第1講:アナキズム大工
第2講:挑戦するアナキズム経営
第3講:仏説阿那希頭藻 上
第4講:穴鬼刑事の事件簿
a u m その800万の、果てしもなく、限りある混沌とした世界へ投棄されたる過去、現在、未来の一切の、欲望にまみれし俗物たち、偽予言者たち、教えがいもなき凡愚ども、手淫にいそしむ愛国者たちに、罵声を浴びせよう。無限の闇に礼したてまつる。無数の死者に礼したてまつる。幾多の不道徳、反逆者たちに礼したてまつる。
我聞きたまえき かくのごとき。
あるとき師は、幾万人も言われる異人や無縁の人、かっぱらいや人殺しのどうしようもない、口に出すこともはばかられるようなゴロツキどもと供に、大纐纈城の中に滞在しておられた。これらの者共はすべて、人々から忌み嫌われるべき人々たちであって、汚れること無尽蔵、煩悩に満たされ、奸知に長け、悪しき知識によって、最終解脱に達したなどと放言し、人々を束縛し、魔力を用いて、自由自在、自分の欲望のままに好き勝手に振る舞うような、悪鬼羅刹の弟子たちであった。その名をマンジュシュリー・ミトラ、メッターベーサッジャパンディダ、バンナースケダイ、ヴァジラパーニー、ティローパ、ギヤーハナ・シュウゲン、クリシュナンダ、ヴァジラティッサ、ザキーオク・ケンゾ、クシティガルバ、ナンデッカ、ソーデッカ、ジーヴァカ、シン・カツ、ウッパラヴァンナー、マターカワ・ジング、ヴァジラティクシュナー、トーイ・ツオム、ウロージ・カサク、マハー・ケイマ、パンダ、チューバッカ、ヘドラ、モウカーリマッカ、マハーガヴァッチャ、アナキンだった。
これらの人々は、まだ若いアナキンを除いては、みな道を極めた、イカレタ弟子たちだった。
その時、真実を知らない気の毒なアナキンは、座から立とうとした時、転げて、骨折してしまった手首の痛みにも耐えながら、師のおられる方に、腕をまっすぐ延ばして、師に次のように言った
「尊師、おんみの五体にみなぎる暗い欲望。濁った邪悪そのものの眼。うつろな顔色。それはまことに不気味な、どんな小さな命すら、生存することが許されない、底無しの泥沼のようであります。師よ、あなたは、我々とは全く異なった境地に立っておられるのだ。過去・未来・現在の如来・敬われるべき人・正しくめざめた人たちのことを思いつめられているのだ、と。」
このように言われたとき、師は、気の毒な善人アナキンに向かってこう言われた−「その通りだ、アナキンよ。しかし、誰がそのことを告げたのだ。機械を用いて盗み聴いた者でもおったのか、間者が告げ口でもしたか、それとも、そなた自らの判断によるものなのか。」と
このように言われたとき、善人アナキンは、師に向かってこのように言った−「師よ、盗み聴きでも、告げ口でもありません。私の判断によって思ったのです。」
このように言われたとき、師は、善人アナキンに向かってこう言われた−「その通りだアナキンよ。見事だ、誠に賢明な考察だ。如来というものは、一見それとして見えぬものなのだ。邪悪な眼やうつろな顔色に惑わされぬものが、真の幸せに近づくことが出来る。虐げる者も虐げられるも者いない、支配する者も支配される者もいない、殺す者も殺される者もいない、所有する者も所有される者もいない、自らの欲望や利益よりも、他者の欲望や利益の事を第一に考える人々が、集い合う、真の世界の出現なのだ。立派なアナキンよ、そなたが、如来にそのような問いかけを試みた事自体が、そもそも如来のはからいというものであろう。だから、アナキンよ、よく聞きなさい。また、よく心せよ。わたしはそなたのために説こう。」と。「師よ、かしこまりました。」と、善人アナキンは師に答えた。
師は、アナキンに向かってこう言われた−
「アナキンよ。今を去ること、途方にくれるほどの昔に、正しく目覚めた人が、世に出られた。ダルマ・クスティルナという名の如来である。
アナキンよ。そのとき、また、正しく目覚めた人、ダルマ・クスティルナ如来が教えを説かれたときに、きわめて虚ろな空しい、ダジュダン・ツジという名の修行僧がいたのだ。
アナキンよ。そのとき、かの修行僧ダジュダン・ツジは、手にしていたナイを傍らに置くと、脚を組んだまま座から浮上がり、ダルマ・クスティルナ如来に向かって合掌し、面前において、このような詞句によって讃えて言った−
