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さて、ここでは雑誌に掲載された記事に少し情報を足し引きして再構成してみます。
半分蘊蓄だったりそこまで考えるもんでもなかったりはその通りなのですが(笑)、ご容赦のほどよろしくお願いします。m(_ _)m 2012/6/21

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Bトレ改造も既に450両を超えました。まさかここまでハマるとは私自身想像だにしませんでしたが…。
元々日経ビジネス誌にニッチなヒット商品として紹介されていたBトレ記事を見て、「これは買うと収集しだすのではないか」と思いながら買ってみたのが、Bトレ収集の始まりです。
そして、普通に組み立てて集めるだけでは飽き足らず、改造に手を出してみたところ、これが面白くて面白くて…。
このウェブサイトを立ち上げた際には、いわゆるBトレを塗装変更したりする「Bトレ改造」でしたが、徐々にスクラッチのような世界に入っていき、現状を正確に表現すると「9mmゲージの6cmショーティー化」ですね。

では、あらためてコンセプトや工作のコツなどを紹介していきましょう。

■改造のコンセプト
Bトレって「かわいい&かっこいい」ですよね。初めて見たときにはすごく違和感があったマグネットカプラーですが、これは鉄道模型と鉄道おもちゃの間にある「かわいい」ポイントなんだと思います。「かっこいい」ポイントは言わずもがな、Nゲージばりのディティールです。

Bトレ485系きりしま色

改造にあたっては、この「かわいい&かっこいい」の世界観を外さないこととして、マグネットカプラー、ペッタンコのパンタグラフ、シャシーと台車はそのまま使うことを基本としてみました。
Nゲージレベルまでディティールが細かいと改造も数段難かしくなることを考えると、Bトレ改造はお手軽工作という位置づけと言えるでしょう。


■商品企画の面白さ?
単純にBトレを塗装変更するものは、コレクションの車種を増やす楽しみとなります。

Bトレ能勢電の塗装変更

一方、やってみてわかったのですが、Nゲージ等を種車としてBトレ製品として販売されていない車両を作るのは、車種が増えるという楽しみの他に6cmに縮める面白さがあります。とくに先頭車は様々な形状があり、これをバランスよく6cmにまとめるのは、けっこうクリエイティブな作業です。
例えば特急車両にある流線型の運転席部分と客室ドアや窓をどのように6cmの世界に入れていくかはなかなか試行錯誤するところであって、ここに一つわくわく感があります。

スーパーはくとのカット位置検討

このクリエイティブを感じる本質は何なのでしょうか…。
ショーティー化するということは、何かを切り捨てなければなりません。あえて切り捨ててはいけないものもあります。単に6cmにするのであれば、先頭から6cm付近までぶった切ってお終いなのですが、運転席ドア、客室前ドア、客室窓、窓、窓で終わってしまいます。これじゃ、ダメなのです…。車両の特徴ある部分を入れたいわけであって、運転席ドア、客室前ドア、客室窓、客室後ドア、トイレ窓にするとエッセンスが詰まったりします。制約がある上での再構成の面白さとでもいいましょうか。

これはある意味Bトレの商品企画の面白さを一般人も味わってしまおうという趣向と言えます。
JR九州の特急車両がBトレになると…、ユニークな私鉄の旧型車両がBトレになると…、さらに海外車両がBトレになると…、と考えていくのも楽しい商品企画ですね。そして車両制作はBトレの「試作品作り」と勝手に読み換えてしまいます。

Nゲージから作った「789系スーパーかむい」


■単体車両収集について
編成美という言葉は私もよく理解しているつもりです。
小中学生の頃、DD51+荷物車+12系客車+20系寝台車の急行さんべをなんて美しい編成なんだ、と思っていたぐらいです(笑)。 Bトレはコンパクトなので、編成美を楽しむのにはもってこいだと思います。
ただ、改造していくと編成を揃える際には同じ車両を何両も制作していく過程が入ってしまいます。これはクリエイティブな作業からルーティン作業になってしまうわけで、狙いがズレていきます。
ということで、単体車両をせっせと制作するのですが、RMモデルズ編集長に言わせると「その発想は斬新だ…」とのことでした。鉄道博物館といっしょですよ、ということで特徴ある先頭車を中心に揃えていってます。

