伊寧(イーニン)の陝西大寺(回族大寺)。 後窰殿(ミフラーブ室)の吹抜け天井。 まず正方形の吹き抜けを立ち上げ、火打ち梁によって八角形に絞って周囲を採光窓とし、 また正方形に梁を架けては八角形にしぼり、これを繰り返して、頂部を藻井(そうせい)天井としている。 規模は小さいが、イランの彩釉タイルによるドーム天井に匹敵する、華やかな吹き抜け天井。