フローズンカクテル(3)
【収録カクテル】 フローズン・マンゴー フローズン・モンブラン(オリジナル) フローズン・カマクラ(オリジナル)
今回はフローズンカクテルの第3回目をご紹介させていただきます。
なお、フローズンカクテルを作る際に準備するものにつきましては、
こちらを参照してください。
※文中にある「キューブアイス」は冷蔵庫の一般的な製氷器の氷の事です
また、tspはティースプーンのことです
【 フローズンカクテルを作る際のコツについて 】
フローズンカクテルを作る時に最も重要なポイントになるのが氷です。一般にBarでフローズンカクテルを作る
場合には氷を細かく砕いたクラッシュド・アイスと呼ばれる氷を使います。このクラッシュド・アイス、
アイス・クラッシャーという機械を使うか、アイスピックの柄などを使って作るのですが、
一般家庭で大量に作るには少々手間がかかってしまいます。
そこで、ご家庭でも簡単に作れるように、ここでは一般的な製氷器で作ったキューブアイスを
使ったレシピでご紹介したいと思います。ただし、キューブアイスで作る場合ですと、
入れすぎると氷の塊が砕けきらずに残ってしまう場合がありますので、ご注意下さい。
また、一度作ってみたもののちょっとゆるすぎる。。。という場合にはクラッシュド・アイス
(製氷皿に残った氷のかけらでOK)を少量ずつ加えながらミキサーをまわしていきますと、好みの固さに
調整できると思います。(一度ミキサーをまわした後にキューブアイスを入れましても
うまく氷が砕けない場合が多いのでこの場合には、細かい氷を加えるのがポイントになります。)
いずれにしましても、使用するミキサーによって氷の適量が変わってきますので、それを見極める事が重要に
なってくると思います。とりあえずは、こちらのレシピ通りにお作りいただければ、
写真に近いフローズン・カクテルが出来あがるはずです。その出来具合をみて、
2回目から氷を少し調節し、ご自分のお好みの固さを見つけてください。
― 材料(1人分) ―
ウォッカ | 30ml |
マンゴー缶詰 | 1切れ |
シュガーシロップ | 20ml |
キューブアイス | 7〜8個 (80〜100g) |
・ シュガーシロップは缶詰に入っているシロップを使うと良いでしょう。
― 作り方 ―
1.ミキサーにウォッカとマンゴー缶詰を入れます。
2.シュガーシロップとキューブアイスを入れます。
3.ミキサーのスイッチを入れ、氷の塊が無くなった段階でスイッチを止めます。
4.大型のグラスに注ぎ、お好みでストローを添えて出来あがり。
写真では細目のストローを2本さしています。
※ 最近デザートなど、色々な所で使われるようになってきたマンゴーを使ったフローズン
カクテルです。フレッシュのマンゴーを使うのも良いのですが、甘味や濃度が足りなくなって
しまうため、缶詰を使う方がより手軽でおすすめです。フレッシュマンゴーを使うなら
マンゴネクターを少量加えても良いかもしれません。
※ 缶詰を使用したとしても、それぞれの大きさなどが微妙に違ってくるため、作る際には微調整が
必要になってきます。一度作ってみてどうもゆるすぎるという場合は実を少なめにして作って
みてください。
※ ウォッカの代わりにホワイトラムを使ったり、あるいはパッションフルーツのリキュールを
入れて作ってみても美味しくいただけると思います。
― 材料(1人分) ―
ブランデー | 15ml |
アドヴォカート | 30ml |
フランジェリコ | 10ml |
シュガーシロップ | 10ml |
生クリーム | 20ml |
栗の甘露煮 | 2個 |
キューブアイス | 7〜8個 (80〜100g) |
・ シュガーシロップは甘露煮に入っているシロップを使うと良いでしょう。
― 作り方 ―
1.ミキサーにブランデーとアドヴォカートを入れます。
2.フランジェリコと生クリームを入れます。
3.栗の甘露煮を2個と甘露煮に入っていたシロップを入れます。
4.キューブアイスを入れ、ミキサーのスイッチを入れます。
5.氷の塊が無くなった段階でスイッチを止めます。
6.大型のグラスに注ぎ、お好みでストローを添えて出来あがり。好みで栗を飾って下さい。
写真では細目のストローを2本さしています。
※ ストラスオリジナルのフローズンケーキカクテルです。このカクテルの存在とレシピについて
は開店まで秘密にしておこうと思っていたのですが、こういったものもご用意しているという
事で、今回特別に一つだけ紹介させていただく事にしました。(ケーキカクテルは他にも
何種かありますが、それは本当に秘密とさせていただきます( ̄ー ̄))
※ 本来のレシピではマロンリキュールを使うのですが、なかなか手に入りませんので、ここでは
ナッツ系リキュールのフランジェリコを使用しました。他のナッツ系リキュールでも代用できます。
※ 生クリームは必ず純生クリームを使用してください。また材料が多く、一人前の量もかなりの
ものになりますので、それぞれの分量をお好みで増減してもよろしいかと思います。
※ ブランデーの代わりにグラン・マニエなどのオレンジキュラソーを使っても美味しく作れます。
― 材料(1人分) ―
グリーンティ・リキュール | 20ml |
ココナッツリキュール | 20ml |
生クリーム | 20ml |
キューブアイス | 7〜8個 (80〜100g) |
― 作り方 ―
1.ミキサーにグリーンティ・リキュールとココナッツリキュールを入れます。
2.生クリームとキューブアイスを入れます。
3.ミキサーのスイッチを入れ、氷の塊が無くなった段階でスイッチを止めます。
4.大型のグラスに注ぎ、ストロー2本を添えて出来あがり。
※ 以前にグリーンティリキュールのカクテルで紹介させていただきました、オリジナル
カクテル「カマクラ」のフローズン版です。
※ もともとの「カマクラ」では牛乳を使用していましたが、フローズン版では味を濃く
するために、生クリームを使用しています。
いかがでしたでしょうか?今回はオリジナル中心に
ご紹介させていただきました。
今回は入れる材料が多いものもあるため、気温や氷の質、ミキサーの大きさ
等によってはうまく固まらない場合もあるかもしれません。
そういった場合はとりあえずゆるいまま我慢して召し上がっていただき
2回目から全体の分量を減らして作ってみて下さい。
(氷を増やして無理やり固めたとしても、味が薄くなってしまいます。)
残暑が厳しいですが、20世紀最後の夏をフローズンカクテルで
楽しんでみてはいかがでしょうか?