特徴ある車両群


■種車について
さて、車種を増やそうとすると元となる「種車」が必要です。Bトレの塗装変更を除くとNスケールのモデルを探すことになり、値段的にお手軽な鉄道コレクションシリーズやグリーンマックスのNゲージキット、Nゲージの中古品やジャンク品を中心に集めていきます。

ジャンク品として売られているNゲージ

Nゲージの中古品の場合、中古鉄道模型を扱っているお店で探します。足回りが壊れているジャンク品などは値段的にも改造に適しています。
お店の人から「モーターは動きませんし、台車は割れて壊れてますが返品はできませんよ。走行チェックしなくてよいですか?」と気遣いされることもあります。「改造して6cmに縮めるから大丈夫です」と言いたいところですが、理解不能でしょうから、いつも「飾るのでそのままで結構です」とやりとりしています(笑)。
あと、海外車両は昔発売されていたモデル付属書籍をネットオークションで入手しています。

昔、書籍販売されていた観賞用鉄道模型

私がよく行く中古鉄道模型を取り扱っているお店はこんなところです。
ぽち:全国主要都市にあり、掘り出し物もあるので出張時などでの物色は楽しいです。
ポポンデッタ:秋葉原店は回転も速く、面白いものが出たりBトレ部品購入でも重宝しています。
エバーグリーン(銀座天賞堂):ジャンク品価格的には一番リーズナブルですね。海外Nゲージもよく回転しています。

ちなみに、中古鉄道模型を選定するのもクリエイティブなエッセンスがあります。見つけた商品を手にとって6cmにバランスよく収まるだろうか…、と想像をフル回転させるからです。Nゲージでも収集だけですと、欲しい車両をゲットできたコレクションの満足感で終わると思いますが、成功/失敗含めて6cmショーティー化が完了するまでは最終的な満足感がどうなるかがわからない状態が継続しますので、単に種車購入は初期段階となります。


■値段について
そうは言ってもNゲージなどは中古品でもBトレの数倍の値段となることも多いです。
なんと高額な…、という声が聞こえてきますが、さてどうなんでしょう?
これは蘊蓄詭弁の極みかもしれませんが、「車両を組み立てて完成させるまでの時間を楽しむ」と考えると、値段がBトレの5倍でも楽しむ時間は10倍かもしれませんので、改造の楽しみに払う対価は安いと言えるかもしれません。
製品のBトレはシールが複雑でなければ、1時間に10両ぐらい簡単に作れてしまいます。 つまり制作を楽しむことにかける時間単価は1両500円とすると5000円/時間です。
ところが、2000円の中古Nゲージに塗装スプレー缶や紙やすりなどの消耗品合わせて1000円プラスして3000円としましょう。この制作作業に3時間かかるとすると1時間あたりの楽しむ時間単価は、なんと1000円/時間!
私の感覚なのですが、Bトレを収拾しだした頃にブラインド24箱セットを買って一気に組みたてていたときより、中古Nゲージを四苦八苦しながら6cmショーティー化している方が、コストに対する楽しみのパフォーマンスはかなり大きいです。

制作に多大な時間を要した165系(パノラマエクスプレスアルプス)


■工作の変遷
今ではNゲージを切り刻んで加工をしていますが、最初は簡単な改造から始めています。
徐々に工作の腕が上がっていったという感じです。どういう改造をしてきたかの流れを簡単に紹介しておきましょう。
最初はBトレの塗装変更から入っています。もっともお手軽なのは113系などに見られた鉄仮面でしょう。

113系(湘南色:鉄仮面)

前面パーツの一部分に金属色のスプレーを塗装するだけですが、アクセントある車両が増えるという意味ではなかなかお勧めです。ボディ塗装全体を変更する改造も多くやりましたが、たいていは元のBトレ塗装を剥がすこともなくやっていました。
次に元のBトレの大部分を使用しながら、前面パーツだけを変更したりする改造に手を出し始めました。旧型国電は前面の種類がたくさんあり、グリーンマックスなどで出ているNゲージキットを利用しています。これもBトレ車種を増やすという意味ではよいのですが、車両ごとに差分が多いわけでもないので遠目で見るとほとんど目立たないのが難点ですね…。
前面パーツを利用するならグリーンマックスのキット全体をBトレサイズに作ってしまえ、ということで旧型車両がたくさん増えました。旧型車両は1両1両に特徴があるので、かなり書籍の資料を集めながらの制作となりました。半流線型のクモハ43や68などは、Bトレもなかなか乙なものですね(笑)。

