北海道に長期滞在してみて、感じたこと、気がついたこと、我が家の工夫などなど思うままに書いてみました。
お役に立てることもあれば、立てないこともあるでしょう。参考になりますかな?


赤字のところが新しく加筆した箇所です。

1 経費
 「一体いくらかかったの?」一番気になることですね。
 家計簿をつけていないので正確には公表できませんが、滞在費は一日平均約1万円弱といったところでしょうか。
 毎年、フェリー代金さえ安ければ!と嘆くばかりです。
 なお、食費は、基本的には外食は1日1回と決めていますので、けっこう抑えることができます。
 ただ、ガソリン代がかなりかかりますね。どうしても走行距離が長くなりますので。
 
2009年は、トップシーズンではなかったため、フェリー代を安くおさえることができました。
 2010年は、飛行機&レンタカープランで行ってきました。

往路 復路 滞在日数 経費
概算
状況
2010年 羽田→千歳 千歳→羽田 5日間 20万  ・初の飛行機&レンタカープラン(5日間)
 ・宿泊費が高くついてしまった。
2009年 仙台→苫小牧 苫小牧→大洗 9日間 20万  ・フェリー代が安く上がった。(人数と時期)
 ・家族4人のフル参加ではなかった。
 ・ガソリン代が昨年より大幅に安かった。

 
・飛行機は早割が適用されなかった。
2008年 青森→函館 苫小牧→大洗 9日間 28万  ・ホテルで1泊した。
 ・フェリー代金が年々高くなっている。
 ・ガソリン代の最高値181円。
 ・ママの飛行機代は早割り&AIRDOで安くあげた。
 ・ダッキー、ベアマウンテン、スキーなどレジャーで結構お金がかかった。
2007年 大洗→苫小牧 函館→青森 7日間 25万  ・ホテルで1泊した。
 ・フェリー代金が年々高くなっている。
 ・ガソリン代の高騰は痛い。
 ・インターネット割引を多用した。
2006年 大洗→苫小牧 苫小牧→大洗 9日間 30万  ・フェリー代金がまた高くなっていた。
 ・インターネット予約で1割引き。夏季はJAF割引は適用されないのでご注意ください。(一部フェリーはOK)
 ・ガソリン代がまた高くなっていた。 
 ・旅館に1泊した。
 ・安いとは言え、有料キャンプ場に3泊した
2005年 青森→函館 苫小牧→大洗 7日間 20万  ・飛行機代がかからなかった。
 ・フェリー代金が年々高くなっている。
 ・ガソリン代の高騰は痛い。
 ・飲料水は千葉のディスカウントで購入していく
 (現地で買うと高いので)
 ・有料キャンプ場は使わない
 ・すべてP泊した。 
2004年 大洗→苫小牧 苫小牧→大洗 12日間 28万  ・外食は1日1食を厳守
 ・1泊だけだが、ホテルに宿泊した!
 ・フェリーはJAF割引で往復とも1割引
 ・ガソリンはプリペイド利用
 ・ママの飛行機は割引便&マイレージ特典利用。
 ・飲料水は千葉のディスカウントで購入していく
 (現地で買うと高いので)
 ・有料キャンプ場は使わない 
2003年 大洗→苫小牧 函館→青森 16日間 33万
 ・ママは新千歳空港で合流し、帯広空港でサヨナラしてしまった。従って、飛行機代が往復必要となってしまった。
 ・キングになったので、ガソリンを給油しなければならなくなった。北海道はけっこう高いのだ。
 ・ラフティングに初挑戦!それなりの代金がかかる。
 ・1泊だけだが、ホテルに宿泊した!

2001年 大洗→苫小牧 函館→青森 14日間 25万
 ・ママは新千歳空港で合流し、後は全行程一緒だったが、飛行機代が片道必要となった。
 ・イーグルだったので、軽油でOK!

2000年 大洗→苫小牧 室蘭→大洗 9日間 18万
 ・全行程を家族全員で過ごせた。
 ・フェリー代が特別価格で超安かった。
半額だった
 ・イーグルだったので、軽油でOK!

 上の表からもお分かりの通り家族4人で1週間以上滞在すると、それなりに掛かります。
 子供が小学生ならば大人3人分で済みますが、我が家の場合2005年から大人4人分。正直大変です。それでも同時期のレンタカー利用のツアー旅行よりは安いのかな?
 2000年は比較的安くいけましたが、2003年、2006年は贅沢キャラバンになってしまいました。気を抜くと費用はかさむばかり!
 自分の場合、北海道に行くに当たっては、
500円貯金をしています。
 2007年、2008年
、2009年は500円貯金だけじゃなくて、100円玉貯金もしました。
 
結構貯まるもので、アクティビティー代金はこれでまかなえました。
 経済的に余裕のある人は別ですが、一般サラリーマンは計画的かつ継続的な
「北海道貯金」が必要ですね。
  500円玉貯金のこつ5か条
1 財布の中の500円玉は絶対に使わない。 
2 おつりは500円玉でもらえるように工夫する。
3 貯金箱は容易に開けられないタイプのものにする。 
4 このお金で北海道に行くんだという強い意志を持つ。
5 一人ではやらない(無理)。              
 

2 情報源
 
ひとそれぞれの情報源を持っていると思いますが、まずはインターネット。これはみなさんと共通だと思います。
 ただ、自分の場合はライダーの北海道ツーリング日記みたいなものを主に閲覧します。そこには口コミ情報が満載です。
 あと情報源としては、北海道じゃらん。もちろん千葉には売ってないので、北海道の友人に送ってもらいます。地元紙ならではの情報にどれだけ助けられたことか。あとは、0円マップ北海道というライダーのための情報誌。口コミ情報が中心です。
 2009年も北海道じゃらんが大活躍!
         


