忍路環状列石


周辺地図(mapion)

広域農道から入ってすぐのところです。駐車スペースは、ぼんやりと2台分くらい有るような無いような。農作業のじゃまにならんようにとめましょう。

ちょっと前までは日本最大だったのです

標高約130mの三笠山の麓にあるのです。現場は斜面を平らに整地されており、そこに長径(軸はほぼ南西−北東に向き)約33m、短径22m、のおおきな楕円型に石が並んでいます。すぐ近くの忍路土場遺跡からは、大量の土器、石器、建材、漆製品、等が出土しているとのことで、ストーンサークルに関わった人々がそばに住んでいたことが確認されております。なにしろここは、かつて日本最大のストーンサークルだったとのことで、やっぱり大きいですよ。お祭り広場タイプのストーンサークルですね。

忍路環状列石00

とても良い感じですね

パンフレットには、ストーンサークルは東北から伝わってきたようなことが書いてありますが、雰囲気が違うように思いますね。こんなかんじのストーンサークルは見たことがありません。しかしもしかするとこんなストーンサークルも東北にあったけど、墓石とか漬け物石(でかすぎるかな)に転用されてしまったのかもしれません。アイヌの墓標は木を使うので使われずにすんだのかもしれませんね。
いずれにせよ、興味深い遺跡です。
左下のでかいいしにはペトログリフと思しきものがありましたよ。右下は中心付近の立石です。

忍路環状列石01忍路環状列石02
角柱が立ってるのも東北には無いスタイルです。
忍路環状列石03