゼルとデキ3、西本線上のAB10の編成。デキ3は、スロープでここへ下ろしました。もう持ち上げることはないでしょう。
2枚目の写真は完成したガレージを西から見たところ。ガレージに新設された駅にデキ3がいます。

これが新設のポイント部。いろいろな編成で前進・バックと通過確認。ポイントの接点部をペンチやヤスリで微調整します。この位置はもともと低かったので、今回3cmくらい高くしました。そのための土木工事をしたあとの写真です。
西本線に乗り入れて、エンドレスを回るAB10の5両編成。最近、本線はほとんどメンテナンスフリーで、脱線もなくいつでもすぐに走れます。

こちらはデキ3の3両編成。ガレージ本線(東本線)のエンドレスで高速運転をしました。どうしてガレージのシャッタが開いているのかというと、この日は、カメラマンが来て、ガレージの建築写真を撮っていたのです。デキ3は、そのためにこの位置に出てきました(邪魔だと思っていたら、逆に写真に入れることになった)。
<撮影日和>

カメラマン氏です。10枚くらい撮るのに、3時間をかけて、とても丁寧な撮影でした。どんな写真になったのか楽しみです。

ガレージ内の2階から1階を見下ろした写真。線路がちょっとだけ見えます。骨組みのイエローとブルーは、クルマの色とも一致しています。
もう1枚は2階に置かれたラジコン飛行機たち。本当はぶら下げるつもりなのですが、建築の写真を撮るまでは、骨組みがよく見えるように、と思って待っていました。飛行機の大きさがわかるように、中央にエンピツ削りを置きました。

ガレージの工事は完全に終了しました。弁天ヶ丘線の線路はまだまだ延びます。
/☆Go Back☆/