グリーンマックスキットから制作したクモハ43(あいのこ)

グリーンマックス等のNゲージキットをだいたい作り終えると、とうとう完成車両のNゲージに手を出すしか車両を増やす手段はなくなってしまい、鉄道コレクションを改造しだしました。鉄コレはそこそこのディティールのNゲージで、入手しやすいところから改造の入門としてはよいかもしれません。塗装することもなく、かなり簡易にBトレにできる車両もありますよ。
鉄道コレクションから制作した小田急1800系

鉄コレを少しまとめてBトレ化してみた後、Nゲージに挑戦してみることに…。中古のNゲージ改造が後回しになったのは、鉄コレ等に比べて少々値が張るので、躊躇していたというとろでしょうか。
最初にNゲージから作ったのは忘れもしません。名古屋の中古鉄道模型屋で購入した833系ソニックです。
これが、予想以上に上手く簡単に作れたんですねぇ。
Bトレ製品にない特徴ある流線型特急車両が6cmになることに少し「おおっ」と思ったのを記憶しています。
Nゲージは幅広い車両が製品化されていますので、改造によるBトレ化の世界が広がった感覚がありましたね。

Nゲージから制作した833系ソニック

ここまでいろいろ作ってみると、目は海外に転じます。ヨーロッパの特徴ある車両やアメリカの重厚なディーゼル機関車をBトレにしてみたいと…。
ところが、海外モデルのNゲージは相当高価です。中古を若干改造していたところ、数年前に世界の鉄道シリーズとしてNスケール観賞モデルが付属した書籍(途中で打ち切り絶版)があったことがわかり、これを入手。ものすごく肉厚なモデルでカットするのが一苦労ですが、海外車両をお手軽にBトレ化するにはもってこいでした。

観賞用鉄道模型から制作したSNCF(フランス国有鉄道)BB22200 'Mistral'

こんな感じで、概ねBトレにできるNスケールのものには手を出してみたというところです。


■工作のコツ
まずは、運転席部分やドア、窓が6cmにどのように配置されるのがバランスよいかを考えます。Nスケールのモデルはボディをカットしていきますので、だいたいの配置を決めてから大雑把にカットしていきます。

レザーソーを使ってのカットの様子

Bトレのパーツは運転席部分や妻面が別パーツになっていますので、ここにカット部分があるのはあまり違和感ありませんが、ボディのど真ん中にカットした部分が来てしまうのはなるべく避けたいです。
配置上ボディの真ん中付近にカット部が来る場合は、接着した後に切り継いだ部分をパテなどで整形して塗装し直しをします。 カットはレザーソーやプラモデル用ニッパーを使い、カット面を真っ直ぐに整形するときは600番程度のサンドペーパーを使っています。最近は真っ直ぐにやすりがけするためのモデル用サンドペーパー商品が複数出ていますので重宝しています。

サンドペーパーで整形する様子

足回りは、Bトレのシャシーと台車を使いますが、とくに先頭部が細い特急型車両などはシャシーを大きく削ることが多いです。現在のBトレNewHGシャシーはボディ形状に合わせてカットしても台車をはめることができるので、改造には適していますね。
シャシー形状変更の様子


■塗装のコツ
お手軽工作ですので、塗装はエアブラシなど本格的なものではなく、グリーンマックスの鉄道スプレーを中心としたプラモデルのスプレー缶を使っています。
塗装はとにかく気温や天候に左右されますので、なるべく暖かく湿度が低い日を選びたいところですが、冬はスプレー缶を少し温めて使ったりしています。あと、スプレー缶は製造されてから日が経つと缶圧が低くなり、ヘタすると粒が大きく大失敗しますので、できるだけ商品回転の速い店で購入するのがよいようですね。
あと、これは大切なコツなのですが、屋外でのスプレーはどうしてもシンナー臭が近所にばら撒かれてしまいます。近所付き合いは大事で、何気ない日常時に近所の方へ積極的に声をかけておくと、「プラモデル塗装してるんですか〜」と理解していただけますよ(笑)。

