スペイン国立バレエ団
89年6月29日(木)
イズミティ21
ええと・・・私,今でもよくわからないのですが,このカンパニーの上演しているものは,たぶん純粋のフラメンコではなくて,バレエ風のフラメンコなのですよね? それとも舞台芸術ではあるけれど,フラメンコそのものなのでしょうか?
フラメンコ組曲
照明デザイン:カルロス・グレーロ, ラファエル・ジュンダ
ギタリスト:ファン・マヤ“マローテ”, ルイス・カルモナ“アビチュエラ”, ホセ・マリア・バンデーラス
歌手:ダン・カンテーロ, マヌエル・パラシン, ファン・ホセ・アルカラ
「カラコーレス」
振付:マルティン・ゴメス 音楽:伝承曲
アイーダ・ゴメス, マリベル・ガジャルド
「ソレア」
振付:メルチェ・エスメラルダ 音楽:伝承曲 衣裳:リナ
メルチェ・エスメラルダ
「ファルーカ」
振付:ファン・キンテーロ 音楽:伝承曲
ファン・マタ, アントニオ・マルケス, ホアキン・コルテス
「ブレリアス」
振付:ファン・キンテーロ 音楽:伝承曲
メルチェ・エスメラルダ
次々とフラメンコが繰り広げられる作品。自分が,あの歌い方(地声を使った歌)は苦手であることを発見しました。
踊りは迫力があって,おおっと思ったのですが。
道化師の朝の歌
振付:ホセ・グラネーロ 音楽:モーリス・ラヴェル
ホセ・アントニオ
黒い衣装の男性ソロ。芸術監督でもあるホセ・アントニオが踊って,かっこよかったです。
「朝帰り」の様子らしかったです。
ボレロ
振付:ホセ・グラネーロ 音楽:ノーリス・ラヴェル 装置:ホセ・グラネーロ 照明:ホセ・グラネーロ
マリベル・ガジャルド
ホアキン・コルテス
アントニオ・マルケス
アドラシオン・カルピオ, アデライダ・カルビン, グアダルーペ・ゴメス, モマンセラット・マリン
鏡が,何枚も並び,その鏡が回って,奥から次々と,入れ代わり立ち代わり,ダンサーが現れて迫力ある踊りを展開しました。群舞やソロやデュエットや・・・。
赤い衣装の女性たち,黒い衣装の男性たち。主役の男性は,上は赤かったかな?
かっこよかった♪ 楽しかった♪ 盛り上がった♪♪
プログラムを見たところ,主演の男性は,何と,今をときめくホアキン・コルテス!
何も印象がないのが残念です。プログラムの写真を見ると垢抜けないお兄ちゃんで,それも無理はないと思われますが。(笑)
三角帽子
振付:ホセ・アントニオ 音楽:マヌエル・デ・ファリャ 衣装・装置:パブロ・ピカソ
粉引き女房:アナ・ゴンザーレス 粉引き:ファン・マタ 代官夫人:グアダローペ・ゴメス 代官:ホセ・マルティン 泥棒:フランシスコ・ゲレーロ
当時は知らなかったのですが,美術がピカソだということで名高い作品。
パリ・オペラ座でも後に上演したはずですが・・・美術は同じでも,振付は違うのでしょうね,たぶん。
(02.6.11)
04.01.01から