MORI Hiroshi's Floating Factory
Model Railroad Workshop
<機関車製作部>
新線への期待

/☆Go Back☆/
雨上がりの暖かい日曜日です。日差しはもう春。線路の上の落ち葉を軽く払い除けて、運転の準備をします。
2月は仕事が忙しかったのと、ガレージの工事のために、弁天ヶ丘線がなかなか運行できませんでしたが、最後の日曜日には多数のお客様が訪れ、AB10の引く列車が順調に走りました。
ガレージ工事はあと1週間くらいでしょうか。線路の工事が始まるのはそのあと、3月上旬になりそうです。組み立て式の線路ですから、あっという間だと思います。大きなエンドレスで、早く運転してみたいものですが、それはまだもう少しさき。ひとまずは、ガレージの中へ線路を引き込むことが最重要課題です。それができると、片づけなくて良いから、とても楽になります。
2月はGゲージのストラクチャを1つ作ったのと、乗用トレーラに使っていた折り畳み椅子が壊れたので直したくらい。工作はほとんどできませんでした。何もないレポートですが、やっぱり毎月ないと淋しいので、写真を集めました。
現在、この弁天ヶ丘線レポートを出版する準備を進めています。タイトルは『ミニチュア庭園鉄道』、出版社は中央公論新社、発行は7月初旬を予定しています。この手の本では滅多にない新書サイズで、ページ数は200ページ以上、全ページフルカラーです。模型に関する書き下ろしエッセィも幾つか収録。既に原稿は脱稿済み、ただ今、編集作業に入っています。お楽しみに……。
<また雪>

雪景色が楽しみになりました。夜降って朝晴れていると最高です。ターンテーブルとタヌキ出没も前回と同様。
初めて来るお客さんは、この庭園鉄道のうち、機関車庫に一番目をとめるようです。「あれは、何ですか?」という質問になります。他のものは、「何か」が一応わかるけれど、これだけは、何なのかわからない、そういう中途半端な形をしているからでしょうか。犬小屋にしては変だし、みたいな……。

信号機とポイント転轍機も相変わらず置きっぱなしですが、たまにつや消しの黒いスプレィなどを吹き付けて、メンテナンスはしています。奥にあるブルーのシートがかかった檻は、ガレージが完成したら取り壊す予定です。
<暖かい室内工作>

寒いときは暖かい室内で工作するのが何より。Gゲージのストラクチャの屋根を作っているところ。ボール紙を刻んで張り付けています。セメダインCが大好きです。子供の頃からずっとこれでした。

HOスケールのCタンクを2つご紹介。1つめは16.5mmゲージ。フリーですが、C11がショーティになったような非常に好ましいプロポーションです。中古で買ったものですが、走りが極上でした。素晴らしい。2つめは、珊瑚模型のダックス。これは9mmゲージ(つまりHOe)です。ボイラに載せられたカマボコ形のタンクは大好きな形態の1つ。

鉄道ではありませんが、こちらはスターリング・エンジン。蒸気ではなく、空気の膨張で動きます。寒い間は、夜になるとトーマはこっそりソファに乗って寝ています。今回は仰向けになっていないところ。
<備品増強ちゃくちゃく>

ガレージが完成間近なので、備品の整備にも拍車がかかります(どうやってかけるのか知りませんが)。1枚目は、プラットホームにある表示器。「電車が」と「来ます」を繰り返します。これは、ガレージの中で使いましょう。
2枚目は、赤いライト。電車の尾灯っぽいですが、何でしょうか。
<線路の備蓄>

線路を備蓄しています。モデルニクスの線路がネットのオークションで出品されたので、落札しました。かなり安く入手しましたが、送られてきたものは新品でした。これは半径3mのカーブ。本線以外で使えるでしょう。今まで、半径4mと2mと1mは使ったことがありますが、3mは初めてです。4mとどれくらい違うか試してみます。
2枚目は届いたばかりの新しいポイント。2番Y型です。これはカーブが半径4mに相当します。コンパクトで使いやすいサイズです。スプリング式でレバーの部分にはカバーを付けてもらっています。後ろにあるのは、直線の線路。すぐにも使えますが、そのまえに枕木の塗装をします。
<新線の仮設置>

このように、既設の線路の上に重ねて置いて、位置を確認します。もともとここは、玄関のレンガをかすめるため、お客さんの靴が引っかかる難所でした。今回は、レンガを1つか2つ壊す予定です。ポイント付近でS字カーブになるのも感心しないので、直線を挟むことを検討中。
2枚目の写真は、ガレージの西口から入ったところ。ここにもY型ポイントを使います。

西口のすぐ横にある南西口。さきほどのポイントから分岐した線が、こちらへ出てきます。ドアの下が少し浮いていて、線路と緩衝しないようになっています。このコンクリート敷きの部分が「駅」です。2m四方ほどの広さがあって、上部には透明のアーチ屋根が付きます。
もう少し下がって写したのが次の写真。「駅」の屋根はまだ骨組みしかできていません。今日は、この駅から、ガレージ前面へカーブする線を試しに置いてみました。半径4mのカーブです。

ガレージのシャッタの前は、コンクリート敷き。そこに線路を置いたところ。もうボルトさえ締めれば、すぐにも運転ができます。半径4mのカーブに直線を1本挟み、ガレージの向こう側へ回り込みます。実は、ここのコンクリートは3日まえに打ったばかり。昨日雨が降ったので、少し強くなったでしょう。ちなみに、ガレージのシャッタもまだ塗装されていません。
オマケに、3年ぶりに帰ってきたM2000。学生たちが作った1人乗りの自動車。車検を取り、公道を走ってここまで来ました。これもジオンピンクです。詳しくは自動車製作部を。
<営業運転は順調>

久しぶりの営業です。お客さんが来るのでAB10が出動。3人乗りです。運転者が座る椅子がのっていますが、これが壊れたので直しました。

外見上はほとんど完成したガレージをバックに。引き込み線のカブースたちをローアングルで撮りました。なんだか、向こうに大きな体育館か格納庫があるような感じです。前方にはちらりと、レールトラックも見えます。
今日は夜もライトをつけて運転をしました。だいぶ暖かくなってきましたね。

ガレージの中からのショット。左が南西口、右が西口です。次のレポートでは、これらの線路を通れるようになっているはずです。お楽しみに、って、楽しみなのは自分ですけれど……。
/☆Go Back☆/