MORI Hiroshi's Floating Factory
Model Railroad Workshop
<機関車製作部>
弁天ヶ丘線の夏期休暇2
/☆Go Back☆/
弁天ヶ丘線はただ今、本格休業中です。ですが、ちょっとしたニュースがありましたので、手短に今回ご報告いたします。
<デキ3>
5インチのデキ3のキットを購入してしまいました。ご存じ銚子電鉄のアイドル的機関車で1922年のドイツ製。いわゆる凸型の電気機関車ではこれ以上に小さいものは作れないというくらいの可愛さです。上の写真がOn(45分の1)のデキ3です。ボディカラーは真っ黒のものがよく写真で見られます。つい最近、HOゲージでも新製品が登場しましたね。既にHOスケールのもの(HOm)を持っていますが、またきっと購入することでしょう。
さて、問題の5インチのデキ3は、日本ミニクラブの製品で、スケールは8.4分の1です。15年ほどまえに、雑誌に1度だけ紹介されたことがあり、そのときも欲しかったのですが、キットで35万円という価格が、30代で幼稚園児を2人も抱える当時の森には、ちょっと無理でした。その後、噂も聞かなかったこの製品です。今回、プリンタを購入したので、手紙でも出して見ようと、送ったところ、キットの在庫がまだ1つだけ残っている、とのお知らせをいただきました。

当然ながら、即購入です。値段からして、図面と台車部分の下回りの素材のセットか、と想像していましたが、届いてみてびっくり、なんと、ボディはほとんど完成しているのです。台車の部品も、機械工作がほとんど終わっている状態。非常に親切なキットです。組み立て説明書などはありませんが、図面が何十枚もあって、これを眺めていると、だんだん組み立て方が頭に描けます。1週間ほど眺めましたが、そもそも元の設計が良い、という印象を強く受けました。無駄がなく、洗練されています。
しかし、現在、ガレージ建設(自動車製作部を参照)をまえにして、ホビィルームもものであふれている状態。作る場所がありません。それでも、部屋の片隅で店を広げて、台車を仮組しました。1枚目の写真が、ボディとパーツ類。手前が図面。ただ、L型鋼材などは、自分で図面の長さに切って、穴を開けたりする必要があり、ドライバだけで完成するキットではありません。完成させるには、時間がかかるでしょう。右の写真には、一番手前に借り組みした台車が映っています。

台車部分のアップ。ホイルベースが短いです。フレームの鋼材はかなり厚く。これくらい組み上げた状態で、もうなかなか持ち上がらない重さになっています。完成したら40kg程度になるので、一人で持ち上げると危険かも。サスペンションはゴムを使っています。駆動はチェーン。右の写真のようにモータは1つですが、対称にもう1つ増設することもできます。

今日は日曜日で、ちょっとだけ時間があったので、Lチャンネルをノコで切り、ヤスリで仕上げ、ボール盤で穴を開けて、上の写真のようにパーツを1つ組み上げました。これだけで1日が満足できるのが、金属工作の醍醐味というのでしょうか。早くガレージ&工作室が完成して、本格的な工作がしたいものです。
この機関車が完成したら、弁天ヶ丘線では4号機になります。凸型のフリーを作ろうと考えていたのですが、まさかスケール機が作れるとは思いませんでした。完成予定は今年の11月頃かな・・。
<デジQトレイン>

噂には聞いていて、「こんなもの買うか?」なんて思っていましたが、トイザらスで実物を見たら、欲しくなって買ってしまいました。とにかく安いのです。カプセルプラレールというか、ミニモータトレインというのか、呼び名は覚えていませんが、モータで走るあれよりもさらに小さいです。しかも、赤外線で無線コントロールができる。デジタルですので、1つのコントローラで複数の車両が同時に走らせられるのです。ハイテク(古い?)ですね。ポイントはまだ発売になっていませんが、これもデジタルなので赤外線で切り替えられるものになるのでしょう。
車両は新幹線ですが、EF58なんかが良い感じでした。表面の仕上げも少し良いです。また、車輪が見えない、重心の低いプロポーションがグッドだと思いました。鉄道模型はちょっと高いし、なんか難しそう、という人には向いています。日本人は女性が鉄道模型をしない国ですから、こういったもので、ファンを獲得するのは良策かもしれません。森は鉄道模型は、すべて「おもちゃ」だと思っているので、この手のものも大好きです。ただ、プラレールは駄目ですね。どうしてかっていうと、格好が悪いから。森的には、それが一番大切なんです。
<デスクトップ・レイアウト>

書斎にあるHOのエンドレスのレイアウト。何度も登場していますが、こういったシンプルなものは、本当に飽きません。毎日何か走らせて遊べます。最近は、ほとんどOn30(45分の1で線路は16.5mm)の機関車がのっています。写真に写っているのはバックマンの亀の子とカブース。このカブース、車内灯が点きますが、プラスティックが薄いので、壁を透けて行灯みたいに光るのが恐いです。
手前に並んでいる貨車はHO(87分の1)のもの。建物の横にもHOの黒いディーゼルが置いてありますね。シーナリィ(風景)は何もなくて、木の枝とか、枝だの輪切り断面が接着してあるだけです。機関車庫は、プラモデルを組み立てたもの。そうそう、バラスト(線路の砂利)だけはきっちり敷いてあります(接着してある)。

最近購入したトロリィ。確か、リスボンの市電とあったような・・。リスボンって、どこだ? 箱を棄ててしまうので、もうわかりません。これ、模型屋さんで20000円だと思って買ったら、2000円でした。その代わり、動力がなく、動きません。銀座の天賞堂で買ったとき、試し運転をしないな、と不思議に思ったら、モータがなかったわけです。まったくの飾り。スケールはHOっぽいですが、幅が狭いので9mmの動力を履かせるとちょうど良いかも。出来は2000円にしては秀逸です。プロポーションが良いですね。これを大きくして、弁天ヶ丘線で走らせたら楽しいでしょう。

こちらは、Onのフォーニィ。後ろにボギィの台車がある形式ですね。中古で購入し、久しぶりにハンダごてを暖め、壊れていたパイピングを手直しました。けっこう派手なカラーで塗装したいところですが・・。
<ガレージの建設を待つばかり>

ホビィルームの惨状です。窓際でデキ3を組み立ててます。Gゲージの線路が埋まってしまい、本線の一部が運行できなくなってしまいました。「こんなに作るからだ」あるいは「こんなに買ってくるからだ」という理由ではなく、次なる用地を求めて発展し続ける、これが弁天ヶ丘線オーナのスピリットです。そのためには、小説だって書きます。
ガレージが完成するのは早くても10月です。もうしばらくの辛抱。それまでは、デジQトレインか、デスクトップレイアウトで遊ぶしかありません。非常時に備えて、12mmのシステムトラックが買ってあるので、いざというときは、リビングに線路を敷いて遊びましょう。そうそう、22mmのOmの線路がありますね。デッキにも、35mmがあるし、なんだ、けっこういろいろあるじゃん・・。というわけで、これでも我慢しているつもり? とか言わないように・・。
/☆Go Back☆/