姥の手掛け石


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姥ヶ懐のところです。「民話の里」に車を止めて歩いてすぐの場所です。
手掛け石 手掛け石

この石はなかなかおもしろいでしょ。本当に指の形がついているように見えますね。伝説によると、源頼光の家来である渡辺綱が京の都の羅生門において切り落とした鬼の腕をなぜか保存していたのですが、その腕の持ち主であるところの鬼が、はるばる村田まで取りに来たんだそうです。鬼は渡辺綱の伯母に化け、石の長持ちに隠しておいた片腕をうまうまと手に入れたのですが、そこはそれ、渡辺綱ほどの男です。当然逃げる鬼を追いかけました。そのときに鬼が川を飛び越える際に足を滑らせ、「おっと」と手をついた跡がこの石なんだそうでございます。
石があるのはもちろん川淵です

こちらは樹齢千年と言われる「姥の黒松様」です。
前九年の役のころにはすでに巨木だったというこの松は、なんと願いを聞いてくれるというありがたい松なのです。しかし悪さをすると災いがふりかかっちゃうというコワーイ松でもあるのです。
しかし平成6年に老化と松食い虫のせいで枯れてしまったのだそうです。残念ですね。
余談ですが、民話の里のそばは結構いけます。


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