MORI Hiroshi's Floating Factory
Model Railroad Workshop
<機関車製作部>
弁天ヶ丘線開業! デキ3デビュー
/☆Go Back☆/
涼しくなってきて、工作の秋です。非常に創作意欲がわいてきます。一年で一番(工作には)良い季節ではないでしょうか。10月から開業予定だった弁天ヶ丘線ですが、気候が良いので急遽9/23より正式開業いたしました。会議とか申請とかしなくても、たちまち開業できるのが個人鉄道の良いところ。
さて、ガレージの工事が始まっていますが(詳しくは自動車製作部をご覧下さい)、こういった「ものを造る現場」を見ていると、ますます自分も何かを作りたくなってしまいますね。4号機デキ3が完成してしまったので、作るものをいろいろ探して、あれこれ細かい工作をする毎日です。
上の写真をご覧下さい。2号機AB10と同じジオン・ピンクにしましたので、ツーショットが決まりますね。9月になって3回目のレポートですが、やはり、新型機関車のデビューなので後回しにするわけにはいきません。
<弁天ヶ丘線開業に向けて整備>

まずは草刈りをしなければなりません。先日、倉庫で発見した電動草刈り機。まえの住人が使っていたものです。最初、動きませんでしたが、コードが断線していただけで修理して使えるようになりました。
ところが、デッキとプールの解体工事のため、庭木を切る必要があって、庭師さんたちが来てくれて、弁天ヶ丘線のある庭の奥に枯れた松の樹が2本ありましたので、「あれは危ない」ということで切り倒してもらうことになりました。写真はその作業中のものです。線路があるから、そちらへ倒さないように余計な注意が必要だったようです。その庭師さんが、なんと、芝の雑草を刈ってくれたのです(万歳!)。これが今年の弁天ヶ丘線がこんなに早く開業できた一番の理由です。でも、もちろん、線路の周辺は自分でやらないといけませんからね。これは大きなハサミを使って手作業。この作業に約2時間ほどかかりました。

プールを壊したときに、その制御板を外してもらいました。何かに使えそうな良い雰囲気です。
さあ、芝が綺麗になりました。夕方ですが、3号機グースを出動させて、ゆっくりと走らせ、線路のチェック。4カ月ぶりでしたが、まったく問題なし。大雨も降ったわけですから、盛り土が下がって線路が左右に歪んだのでは、と覚悟していましたが、丹念に土木工事をしたからでしょうか(笑)、何の補修もせずに走ることができました。ようは、雑草だけちゃんと管理していれば良いみたいです。
このページの一番上の写真にあるとおり、草が線路の間から伸び、軽便鉄道らしい風情を醸し出しています。けっこうこれ良いかも。
<レールトラック登場>

突然ですが、レールトラックが登場しました。夜な夜な、弁天ヶ丘線の将来についてあれこれ考えを巡らせます。実は面白いアイデアが現在20個くらいあって、これから少しずつ実現していくつもり。このラジコンカーを改造したレールカーもそのアイデアの1つでした。
本当は、ちゃんとボディを作ってそれらしいものを自作するつもりだったのですが、なにげなくホビィ・ルームにあったタミヤのウニモグを見ていて、「あれ? これ、けっこうサイズが近いな」と思ってタイヤに定規を当ててみると、なんとほぼ12cm弱。5インチのバックゲージにぴったり。さっそく、タイヤのゴムを外してみました(接着されていませんので、すぐ取れます)。すると、驚いたことに、プラスティックのホイールの形状が写真のように鉄道の車輪と同じくフランジがあるのです(フランジが2つありますけれど)。
さっそく庭に持ち出して走らせてみたら、もの凄く上手く走ります。脱線もしません。無理だろうと思っていたポイントにも全然引っかかることもなし。嘘みたいです。ちょっと車重が軽いので、ホイルには写真のようにビニルテープを巻きました。摩耗の防止にもなるでしょう。荷台にレンガを載せるとスリップも減少して、多少静かになります。もともと、この車は4輪駆動で、前後いずれもデフを装備しています。ただ、安いおもちゃラジコン(確か7000円くらいで購入。今はもっと安いでしょう)なので、スロットルON/OFFのみ。カッ飛びで走ります。ステアリングを切ったら脱線するでしょうね。前部にウィンチも装備していて、これもラジコンで動かせます。何かに利用できるでしょうか。
とにかく、これはけっこう凄いアイデアではないでしょうか。このHP始まって以来、最も有用なウラワザ情報だと思い、自信をもってお届けするしだいです。
<予定よりも早く開業!>

