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アダチダイナマイトレビュー


「アダチダイナマイトレビュー」全13曲 AOZ-013
曽我部恵一さん3曲ゲスト参加



1.アダチダイナマイトレビュー
2.ひらりひらら
3.荒川白書
4.ワンスアポンナタイム
5.ビールの季節
6.荒川土手で会いましょう
7.レフトフライ
8.新しい唄
9.オンリーロンリーサーファーカウボーイ
10.ハレルヤ
11.血の河
12.夜明けの唄
bonus track
13.赤い車

【演奏者】
田中万智/ドラムス、パーカッション
林 亨/ベース
宮坂洋生/ウッドベース
斎藤健人/ギター
宮田真由美/ピアノ、オルガン
山岡美貴/トランペット
ハラナツコ/サックス、フルート、アコーディオン
川松桐子/トロンボーン
阿部仁美/クラリネット

コーラス
山岡美貴/ハラナツコ/川松桐子/
斎藤健人/阿部仁美

ゲストボーカル
曽我部恵一

唄とギター 作詞作曲
大槻泰永

レコーディング
2017年9月〜11月
studio Cat's Eye(浦和)
スタジオM(大久保)

録音&ミックス/岡村陽一

マスタリング/中村宗一郎
写真/和久井幸一 他
ジャケットデザイン/田中さん(表記任意)
クラップ/長瀬由依

 

「ひらりひらら」

2017年12月 代官山 晴れたら空に豆まいて

「荒川白書」

弾き語り

「ビールの季節」

2017年5月 高円寺 円盤

「荒川土手で会いましょう」

2021年11月 下北沢BASEMENTBAR

「レフトフライ」

2019年10月 南青山 月見ル君想フ

「オンリーロンリーサーファーカウボーイ」

2011年12月 池袋 鈴ん小屋『青空レコードクリスマス忘年会』


青空レコードサイト



【歌詞】

「アダチダイナマイトレビュー」

涙があふれて止まらないから
荒川土手を歩いてゆく
黄昏スカイツリーまたたきだせば
翼を広げて飛んでゆけるさ

さすらう千住の路地裏にも
あなたの影がしのびこむよ
夏空 眺めた団地の屋上
ウチナーの乾いた風が吹くよ
アダチダイナマイトレビュー
今宵夜空に砕けて
ばらばらに こなごなに
星屑になって燃え尽きる

アダチダイナマイトレビュー
今宵夜空に砕けて
ばらばらに こなごなに
星屑になって燃え尽きる

涙があふれて止まらないから
さよなら愛しい友よ恋人
さよならまたここで
ばいばいばいばいばい

---

「ひらりひらら」

ひらりひららと春の風
鼻をくすぐる恋心
あなたのその手にふれました
あいうぉなほ−るどよはんど、白い手に

はらりはららと桜舞う
肩を並べて歩く道
浮世のあざとさやるせなさ
ひととき忘れてさ

酔いどれて ららりららら
手をつないでフワリフララ風のあとさき
真っ赤に燃える黄昏
恋する二人 輝くよ

さらりさららと時は流れ
骨を軋ませ唄うたう
あなたの胸に届けよと
あなたの白い胸に

歓びも哀しみも
日々の暮らしのありがたさ
届かぬ未来よこんにちは
明日きっと輝くよ

酔いどれて ららりららら
手をつないでフワリフララ風のあとさき
真っ赤に燃える黄昏
恋する二人 輝くよ

---

「荒川白書」

北千住駅東口
仕事帰り缶ビール
茜空を眺めながら
あの人を思い出す

愛している 愛している
愛している 愛している

いくつかの出来事は
胸をつぶすけど
きっとこの街で大丈夫
新しい唄作るから

荒川は今日も
晴天なり
荒川は今日も
晴天なり

北千住駅東口
あの人がやってくる
少しさわってみたいけど
あまりにも遠すぎる

愛している 愛している
愛している 愛している

---

「ワンスアポンナタイム」

ワンスアポンナタイム
君を愛していたのさ
この街で川を眺めて暮らした
ローズ&ブロッサム
世界中に輝いてる
ロングロンググッバイ
眩しすぎた日々

さよならベイブ
シネマのようなセリフも
さよならベイブ
言いそびれてはそのまま
ローズ&ブロッサム
燃え尽きたら朽ち果てる
ロング&ワインでィングロード
ラム酒あおる日々

