高濃度ビタミンC点滴療法の処方(50g以上の投与は、癌治療用です。)
高濃度ビタミンC点滴(IVC)療法の開始手順
(1) G6PD活性測定の採血後に初回のIVCを実施する。
(2) 12.5g,25g,50g,62.5gと増量。連日の増量も可能である。
(3) 50~62.5g でビタミンC濃度測定の採血をする。
(4) 点滴終了直後に反対側の腕から採血する。
(5) この血液で他の検査はしない(異常値が出る)。
(6) 治療濃度3,500〜4,000μg/ml (350-400 mg/dl)に達するビタミンC投与量を決定する。
62.5g〜75gが多い。
リオルダンIVCプロトコル変法
VitC投与量g | 蒸留水ml | MgSO4(1mEq/ml) | 投与時間分 | |
A | 12.5 | 150 | 2 ml | 30 |
B | 25 | 250 | 3 ml | 30〜50 |
C | 50 | 500 | 4 ml | 60〜75 |
D | 62.5 | 500 | 4 ml | 75〜90 |
E | 75 | 500 | 4 ml | 90〜105 |
F | 100 | 1000 | 4 ml | 120〜200 |
(表の読み方)
25gのビタミンC点滴をしたい場合、250mlの蒸留水にビタミンC25gと補正用硫酸マグネシウム(1mEq/L)3mlを
加えて点滴をする。
(注意)25g以上の高濃度ビタミンC点滴の場合にはG6PD活性の定量検査を実施が必要です。戻る