高さ3メートル、周囲12メートルのサイコロみたいな石です。頂上部には60センチ四方の便座みたいな形の出っ張りがありまして、そこにまたがると、美しい大土ヶ森を正面に望むことができるという凄い岩なのです。
風土記によれば、遊行上人(一遍さんですかね)がここに庵を結びここに没したので、その墓石としてここに置いた石なのだという話もあるそうですが、それはまあ作り話っぽいように思います。むしろ里人の話として伝えられている「この上で火をたいて雨乞いをした」と言う話の方が私はすきだなあ。
大土ヶ森がいいあんばいに見えるのです。私が訪れた日は山の方は雲がかかって見えなかったのですが栗駒山もみえるはずです。なんだか、夏至の日没なんかはどこかすごいところに落ちていきそうな感じがしますぞ。東に開けた平地は風水的に非常によろしいとされる場所っぽいです。(印象ですよ)おまけに川の対岸には縄文時代の遺跡もあるようです。縄文人がこの岩を見逃すわけがないよね。