プラモデル、鉄道模型用スプレー缶


■改造へのお勧め!
勝手なる商品企画としての改造でもありますので、種車から6cmにすべく考えているときが最も楽しいですが、これだけでは達成感がありません。達成感は車両が完成したときです。苦労した車両がうまく完成したときは満足感がありますね。改造の途中工程だと、塗装のマスキングを剥がすところのちょっとしたドキドキワクワク感が毎回楽しみなところです。
工作ですので、失敗はつきものです。一番凹むのは、きれいに塗装できたパーツを誤って割ってしまう場合です。塗装の下に敷いた新聞紙といっしょにくしゃくしゃに捨てた中に、いっしょにパーツが紛れていたことが数回ありました。これは人的ミスなのでホント落ち込みますね。
一度作るとケースに収納していますが、特徴ある車両を並べるのは面白いものがあります。私鉄の特急史を6cmの先頭車で揃えるのも面白いですし、現役車両と旧型車両と海外車両など、まったく異なる車両を6cmで並べて眺めるのも興味深いですよ。先頭車両だけを保存している博物館のようなものですね。

比較してみます…


元々Bトレはプラモデルです。車や戦艦などのプラモデルは、素の組み立てから塗装したり、少し改造したりする工作は一般的です。Bトレも完成車両としての鉄道模型という考えから、プラモデルという考えに見方を変えてみると、楽しみ方も2倍3倍になると思いますよ。みなさん、ぜひ工作してみてはいかがでしょうか。


    コラム:様々な車両バリエーションの作り方

■創作意欲の元
2012/10、DD51が発売されました。

バンダイ Bトレインショーティー DD51一般色と貨物色

一般色、貨物色、北斗星色の3種類です。中身を見ると屋根が3種類、窓パーツは2種類入ってます。
ん?と思ってネットでDD51を調べてみます。
カラーのバリエーションはある程度なんとなく知っていたものの、いろいろ見ていると細かい作りの違いがぞろぞろと…。 ここで実際のBトレ製品と見比べてみます。
超お手軽改造で出来そうなものから、それなりにハードな改造になるもの、塗装変更のみで出来そうなものが想像できます。 わくわくしますねぇ。並べてみたくなりますねぇ。これが創作意欲ですw

■改造の検討
さて、ここから改造工程に移る場合、よく吟味しないといけないポイントがあります。
「塗装のしやすさはパーツ構成による」ということです。
DD51では、ボディパーツが細分化され、平面塗り分けで済まない複雑な形状のパーツが多いというのがミソになります。 つまり予想以上に難しい(面倒くさい)ことが想定されます。

ボディパーツの構成

平面パーツの場合、マスキングをちゃっちゃとしてしまえばよいですが、3D的パーツはマスキングそのものがたいへんです。 DD51の場合、前面手すりが前面ランボードと一体ですので、手すりのサンとランボード部分のマスキングが実はたいへんなわけです。ちゃんとマスキングしたつもりが簡単に吹きこんでしまいますし…。 タッチアップによる修正を最低限になり、マスキングが楽になるやり方を検討することになります。 ここを甘く見ると、途中で失敗したり、諦めて放棄したり、最悪破棄してしまうことになるかも…、です。

■改造のパターンと改造
DD51のバリエーションを調べていくと、以下すべてが当てはまることに気付きました。
・簡易改造
・ちょい塗装変更
・全体塗装変更
・ボディ形状変更

『簡易改造』は、これをBトレ改造と言っていいのか、レベルのものです。 でも見た目的にちょっとよい感じの効果があるものw。
ネットで調べているうちにボディ部分のみ白帯が省略された車両を発見しました。知る人ぞ知る号機だったようです。 さて、この手のものにはガンダム消しペンマーカーです。

ガンダム消しペンで白帯を消去中の様子

これはかなり便利。帯状の塗装を落とすのにはうってつけです。 ただ、アルコールなので手際良く作業する必要があります。 もたもたしていたり何度も繰り返すとベース塗装へのダメージが大きくなります。

DD51 1043 ガンダム消しペンでボディ白帯を消去


DD51 879 ガンダム消しペンで前面白帯を消去

あと、3つ目タイプもパーツをくっつけるだけですので、改造は簡単です。 作例ではシールドビーム追加のみだと見た目的に差異が少ないので、窓へのプロテクターも付けてみました。 そこまでやると簡易改造というより、少し細かいレベルの改造になりますね。

DD51 745 シールドビームを追加


『ちょい塗装変更』は、ボディパーツの一部のみを変更することで他の車両との差異がまま目立つものです。
10番台までは前面の白帯の塗り分けが異なりました。 これはマスキングも楽で、ちょいとスプレーを吹くと出来てしまいます。 注意点としては元の色と差異がない色を探すということ。これをミスると他のパーツも全面塗装する羽目に陥ります(涙)。

