人工妊娠中絶術の説明

人工妊娠中絶手術を受ける方へ
1) 予約日時:   月    日(  )午前9時においで下さい。

2) 朝食は絶対にいけませんが、午前7時まで飲水(茶、紅茶、ジュース)はよろしいです。牛乳は駄目です。空腹にしておかないと麻酔のかかった時、吐いて窒息の危険があります。

3) 衣服:寒いのでソックスを履いてきて下さい。上着は腕に血圧計が巻けるまでまくしあげられる物を着てきて下さい。ピアス、指輪、ネックレス、ブラジャーは、はずします。

4) 睡眠:前夜は入浴して清潔にし、睡眠を十分にとってください。睡眠不足と過労の場合は注意して手術をしても、麻酔の副作用(低血圧や嘔吐など)が発症しやすくなります。

5) 麻酔方法:あなたの麻酔方法は全身静脈麻酔(麻酔薬はケタラール+ドルミカムあるいはフェンタニル+プロポフォール)です。手術中痛みはほとんど感じません。口紅、マニキュアなどの化粧は無用です。麻酔中の顔色が分かるようにするためです。

6) 手術方法と所要時間 :吸引法と掻爬法の併用。約10分

7) 持ってくるも 同意書(捺印、署名)
同意書の夫又は相手の男性の署名は、必ずその本人が書き、捺印すること。(男性の署名が困難な事情が有る場合は医師に御相談下さい)
*生理用ナプキン/ショーツ。
*費用:手術を始める前に費用を精算して頂きます。(妊娠10週まで約8万8千円,妊娠11週は約9万8千円)

8) 退院時刻:お迎えを午後12時半で、できるだけ頼んでおいて下さい。お迎え人の無い方は、タクシーで帰宅してもらいます。本人の車の運転は厳禁です。


手術後の注意
1) 術後の食事:帰宅後、水を飲んで吐かなければ食事をとって下さい。薬(ペニシリン)は昼食後から飲んで下さい。帰宅後翌朝まで床をひいて寝ていて下さい。

2) 手術後3日間は安静が必要です。それが出来るように準備しておきましよう。

3) 翌日と7日後に必ず診察にいらして下さい。費用はそれぞれ、千円、二千円位です。

7日後の診察では、超音波検査が有りますので膀胱に尿が溜まった状態でいらして下さい。痛み、出血(月経より多い)、熱など心配なことの有る時は、すぐに診察を受けましよう。

4) 手術後の出血は7日から10日ぐらいで止まります。

5) 異常が無ければ、*シャワー・軽い家事は翌日から  *勤務は4日目から、   
*入浴は7日目から、  *性生活は14日目以降宜しいです。

6) 次の月経は手術後30-40日で来るのが普通です。

7) しばらく妊娠しては困る方に、あなたに適した避妊法のご相談に応じます。当院では、ピル(経口避妊薬、低容量、中容量2種有り)の処方、子宮内避妊装具(ミレーナ=黄体ホルモン付加装具)の挿入を実施しています。 ( 2001.8.22.作成、2012.11.5、2012.12.22, 2014.4.20改定)

堺市堺区中安井町3丁4番10号/堺東八千代ビル2F/荒木産婦人科肛門科
TEL: 072-223-7959

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