祭神は多紀里比女命、市杵島比女命、多岐津比女命の田島三神です。この三柱の神様は神代の昔に天照皇大御神が素戔嗚尊との剣玉の御誓いにて御気吹きの中からお生まれになった神様なのです。
鎮座は悠遠の昔で特定はできませんが九州の中でももっとも古い神社の一つであることは間違いないそうです。
また歴代唐津藩主の祈願所になっておりまして、大漁商売繁盛、海陸交通安全に御利益があります。
この写真の鳥居は普通のガイドブックでおなじみの海に面したやつではなく、道路側からあがるものです。「頼光鳥居」と名付けられたこの鳥居は源頼光が天元三年に寄進したもので、修造はされているものの約1000年前のものだそうです。
場所はmapion地図に書いてある通りで、呼子の新名物「呼子大橋」を渡って加部島の東部へ向かえばすぐわかります。
境内には松浦佐與姫を祭る佐與姫神社があります。この神社のご神体は夫との別れを嘆き悲しむあまり
石(「望夫石」とよばれています)になってしまった佐與姫そのものなのです。この社殿の中にその「望夫石」があるということです。
今では縁結びの神様として信仰を集めております。
ここが一番肝心な場所でしょう。本殿左端から登っていく道がついていますが目立たないのでよく見て
下さい。立て看板には太閤秀吉にまつわる能書きが書いてありましたが、まあ後世の創作でしょう。
これはまさしく豊穣を祈るご神体ですね。本来この石そのものがご神体だったのでは無いでしょうか?
このあたりは磐座のような雰囲気です。