3 入浴

 以外にかかるのが入浴代。北海道は安いところが多く、ほとんどが大人500円・子供250〜300円以下です。
 それでも長期日程になるとトータルでかなりの額になります。北海道には無料のお風呂が多くありますが、あくまでもレジャーとして楽しむためのもので、体を洗ったり、洗髪したりはできません。そこで温泉や泉質にこだわらないならば、銭湯の利用もお薦めします。ほとんどの町にありました。地元の人に聞くのが一番早いですが、カーナビにも登録されてますし、タウンページで探すとすぐ見つかります。
 以前、北海道公衆浴場組合が「夏休み子供とふれあい入浴」なんてキャンペーンをやっていて大変助かりました。地元情報は要チェックです。
 
2009年は、夫婦二人だけだったので、安い風呂にはこだわりませんでした。
        

4 洗濯
 毎回だいたい1回〜2回程度の洗濯をします。もちろんコインランドリー利用です。最近は増えてきたとはいえ、地方の小さな町ではあまり見かけません。 
 それに大きな町でも、いざ探すとなかなか見つからないことも。ですから、ある程度の洗濯物がたまっていれば、見つけた時にやってしまうのがいいかもしれません。
 ただ、洗濯から乾燥まで要する時間は軽く1時間以上。この時間がもったいないんですよね。有意義に使える方法を考えましょう。
一番いいのは、ランドリー施設があるキャンプ場や宿泊施設に泊まることです。時間的に無駄がありません。なお、洗剤は小袋で持参したほうが確実です。
 ここ数年は、コインランドリーで洗濯をしている時間がもったいないと思うようになり、全て持って帰ります。ただ、帰宅後の洗濯は大変ですけど。
    

5 給油&燃費

2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
給油回数 12回 9回 4回 5回 2回(道内) 4回(道内) 5回(道内)
平均燃費 6.51 6.86 6.03 6.54 6.6 7.30 7.5
最高燃費 7.63 7.69 6.9 7.44 6.5 7.59 8.5
最低燃費 5.0 6.15 5.5 5.9 6.73 7.06 6.3
最低価格 税別92円 税込み108円 税込み123円 税込み138円 税込み141円 税込み170円 税込み124円
最高価格 税別110円 税込み116円 税込み125円 税込み142円 税込み144円 税込み181円 税込み131円

 大事なことですが、北海道の大都市以外ではGSが閉まる時間が極端に早いです。しかも、次のGSまで数十キロもある、なんてこともありました。ですから、σ(^_^)は半分を切ったら小まめに給油していました。なお、セルフが増えていたので、積極的に利用すると安く給油できます。
 ちなみにσ(^_^;は、ほとんど「ホクレン」を利用しました。ホクレン=北海道のイメージがあるし、地図&フラッグがもらえるからです。フラッグはライダー限定ですが、GSによってはくれることもあります。ただ、気持ちよくくれるGSと、絶対にくれないGSとありますね。2007年,2008年,
2009年は結局入手できませんでした
 ガソリン高騰は痛いですね。年々上がっています。ちなみに、最安値はモダ石油でした。
 
なお、2008年は原油高騰により、高いところではリッター180円超え。2003年が100円を切っていたことを考えると、恐ろしい!
 ちなみに地区別では、帯広が一番安く、港に近い苫小牧が意外に高かったです。


  
最北端の給油所(出光の宗谷岬SS)でくれる証明書 

6 ホクレンの地図
おなじみホクレンスタンドで給油するとポイントに応じてもらえる道路地図。地図だけでなく、観光情報も載っていて、結構重宝します。
2007年からは、さらにパワーアップして、
今まで道南、道北、道東の3部制だったのが、1部の全道地図にまとめられていました。
非常に役に立ちます。北海道での給油はホクレンをお勧め!
    


7 ゴミ処理

 これが一番困ります。なにしろ1〜2週間にわたる長期キャラバンですからね。以前は、GSで引き取ってもらったことが多かったのですが、ここ数年はどのGSもゴミを引き取ってくれません。
ペットボトルとカンについては、スーパー等で買い物した時に、資源ゴミとして捨てました。2005,2007は期間が短かったので、ゴミを自宅まで持って帰ってきました。もちろん生ゴミもあったので、臭いのなんのって! 
 一番いいのは、キャンプ場を利用した際に捨てることです。市町村指定の有料ゴミ袋を買って正規に捨てるのです。ゴミがたまったなと思ったらキャンプ場を利用しましょう。
 なお、ほとんどの道の駅でゴミ箱を撤去していたにもかかわらず、平気でゴミを捨てていく人がいました。1ボックスで旅をしている熟年夫婦、ライダー、わナンバーのP泊者が多かったようです。一部の人のために道の駅の夜間利用が不可にならないといいのですが。
 2008年はゴミを千葉まで持って帰ってきました。エコエコ!
 