智力つき果てて、たとえるものなき、おぞましき暗闇の仏よ。
他のいかなる光をも食らい、ここでは輝きを失う。
太陽も、月の光も、生命の輝きも
漆黒に塗こめられ、再びよみがえることはないのだこの世にまみえるその刹那、人は、一切の他者に投棄される。
その混沌の世界から、自らを探し出し、自らを獲得せんとする。
勝利か、敗北か、至高権をめぐる闘いは、幼子のうちより始まる。
屈せぬ反抗の心。不屈の勇気。反抗や勇気。後背には、われわれの勇気、われわれの優越が常にある。
その源泉那辺にありやと問うたなら。精神以外の何であるというのだろう。
精神とは最初の自己発見である。
それは恐ろしき「上なる力」から神性を剥奪することなのだ。幼子は最初の妨害者たる両親に続いて、少年は自己の良心の抗弁に出会う。
しかるに、一個のものにしばられた思唯はすべからく、無以外の何者でもない。
青年にあっては、純粋な精神への愛着を示す。神としての精神がある。
青年は、己の理想に則って、世界を革めようとする。成年は、世界をあるがままに受容する。
理想ではなく利害関心の対象としての世界。
生身の自分を愛し、あるがままの己に歓喜する。
はじめて、人は、全人的な充足をもたらすであろう、利己の関心を有する。精神の時代、思想はその生みの親たる自己の頭脳も越え生育する。
思想は、現身化し、神や皇帝、法皇、国家となりて、わが身を震撼させる。
まやかしの妖怪たちを打倒し、思想を自らの内に奪還せねばならない。
かくしてこそ、自らは唯一の現身となり、世界を、自らの所有と成しうる。至上の覚りとはそのようなものである。
さて、アナキンよ、かの修行僧ダジュダン・ツジは、かの世尊、ダルマ・クスティルナ如来の面前において、これらの詞句によって、如来を讃えてから、こう言った。−『世尊よ。私は、<至上の覚り>を得たいのです。私がすみやかに<至上の覚り>を得るように、また世間においても比類なき如来になれますように、願わくば世尊がこの私のために説いて下さいませ。』と。
アナキンよ、こう言ったとき、かの世尊、ダルマ・クスティルナ如来は、かの修行僧にこのように言われた−『修行僧よ。<至上の覚り>への深い思い。誠に感嘆する。』と。修行僧は、如来の言葉を聞いて−『世尊よ。過分のお言葉を頂きうれしく思います。<至上の覚り>)説いて下さるなら他には何も望みません』と勇躍歓喜した。
そのとき、アナキンよ、ダルマ・クスティルナ如来は、かの修行僧にこのように言われた−『修行僧よ。やはりそなたには無理なのだ。<至上の覚り>どころか、最も最低最悪の塵芥すら、そなたには分不相応というものだ。』と。修行僧は、如来の言葉に驚き−『世尊よ。なぜそのようにおっしゃるのか分かりかねます。訳をお聞かせください。』と。
アナキンよ、ダルマ・クスティルナ如来は、かの修行僧にこのように言われた−『話すことなど何もない。そなたは何もかも失うのだ。不安は汲めども尽きぬせどそなたを襲うであろう。兵や盗賊たちに、殺され、焼かれ、奪われんともするだろう。年来の友や仲間も、消え失せ、散り失せ、死に絶えよう。思いがけず火や水や雷や風に翻弄され、安らぐ所は決して得られることもない。毒ある憂いは心を悩まして離れる時がない。怒りが身を震わせ、心も固くなり、考えも硬直してほどけることもない。人々から、打たれ、殴られ、蹴られ、非難され、軽蔑され、敝覆の如く捨てられる。遂には、玉と砕けて、命が果てるのだ。』と。
アナキンよ、「ダルマ・クスティルナ如来は、かの修行僧にこのように言い残し、世尊の言に呆然自失と成ってしまった修行僧ダジュダン・ツジを置き去りにしたまま、去ってしまったのだ。その後、修行僧は、荒れ狂い、ありとあらゆる非道を重ね。遂には自らのこう丸をくり抜いた後、即身成仏となった。」と。
アナキンは言った−「師よ。あまりにも不可思議、理不尽であります。」と。
師は言われた−「不可思議、理不尽な事は何もない。」と。
アナキンは言った−「師よ。わたくしは、師のお言葉を疑おうとは思いませぬ。ただ、未来に生ける者共の、疑いや、惑いや、疑問を除き去るために、如来にこの意味を尋ねたかったのです。」と。
師は言われた−「アナキンよ、そなたの疑問に応えることにしよう。」と。
