ニューフェイスの「にごり」芋焼酎 心水
今回は、前回紹介した百年の孤独と同じ宮崎県で生産される
新しいタイプの芋焼酎、心水(もとみ)を取り上げたいと思います。
甘藷と米麹を原料とし、蒸留後のスピリッツのうち、厳選された部分を
熟成させ、地下天然水で25度に割水し、にごりのまま瓶詰したのが
心水(もとみ)です。下の写真ではボトルの色もあるため
にごり具合はわかりにくくなっていますが、実際グラスに
ついで見ると若干白くにごっているのがわかります。
この心水(もとみ)は宮崎県の最南端、串間市にある
松露酒造(株)で造られています。この蔵は
熊本国税局酒類鑑評会の優等賞を
数多く受賞(最近では平成6・8・9・10年受賞)
している芋焼酎主体の本格焼酎蔵です。
シラス台地の地下水を仕込み水に使い、酵母は自社家付酵母を使います。
また甘藷には焼酎作りに一番適した品種とされている
「黄金千貫」を使っています。こうして造られた心水(もとみ)は
他の芋焼酎と比べると上品で主張しすぎない香りを持ち、
また味もしっかりしとしていて、原料のさつまいもの甘みも程よく効いています。
甘みそのものは強くないので、和食の食中酒としてもお勧めできると思います。
黄金千貫 -こがねせんがん-
外皮が白く、長芋・大和芋に外見が似ていますがれっきとしたさつまいもで、
皮が薄く、きめの細かい肉質と高いでんぷん含有量が特徴です。
主に南九州での栽培が盛んで、関西以西では日常的に食べられています。
生産性・収穫力に優れ、芋焼酎の原料としても多く使われています。
さて、この心水(もとみ)ですがお安く入手する事ができます。
現在720ml(4合)、1800ml(1升)の2種類のものが
売られており、定価はそれぞれ1050円、2300円になります。
一般のお店での入手しやすさはまだわからないのですが、
ネット通販などでの取り扱いは多いようですので、
興味がある方は一度試してみてはいかがでしょうか?