押出遺跡

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概要

押出遺跡は縄文時代前期後半(約5,500年前)の集落跡です。このあたりは泥炭地で湿地であったため通常残ることのない木製品や漆製品、編物、食料品などの遺物が多く発見されました。これらの有機質の遺物は縄文時代の生活を考える上で重要な手がかりになっておりその多くが国の重要文化財に指定されています。


所在地

山形県東置賜郡高畠町大字深沼字押出に位置します。このあたりは自然堤防が帯状に連なり湿地帯を形成していました。現在ではその名残は古い地名からのみ伺うことができます。


出土品

出土品1

漆塗りの土器です。きれいですね。





出土品2

こちらは土器の縁に動物をかたどった物がついた遺物です。



展示場所

高畠町の「うきたむ風土記の丘考古資料館」で出土品を見ることができます。近くにある縄文時代の洞窟遺跡や7世紀の古墳もあわせてご覧になると良いと思います。