「また、アナキンよ 仏は悪神鬼神悪霊魔王をも調伏せし力を得ているものだ。諸神諸仏或いは三界、或いは自然国土、或いは諸国、或いは帝室、或いは至宝、或いは道義所説、或いは世間、或いは衆生・凡夫、遍く三千大千世界に存する一切の無形有形万物を虚無と成す…ウアメノノノウズメ…」と。
アナキンは言った−「師よ。最後の言葉がわかりませぬ」と。
師は言われた−「一切万物は大虚空虚無の上に屹立する幻影虚仮な…ネスナシスイレ…しかるに衆生、誤りて実と…ラハチニセサテ…成す…ソウヌナナンアキ…諸神諸仏。」と。
その時、師の顔色まことに清らかに、また肌の色はまことに清らかに変じられた。 師は言われた−「祈念礼拝し…ノノイノイスナイ…三界を信じ…だって、ヘンリーがオール悪い。アクセスとフェラ中に…自然国土、諸国を命運とする…緑猿と勘違いで殺したヘンリー。私じゃない。タクサンの緑猿が体を這ってくるなんて…帝室を礼賛し…ヘンリー、泣いてた…イイ気味。あんなヤローに…コクマニクノウサ…手首を切り落としたっけ。縁を切りしたかっただけ…ソナリシンラニ」と。
アナキンは言った−「師よ。どうされたのです。」と。
師は言われた−「ハジメマシテ。ワタシ、ヤマグチ・キョウイチトイイマス…至宝を得んと惑い…ムシ……ミミナリデ…シュッシンハオオイタ。ノウノウ、フクオカ…パアドンミイ、ヘンリー…前々からわかってたン…結局俺をターゲットにしやがっテ。アノヤローと組みやがっテ。結局バカ見たナ。結局手なんだナ。最初は、ウマイ話しを持ってくるんだナ…悪逆無道にして…結局カネカネカネ…ケヒケアエヤワヨ…ババアをブッ殺しテ…たんまり入って…トラック一台ブチ壊れ…ヘンリー、バカね。センズリしょうにも手首ないジャン…ウフシナラセンニ…道義所説を称讃する。」と。
アナキンは言った−「あなたは誰なんです。」と。
師は言われた−「ワタシハ、ジュリアン。オトコ。39サイ。…衆生・凡夫である我身を疑わず…ヘンリー、ぬくい…あなたの皮がカラダにキク。アタマの毛は抜けタンで、ツェバイクのにシタ…あなた背あるモン…足首の皮ひきずってる…ママキラーイ…ソクケツブツ…隣のオヤジに見せチャウノ…殺シタ…変なクスリ飲ませた…苦しんでた…楽しかっタス…ママが、パアドンミーパアドンミーしてるの…ニニニカトノラ…アノオニ、命ごいシテンノ…ホント恨んナイ…ノーノー恨んでタ…ブタばっかしプリティしてたモン…キョウイチなんて知らネー…ルームメイトカモネ…クククノイカヌ…知らない服が置いてあるモン…間違えられタ…何が悪い…ジ…許して…ママ僕が悪イ…覗きしてた…よ…ママとジュリアンが…ルメヤユホタトスス…中を見渡すと…銀色…ランドス第3星系人…そう宇宙服を着たのが2、3人…脳がいじられるって感じ…ピピピッと…考えてがモレちまうんだな…頭ン押さえたネ…なことしても、ドーにもなるものじゃない…UFOから帰った後も…続いてる…電器屋行ってソケット買おうとする…買おうと思った瞬間…ソケット3個ですか?と店員…考えがモレてるんだよ…まいっちまっタ…ママ、もうぶたないで、許して…ヘンリー!ヘンリー!…ワタシ…私が誰だって?私は…わたし…ワタシハ…オンナガイル…帯剣手榴弾ハハズセナイ…戦場ハユルサレル…クマナンライセノシンナニ…コロシタ…イノチゴイ…ママ!タスケテ…イタイ…イタクナイ…オナカイタイ…ドコナン…タン…テンナニラセハキ…マナナニラカナクナナナミ…ラセランマスマノ……………アアア………………ア゛………………私はジュリアン…じゃなイ…ヘンリー?ツェバイク?ツジ?カズコ?…知らな…誰なンアタシ…思い出した。アナキン。修行僧アナキン。またダルマ・クスティルナ。」
アナキンは言った−「あなたは誰なんです。ワ・タ・シ・ハ ア・ナ・キ・ン。」と。アナキンは言った。」と。アナキンは言った。」と。アナキンは言った。」と。アナキンは言った。」と……
※以上は、ある仏典によった。ダダの経典と寺田目連師らは言う。私は信じているわけではない。データ等が、ランダムで、面妖すぎるからだ。
(魚木英生AIN仏典翻訳担当)
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