「長野電鉄ED5000」

 

 

 私には定山渓からきた1957年製ED5100が越後交通へ行き、廃線とともに廃車となり、1927年日立製のこの機関車が今も現役なのが、とても運命的なものを感じてしまうのである。今では甲種回送でもなければ、なかなかその姿にお目にかかれない、貨物営業の折は、ED5100の予備にあったので、須坂の車庫で入れ換えがもっぱらの仕事であった。日比谷線の車両が譲渡されるときに、これはチャンスと出かけた。この機関車は渋い車体に似合わない、かん高いホイッスルが魅力であると思う。是非走行のチャンスを捕まえて会いに行ってみることをお勧めする。美しい信州の風景の中を実にのびのびと走っていると思う。

 

 

 

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