「明延鉱業所跡」

 

 一応「立入禁止」の立て札がある。それでも人が居ないことをいいことにのぞいてきてしまった。そのため裏画面にアップすることにした。危険はいっぱい潜んでいる。行く人はくれぐれも気をつけた方がいい。

 

 

 まずは神子畑(みこはた)側から。予想以上に静かな山の谷間に神子畑の事業所は存在していた。1円電車は山の中腹に発着していたらしい。ほとんど軌道は撤去されている。工場施設や、インクラインの軌道はしっかり残っているので、まるで休日に来ただけという感じで、閉山して何年も経っているように見えない。入口付近にも軌道が一部残っており、どのようなレイアウトだったのかは、現役を知らない自分には見当もつかない。斜面に立つ建物の中にも軌道は敷設されており、まるで「未来少年コナン」のインダストリアの地下を連想させる光景が展開していた。あぁ、廃墟などというものに何ゆえこうも快感を覚えてしまったのか・・・。もう病気である。

 

 

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