含満ヶ淵に行く途中にある小さな神社です。創建は不明ですが昔は星の宮と称し虚空蔵菩薩を
祀っていたということです。1869年に現在の神社になり磐裂神、根裂神をお祀りするようになった
のです。
本殿は大谷石の鞘堂に納められております。
磐裂神社も良い名前ですが、星のつく神社って栃木県では結構目に付くんですよね。
磐裂神社から含満ヶ淵のほうに向かうと道ばたにこんなものがぽこぽこあるのです。
実はこれは大正時代に各家の前に一つずつ設置された貯水池なのだそうです。
不動明王の真言の最後をとって「カンマンヶ淵」と名付けられた場所なのだそうです。
松尾芭蕉も訪れたというとてもいい場所です。
車で行かれる方は無理して細い道を奥まで行かないで慈雲寺の駐車場に止めて歩きましょう。
看板があまり充実していないのでわかりにくいのですが、歩いても時間片道5分とかかりません。
慈眼大師天海の弟子約百名が寄進したものとされております。様々な表情のお地蔵さんが並んでいる姿は
なかなか美しいものです。
しかしそんなお地蔵さんも数を数えると毎回違ってしまうなんていう小学校の怪談みたいなお話もあり、
おかげで別名「化け地蔵」なんていうふうにも呼ばれているのです。
あとこのそばに「ストーンパーク」なんていうのがありますが、巨石ファンのみなさんはまったく
無視していただいて結構です。そこは庭石が何個かおいてある、あまり整備の行き届いていない単なる
公園です。