DD51 8 前面パーツのみをちょっと塗装

B更新車も白帯をグレーにするだけなので、ちょい塗装変更の部類に入るでしょう。 B更新は側面のランボード下がグレーなので、作例の作業時は一般色DD51をグレーに塗装するのではなく、元々グレーの貨物色DD51のパーツを持ってきました。 一般色の同パーツは同時に制作していたランボード下が白のA更新車に回して、塗装工程をお互い楽にしています。

DD51 1089 白いラインをグレーに塗装


『全体塗装変更』は多くのパーツの塗装を再塗装します。
お召し仕様、A更新がそれに当ります。 これはひたすらマスキングをして塗装します。

DD51 842 手すりや煙突をシルバー塗装


DD51 1147 ボディを全面塗装し直し


DD51 791 ボディを全面塗装し直し


『ボディ形状変更』はボディパーツ自体に手を入れていくものです。
試作車1号機は屋根を削って前面のライトを取り替えるぐらいでよいと軽く考ええていたのですが、よく写真を見ると運転席窓の切り立つ角度が異なるではありませんか…。
ということで、少し修正にトライしてみることにしました。

ライトの取り換え(他のBトレから移植)


前面窓パーツの修正、ボディ形状の継ぎ足し

この作例ではパーツを手で曲げるという荒業をやっています。

DD51 1 ボディ(キャブ)と屋根の形状を変更


■並べてみる
Bトレの面白いところとして、出来あがった車両を並べてみる、というのがあります。 改造したものだけですが、特徴あるものが同列に揃います。


DD51シリーズを並べた様子(↑クリックすると拡大します)


コンパクトに博物館的に3D資料が集まったという感じですねw。
どうです? 簡易改造からやってみませんか?

    コラム:雑誌掲載へのアプローチ

■企画書を書こう!
せっかく鉄道模型を作ったのであれば、どこかで発表しておきたいですよね。 鉄道模型雑誌はアプローチ先として掲載されるとうれしい媒体です。 鉄道模型の雑誌は、常にテーマによる記事を募集していますが、テーマ以外の場合はどうすればよいのでしょうか…?
これは通常のビジネスでも同じなのですが、いわゆる企画書(提案書)を書いて編集部宛てに郵送します。 企画書の書き方は、書店に行けばいくらでも参考書がありますが、ポイントを記しておきます。

 ・相手の立場に立って書く
 ・コンセプトを明確に打ち出す
 ・他にない特徴をアピールする

2年前に雑誌社へ送付した企画書の構成を記しておきます。


表紙の次に、「はじめに」と題して挨拶と企画書を書いた意図を記しています。

 ・10年ほど前にRM巻頭特集に鉄道のCGを取り上げていただいたこと
 ・今回、模型のオリジナルコンセプトの作品がある程度溜まったこと

次に「コンセプト」を記しています。

 ・読者ターゲット
 ・狙い:鉄道模型の幅広い魅力を伝えたい
 ・掲載希望媒体
 ・記事内容:作例紹介や制作記
 ・画像ファイルのデータ形式、納品可能形態
 ・著作権の考え方:今回、本サイト同様すべて放棄としました
 ・名前など個人情報の掲示について

あとは「作例」や「制作記事」のサンプルを入れ、最後にプロフィールを記しています。

企画書が受け入れられたかどうかですが、これは通常のビジネスのやりとりと同様に郵送物が届いて1週間以内に電話してみるのがよいでしょう。 雑誌編集は刊行日に合わせてものすごく多忙なウィークがあります。 月刊誌であれば、その発売日直後ぐらいが編集部の方々は少し余裕があるので、問い合わせをするのはそのあたりに気を使っておくのもよいと思います。

編集部の方で「面白いね!」となれば、掲載への入口です!


うれしい雑誌掲載


カタログみたいに載りましたw

もちろん掲載されるかどうかは出版社の企画側の話ですので、ボツになることも多いでしょう。 私の場合、2割OKで、8割ボツというのを普通の感覚と捉えてやっています(笑)。 行動しないと何も始りませんので、面白いものが出来てきたらぜひ企画書を出しましょう!

ちなみに、企画書を出して晴れて掲載されるまで1年半かかりました〜。

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