さて9/23の秋分の日。台風の接近のため風が吹いて爽やか。日差しも強く、日中はちょっとだけ暑かったでしょうか。弁天ヶ丘線が正式開業しました。この日に出動したのは、主力機関車AB10と、新鋭機デキ3です。
AB10はバッテリィを2つ搭載していて、これを下ろすことができます。したがって、全備重量は40kgでも持ち運びは1人で可能です。しかしデキ3はバッテリィは搭載していません。ボディも簡単には外れません。分解できない40kgなのです。ちょっと1人では持ち運べません。どうしても部屋から庭へ出すのに、誰かにお願いしないといけないのです。これがこの機関車のネック。ガレージが完成して車庫ができれば解決ですけれど。
デキ3の走行については、のちほど……。
<Gゲージレイアウトも地道に>

デキ3完成後、ホビィ・ルームのGゲージのレイアウトにも多少の進展がありました。写真の機関車庫が新しく作ったもの。長いものと短いものの2連です。これをターンテーブルの近くに設置しました。この場所には、もともと小さな車庫がありましたので、これを移動。これにともなって、玉突き状にストラクチャが大幅に配置換えとなりました。

貨物駅が登場。その手前はまだ工事中です。このあたり、ストラクチャが非常に密集していて、足を踏み入れるスペースがありません。
新しいタンク車。なかなか良いプロポーションです。オークションで購入した中古を多少手直ししたものです。

ワークショップの建物は窓際へ移動。日差しを浴びて良い感じ。ここにはいつも、スバル氏のと同じミニクーパが乗り上げています。現在22分の1のトーマを作っていますので、できたら、ここに置くつもり。
<その他の整備>

秋の夜長で工作意欲があったのでしょう。以前に購入した鉄道の手提げ信号燈をリストアしました。錆びていてまったく使えないものでしたが、内部に新しい電池ボックスを入れ、配線をすべてやり直しました。スイッチも分解して錆び落とし。ようやく通電してライトが点灯するようになりました。左の小さいものは白と赤、右のものは白・赤・青に光を切り換えることができます。弁天ヶ丘線の備品にしましょう。
もう1枚は以前から探していたディズニーランドの機関車。HOeです。おもちゃっぽい感じですが、本物がおもちゃっぽいから、しかたがありません。15年ほどまえの製品でしょうか。
<デキ3、華麗にデビュー!>
さて、マーキングをカバーするクリアも吹き、本線でいよいよ営業運転を開始しました。走行音が非常に静かで、滑らか。とにかく小さい。そのくせ力は強いのです。
2枚目の写真は、高架の上で撮影したローアングル。うーん、良い感じです。HOとかでここまで作ろうと思うと大変。大きいから、塗装も楽なのです。後部の下の方に、配線用のコネクタが見えます。ここからモータと、ヘッドライトなど電気配線を取り出しています。バッテリィを搭載していないので、単機では走行できません。
1人乗りのトレーラを引かせてコースを何周も走らせましたが、コントローラのトランジスタの加熱もほとんどなく(もしかして低速の方が加熱するのかも)、まったく問題なし。どこも不具合はありませんでした。だんだん速度を上げ、かなり飛ばしてみました。電源を切ったあとの蛇行が比較的長いのが特徴でしょうか(現在ブレーキはなし)。
メーカの話では、広いレイアウトで走らせると速度が遅い。こういう場合はモータを2つにすると改善される、とのことでしたが、弁天ヶ丘線では、現在でも恐くて全速力はとても出せません。これで充分でしょう。

雑草が伸びた(実際には刈ったあと)線路で佇むデキ3は絵になりますね。ちょっと夕日を浴びているあたりが良い感じ。
もう1枚は一緒に塗装していたクラシックカー。柵の向こうにデキ3が見えます。

バックに工事中の廃材を入れて、荒涼としたした雰囲気を出してみました。なんか、風景に溶け込んで、本物みたいです。ラージスケールの良さは、やはり大きいこと、本物に近いこと、に第一があるでしょう。線路の継ぎ目でなるガタンゴトンという音もまた、同じく近いです。ストラクチャを作る必要がない、というメリットがあるかも。実は、架線を作りたいのだけど、作ったら人が乗れなくなりますからね。
さあて、今年の切符を作らないと……。
/☆Go Back☆/