2009年も全てお持ち帰り! もっともゴミもそれほど無かったけど。
   
 
 
8 給水&排水
 GSで給油の際がもっとも多いですが、他にも友人宅、宿泊したホテルで給水もしました。
 排水はGSや駐車場の側溝に捨てました。もちろん可能な限り許可を取ります。GSはOKしてくれます。


9 飲料水
 あちこちに飲料可能な湧き水があったので、あまり苦労はしませんでしたが、買い物ついでにコンビニでいただくのが安全ですね。 
       


10 洗い物
 食器等は極力洗い物をしないで済むように、紙皿を使ったり、洗う前にウエットティッシュで汚れを拭き取ったりしました。一番いいのはキャンプ場利用です。道の駅のトイレの手洗い場で洗い物は厳禁です。


11 トイレのブラックタンク処理
 GSで給油した時に処理しました。たいていのスタンドで、捨てることを許可してくれます。


12 P泊場所

 道の駅と観光地などの一般駐車場が半々でした。自分の場合、傾斜はあまり気にしませんが、トラックのエンジン音は気になるので、大型トラックから離れたところに止めるようにしました。ちなみに、止める前はできるだけ場内を1周して周囲の状況を確認するようにしています。危ない目に遭ったことはこれまで一度もありません。
  【気持ちよく泊れたP泊好適地 BEST3】
  
1位 道の駅「美深アイランド」
   広くて、空気が清々しくて、静かで、キャンプ場も併設されていて、お風呂もあって、次回はゆっくり利用したい。
 
 2位 サロマ湖畔三里浜キャンプ場脇の無料駐車場
  サロマ湖の左側の砂洲の突端になります。静かに眠れます。展望台に上がるとサロマ湖とオホーツクに囲まれていることがよく分かり、狭い空間にいるという不思議な雰囲気がたまりません。近くにキャンプ場もあるので治安も安心です。

  3位 洞爺湖畔の噴火記念公園駐車場

   8:30までに入ると、花火大会が目の前で繰り広げられる。規模は小さいが、やはり綺麗だ。  
   

13 食事
 
せっかく北海道まで行ったのだから、できれば毎食贅沢をして美味しいものを食べたいが、予算にも限りがるので、原則として外食は1日1回と心がけています。もちろんその外食も事前にインターネットやガイドブックで調べておいて、安いところに行くようにしています。 他の2食は、ご飯(無洗米)を炊いて、おかずを現地で購入しました。スーパーで買うときは、どうせすぐ食べるのだからと、賞味期限ギリギリの安くなったものを選んでいます。(これは、いつものことだね)
   

14 宿泊 
 長期で出かけていると、やはり疲れが出てきます。お子さんが小さかったりするとなおのことですよね。
そこで、たまには上げ膳据え膳もいかがですか? 宿泊l料金が高い?そうです。まともに予約して、泊れば高いです。ところが、安く泊れるいい作戦があるのです。
   1 職場の福利厚生を利用する。

  
    σ(^_^;の場合、あまり有効ではない。あまり安くならないのです。
   2 夕方以降にキャンセル空きを狙う。
    
  旅館側も空けるなら、安くても稼働率を上げたいため意外に安く泊まれることも。旅館での直接交渉&観光案内所経由で。
      ただし、早い時間の商談は駄目、それに確実性はありません。
   3 地元限定の情報誌等で探す。

   
   2006、2007年、2008年はこいつで一泊6300円程度で予約。北海道の友人に送ってもらった「北海道限定じゃらん」で探しました



15 セイコーマート
 北海道中で見かけるオレンジ色がシンボルカラーのコンビニです。ここ会員カードを発行してくれるんです。このカードがあると店内にある機械から店内商品のクーポン券が引き出せるのですが、けっこう種類も多く、よく利用しました。名前を書くだけでOKですので、ぜひ発行してもらいましょう。
      

16 施設利用券
 有料の施設に入場するときは、とりあえず付近のコンビニに寄ってみましょう。前売り券扱いでけっこう取り扱っている場合が多いのです。我が家は、これまで網走刑務所博物館と登別くま牧場に入るときに、コンビニでチケットを安く購入していきました。また、インターネット割引を利用するのもおすすめです。

17 フェリー乗船時の持ち物
 長距離航路の場合ですが、着替え、入浴セット、飲み物&食料(クーラーボックスに入れること)、暇つぶしグッズはもちろんですが、あると便利なのはミニテーブルです。食事の時、ものおき台など色々な用途で大活躍。 もちろん、特等船室などの場合は必要ありませんが。あとマイ枕があれば、申し分なし!
 
あと、パソコンは必需品!DVDも見れるし、HP作れる!