トゥラララ酔いどれの唄うたう
トゥラララ一人ぼっちで踊るカーニバルを
トゥラララ酔いどれて眠る
トゥララララララララ

ワンスアポンナタイム
君を愛していたのさ
この街でセピアに黄昏てゆく
ローズ&ブロッサム
世界中に咲きほこる
ロングロンググッバイ
眩しすぎた日々

---

「ビールの季節」

仕事が終われば 駅とは逆方向の
酒屋に駆けこみ ビールを買うのだ
同僚に見られぬように路地裏に隠れ
一気に喉に流し込む

一年前 あのコにふられ
ボロボロになったはずなのに
今宵も下町の安酒場に繰り出して
見知らぬ女をくどいてる

日々の暮らしはつつましく
埃のように不安が積もる
先のことを憂うよりも
今日という日に乾杯しよう

仕事が終わる頃 二日酔いもさめて
いつもの酒屋に駆けこむだろう
日が長くなって夕焼けがしみる
ビールの季節がやってきた

---

「荒川土手で会いましょう」

あの日あの時あの場所で
出会った瞬間ひとめぼれ
それから自転車のるたびに
後ろ姿を追いかける
はいからはくちのはぐれ雲
私の想いを伝えてよ
さよなら三角また明日
ハートブレイクな帰り道
貴方を想えば胸が熱くなる
荒川土手でいつか会いましょう

いつまでたっても言い出せぬ
そんな我が身がもどかしく
電車が鉄橋渡るたび
名前を何度も呼んでみた
せ−たかのっぽのエントツや−い
私の想いを伝えてよ
さよなら三角また明日
ハートブレイクな帰り道
貴方を想えば胸が熱くなる
荒川土手でいつか会いましょう

別れの時がやってきた
白いハンケチ手を振るわ
それでも自転車乗るたびに
後ろ姿を捜してる
夕焼け小焼けの茜曇
私の想いを伝えてよ
さよなら三角また明日
ハートブレイクな帰り道
貴方を想えば胸が熱くなる
荒川土手でいつか会いましょう

貴方を想えば胸が熱くなる
荒川土手でいつか会いましょう

---

「レフトフライ」

僕らはただ 嘆きもせず 畦道を
口笛吹いて歩いた
なだらな風 きらめく声 友達が
川の向こうで手をふる
校舎の裏の金網抜けて
埃っぽいグラウンドへ
放課後に走りながら
あのコを横目で追いかけた
地区予選の組み合せが
掲示板ではためいていた

夢中でボールを追いかけた
夢中でグローブをのばした
目も眩むような青い空
レフトフライが飛んでくる

夢の旅は 夢の旅で いつの日か
大それた想いかくす
流れるまま 流されては あてもなく
川の向こうへ手をふる
市営球場 金網抜けて
埃っぽいグラウンドへ

夢中でボールを追いかけた
夢中でグローブをのばした
目も眩むような青い空
レフトフライが飛んでくる
歓声と溜め息の中で
無情にもボールはこぼれた
ランナーはホームを駆け抜け
あっけなく夏は終わってしまった
あのコの事が気になった
あのコに何も言えなかった
いつしか季節は巡りゆき
どこかで会えると信じてた
今でも時々思い出す
暑くけだるく汗ばんだ季節
目も眩むような青い空
レフトフライが飛んでくる
今でも時々蘇る
祈るようにグローブをのばす
目も眩むような青い空
レフトフライが飛んでくる

---

「新しい唄」

隣の部屋から
電話の笑う声
眠れぬ 眠れぬ
冷蔵庫 缶ビール開ける
漆黒 白めば
始発電車走る
呑んでも 呑んでも
光が見えない
新しい唄を唄う
ゆるぎなき愛を信じて
嘆かいの闇をぬけ
希望の道を

隣の窓から
天使が舞い降りる
ささやく ささやく
まどろむ夜明けがくる
許せるものなら
許されるものなら
抱きしめ 抱きしめ
二度と離さないように
新しい唄を唄う
ゆるぎなき愛を信じて
愛しさも 憎しみも
羨望も 欲望も

