山王囲遺跡


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概要

山王囲遺跡は縄文時代晩期から弥生時代にかけて継続していとなまれた集落跡です。 現場は一迫川と長崎川にはさまれた自然堤防上に位置しており、泥炭層のおかげて 美しい漆製品が良好な状態で保存されていました。(緑色の植物が出土したとか?) 縄文土器は大洞式(亀ヶ岡式)の物が多く当時の地域間交流の広がりが伺えます。
また平成8年度の調査では弥生時代の環濠集落跡や東北では珍しい環状石斧などが 発掘され大きな関心を集めました。



所在地

宮城県栗原郡一迫町真坂山王囲。 東北自動車道築館ICより約10分。東北新幹線くりこま高原駅よりバスで約20分。


遺跡保存のこと

資料館(拝観料¥200)をみるといいものが出ていることがわかります。この付近は実は 遺跡だらけなのですが現地に何もないのが残念です。資料館のますますの充実を願います。 弥生時代の環濠集落で脚光を浴びた遺跡ですが縄文時代の部分にもう少し切り込んでほしい と思わせる遺跡です。


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