今年の主な検出遺構は住居跡が一つと複数の土坑墓、そしてミニチュア環状列石です。去年の見学会は参加できなかったため見逃してしまった水場遺構も案内してもらったりして、大満足の見学会でした。土器も非常に美しいものが出土してまして、「やっぱり小牧野はいいなー」と再認識した次第でございます。
まだまだお宝はねむっていることと思いますが、今までの調査結果は、まさに「一大お祭りエリア」としての小牧野遺跡の性格を物語っているように感じます。個人的には北西と南東の同じくらいの高さのあたりに、もうひとつでかいストーンサークルがあったりするとさらにうれしいですね。
なにはともあれ、素敵な史跡公園になってくれることを期待しております。
ちょっと写真が多くて重いけど、ご容赦願います。
直線列石 | 土坑墓その1 |
土坑墓その2 | 土坑墓その3 |
土坑墓その4 | 住居跡(炉石) |
住居跡 | ミニチュア環状列石 |
こちらが伝説の水場です。なんと現在も水がわき出ているのです。 しかもここから続く水路は石で護岸されているのだから、まったく驚きです。 おそるべし小牧野遺跡! また、ここの発見にあたっては地元の伝説を参考にしたのだとか。 なんとも興味深い話なのです。やはり伝承にはなんらかの理由があるんですね。 |
小牧野名物、三角形岩板 | 土、石製品各種 |
石皿など | 土器その1 |
土器その2 | 土器その3 |