新しい唄を唄う
新しい唄を唄う
嘆かいの闇をぬけ
希望の道を

---

「オンリーロンリーサーファーカウボーイ」

クラゲ波に漂えばもう店じまいさ
アロハを脱ぎ捨て海に流そう
打ち上げられた残骸だらけの浜辺で
海に沈む夕日眺め ただただ一人立ち尽くす

つり革にぶら下がって流れゆく街灯り
くたびれた背広の下 焼けた胸がうずく
あの時あの一言を言ってればよかった
海に連れて行くって あれはいつの約束なのか

浜辺の恋人達は一瞬の夕凪の中で
オンリーロンリーサーファーカウボーイ
永遠の口づけをかわす
灼熱の輝きは 一瞬の溜め息で消えた
オンリーロンリーサーファーカウボーイ
沖で手をふるオンリーロンリーロンリーサーファーカウボーイ

クラゲ波に漂えばもう店じまいさ
テキーラを呑みほしてカーラジオの
あの時あの人を抱きしめればよかった
海へ連れて行くって約束は約束さ

夏は終わってしまった 伝説の大波はこなかった
オンリーロンリーサーファーカウボーイ
水鳥達がいっせいにはばたく

オンリーロンリーサーファーカウボーイ x3
アガタ桟橋で空に手をかざす
さよならキャルフォライダー 終わり無き夏のきらめきも
オンリーロンリーサーファーカウボーイ
沖で手をふるオンリーロンリーロンリーサーファーカウボーイ

---

「ハレルヤ」

君のことばかり
考えていたから
きっと狂っちまったのさ
うまく君に言うことができない
てぃてぃぽー てぃてぃてぃぽー
てぃてぃぽー てぃてぃてぃぽー
夢の機関車は煙はきながら
走り続けるのです

黄昏を歩いたら
お別れを言わなくちゃ
それぞれの夕闇を抱きしめながら
うまく君に言うことができない
てぃてぃぽー てぃてぃてぃぽー
てぃてぃぽー てぃてぃてぃぽー
夢の機関車は煙はきながら
走り続けるのです

仕事帰りのビヤホール
五臓六腑にしみわたる
日々の泡だちや苦々しさも
うまく君に言うことができない
うまく君に言うことができない
てぃてぃぽー てぃてぃてぃぽー
てぃてぃぽー てぃてぃてぃぽー
夢の機関車は煙はきながら
走り続けるのです

ハレルヤ!

---

「血の河」

いくつもの河を渡ってきた
昨夜この街にたどり着いた
ガダラ鼓笛隊 路地裏のパレード
やっと君に巡り会えたよ

いくつもうろたえた  いくつも挫折した
いくつも傷つけた いくつも酔い醒めた
生まれ変わるなんて言わないでおくれ
ギターかき鳴らして雄叫びあげろ

暁の列車に乗ってゆけ
時の声に耳をそばだてながら
夜明けが来る 夜明けがやって来る
胸の高鳴りを止められない

いくつもの河を渡ってきた
いくつもの血の河 渡ってきた
ガダラ鼓笛隊 祝祭を鳴らせ
やっと君に巡り会えたよ
やっと君に巡り会えたよ

---

「夜明けの唄」

目が覚めたら夜明けだった
開けたままのカーテン 眼鏡さがす
昨夜の事は覚えていない
あんなにひどく罵られたことも

素晴しきこの世界
窓を開けて光に手をのばす
美しきこの世界
たとえ君がそばにいなくても

キッチンのグラス 昨夜のバーボン
氷を落として喉に注ぐ
新しい日に乾杯だ
夜明けの唄をくちづさみながら
夜明けの唄を

---

「赤い車」

赤い車に乗って
あのコはいってしまった
雲のハイウェイを
振り返る事も無く
かつて輝いた67年モデル
エンジンがこの胸をしめつける
いつの日にか君帰る
響くクラクションに誓うよ

赤い車に乗って
湖をドライブした
カーラジオのジャズピアノ
水面の底へ誘う
髪を泳がせ白く細い
ニ本の腕でハンドルを切る
往くも戻るも暗闇
アクセルいっぱい踏み込め

かつて輝いた67年モデル
エンジンがこの胸を軋ませる
ボンネットに刻まれた
ナイフの痕にくちづけ
いつの日にか君帰る
髪の色も忘れた頃に
赤い車に乗って
赤い車に乗って


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