小牧野遺跡


概要

小牧野遺跡は縄文時代後期前半(約4,000年前)に作られた環状列石 を主体とする遺跡です。近くを流れる荒川と入内川に挟まれた台地上、 標高約145mのところにあり青森市の市街地や陸奥湾を望むことができます。 この遺跡をつくるにあたり大規模な土木工事が行われた形跡がありその実態 を知る上で非常に貴重であることから、平成7年3月に青森市としては初の 国指定史跡となりました。


所在地(地図はこちら)

かの有名な三内丸山遺跡の近くです。 三内で係りの人に聞いてみれば きっと教えてもらえると思います。三内丸山遺跡をご覧になられたなら 是非とも足をのばしてみることをおすすめします。


特徴

環状列石の石組みに特殊な形態がみとめられ小牧野式配列と呼ばれております。
組石1
小牧野式組石
道路跡
下から二番目の層に注目
石を運んだ道路の跡?


遺跡保存のこと

三内丸山の影響のせいか、青森は遺跡の保存、整備に非常にまじめに 取り組んでいるように感じます。この遺跡も整備をすすめる方針のようで 先日の現地説明会のおりに整備の仕方に関するアンケートをとってました。 どんなふうになるのかが楽しみです。
しかしながら整備された遺跡は、なまなましさが失われるように感じます。 三内丸山も以前のあまり手を加えていない状態と現在の状態を比べると、 なんか雰囲気が違ってしまってます。 小牧野遺跡も今の状態をナマで見ておくことをおすすめいたします。